私が一番伝えたい3つのこと。

2015.12.2
Share:

From:向後はるみ
都内の自宅より、、、

おはようございます。
向後はるみです。

今号が最終回ということで、最後は一番伝えたいことをお話しようと、
この1,2週間ずっと考えていました。

まだまだ、沢山お伝えしたいことがあり、一つに絞るのは難しい作業でした。
ですから、本当に大事なことを3つお話して終えることにいたします。

1つ目は、なんといっても「損切り」です。
わかっていても圧倒的に「できない」というご相談を頂くのが、この損切りです。

損切りによるダメージは、利益の3倍、心に負担が掛かります。
そして恐怖も伴います。これは私たちが意識的に逃げるのではなく、無意識下で起こることです。

人間は恐怖を感じることで身を守ってきたのですから、
どうしても人はそこから逃げたくなるのは当然のことです。

ですが、投資においては、損切りできないことこそ、命取りとなります。
損切りできずに、塩漬けポジションが溜まっていた時に暴落がきたらどうなりますか?

いつか戻ると、根拠もなく考えて保有したまま、その時を迎えてしまったら・・・

塩漬けになっているような状況の銘柄であれば、そこからさらに叩き売られ、
大きな損失を被り、退場になる可能性は高いでしょう。ですから、身を守る、
資産を守るためにも損切りは絶対に不可欠です。

2つ目は、資産管理。リスク管理です。
先述の通り、暴落が起こっても耐えうるようなリスク管理をしっかりしてください。

過熱感が台頭してきたり、VIX指数が急上昇している時には、
保有ポジションを減らし、キャッシュを多くする、またはオールキャッシュにするなど、
地合いに合わせてポジションを調整してください。

資産に対し、レバレッジを掛け過ぎてポジションを持ちすぎていると、
多少の価格の振れ幅でも敏感になり、冷静な判断を下しにくくなります。

信用取引を利用していても、基本はレバ1倍程度、
自信がある時でも2倍程度。無理せず、焦らず、この程度で十分です。

3つ目は、投資用の自分を作るという事です。
これは、「投資脳を持つ」ということと同じと考えて頂いて結構です。
これまで私たちが過ごしてきた日常と、相場では全く違う考え方が必要となります。

人が良いほど相場で苦しんでしまう姿を沢山見てきましたし、
先日のセミナー後にもそのような相談を受けました。

自分がアドバイスすることによって、「本当に気持ちが楽になりました。」と
目を潤ませている姿をみて、私まで涙が出そうになってしまいました。

日常では、人を信じることや、一貫性を持つことが美しい。私もそう思います。
しかし、ことマーケットにおいては、それは命取りになります。

何度も言いますが、出口を決めてからエントリーするには、
必ず自分で決めなければいけないですし、誰も助けてはくれません。

そして、様々な市場参加者がおり、沢山の情報やノイズで溢れています。
信じるなら信じるで、何をもって信じるに値するのか、厳しい目でチェックしてください。

自分にとって心地良いから、都合が良い情報だから
というのは信じる判断基準には値しません。

日常では、言っていることがコロコロ変わる人を見れば信用できないと私も感じます。
しかし、1分一秒変わるマーケット相手では、話は別です。

自分なりに、メインシナリオやセカンドシナリオなど、
ある程度の芯を持ったうえでも、柔軟に対応する、つまり戦略を変えていくことが重要です。

トレードにおいては、自分の感情は必要ありません。

皆様にも、仕事や家庭などでそれぞれ違う顔があるように、
相場に臨むときには、「相場用の自分」でトレードに臨んでください。
そして、相場から離れた時には、いつも通りの優しい顔に戻ってください。

休日は自分が気持ち良いと思うことをして、しっかりリフレッシュしてくださいね。
精神的負担と、リターンのバランスについても考えてみてくださいね。

これまで、私の記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
皆様が幸せな投資人として、皆さまそれぞれの夢を叶えられることを心からお祈りしております。

向後はるみ

関連記事

Pick Up!

One thought on “私が一番伝えたい3つのこと。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です