年末の相場の動きは『アレ』から見えてくる

2015.12.29
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From:中野英

都内の自宅より、、、

2015年も、最後の週に入りました。

社会人となって以降、運用の世界に
従事してきた自分にとって・・・

※ 人の前に立つということ

・・・それは、新鮮であり、
やはり『違う』と感じた部分でもあり。

やはり、個人投資家の皆さんと交わった上で、
最も違和感を感じたことは・・・

※ 自分たちは、相場の『中』に答えを求める

※ 一般の個人投資家の方々は、
相場の『外』に答えを求める

・・・《必勝法》を求めると
言い換えてもいいかもしれません。

よく考えてみてください。

そんな物があるのなら、世界中で
『しのぎを削っている』投資家達は《無能》ですか?

皆さんは、その世界の投資家達より
『有能である』と断言できますか?

必勝法が欲しければ、
『世界中の誰よりも・圧倒的に』能力のある人物を見付け、

教えて貰い自分自身に落とし込むことです。

皆さんの今後の投資人生がより
良いものになることを、願っています。

今日は、《薄商い》の時の動きから、
相場の動きを考えてみたいと思います。

ちなみに、下のチャートは、《先週木曜日》から
《昨日月曜日》までの3日間の、日経JASDAQ平均の5分足チャートです。

【12月24~28日 日経JASDAQ平均 5分足チャート】

昨日を境に、全く別世界の動きに
なったように見えますが、この3日間とも・・・

※ 薄商い

・・・この点については、ほぼ同じです。

それにも関わらず、
どうしてこのような動きの違いが生まれるのか。

今さらの話でもあると思いますが、
この3日間の動きを、分かりやすく書いてみると・・・

※ 12月24日・25日  売り《小》  VS  買い《極小》

※ 12月28日     売り《極小》 VS 買い《小》

・・・こんなところだと思います。

下げた日は、売り叩く向きが多かったわけではないが・・・

※ 『買い上がるような買い』どころか、
『買い支える』ような買いすらない

上がった日は逆で、買い上がる向きが
多かったわけではないが・・・

※ 『売り叩くような売り』どころか、
『上値を抑える』ような売りすらない

まさに、このような環境だったかと思われます。

となると、現状・この先を考えるにあたり、
様々なことが考えられます。

まずは、現状・・・

※ 決して《強い》わけではない

・・・あくまで《売りがない》から上昇しただけであり、
押し上げるパワーが強かったわけではありません。

そこから、この先のいくつかのシナリオが・・・

※ このまま、フワフワとした上昇が続く

※ 新規の買い手が現れ、本格的な上昇へとなっていく

※ 《戻り売り》が出てきて、上昇が止まる

※ 《売り叩く》ような売りが出てきて、再び下げる

・・・このような感じで、《薄商い》という
『要素が少ない』状態に少しずつ『参加者を加えていくと』、
株価の動きがより鮮明に見えてくるはずです。

あとは、その時の《相場環境》や、
その銘柄の《需給》から・・・

※ ここら辺りでは買いが?

※ ここら辺りでは売りが?

・・・という、もう少し詳しい
シナリオを描いていくことになります。

何かを作る時、《骨組み》から
だんだんと外側を固めていくように、株式市場も・・・

※ 薄商いという《骨組み》から、
その後の動きを描いてみる

・・・このほかにも、様々な基点から、
ストーリー作りを試してみてください(#^.^#)

それでは、良いお年をお迎えくださいませ(^◇^)

中野英

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