アベノミクスでトレードデビューした方へ

2016.04.28
fujii-profile

From:藤井百七郎
自宅のトレードルームより、、、

先日、長年FXのディーラーを
されている方とお話する機会がありました。

その方は、年齢は私よりちょっと上で、
もうこの道30年近い超ベテランです。

以前のドル円が120円を頭に急騰したときも
しっかりと予測していたそうです。
(わかってたなら教えてよ~!と思いましたが…)

多くのアナリストが予測を平気で
はずすのに大したものですね。
 
そんな彼から、面白い話を聞きました。
 
彼がFXのディーラーになったばかり当時、
先輩ディーラーに今後は円高と円安のどっちかたずねると、
ほぼ全員が、う~~んと迷って円高と答えられたそうです。

どうしてかというと、
ドル円は1985年のプラザ合意以来
1ドル260円からほぼ一本調子で
円高が続いたからです。

今のドルは約108円くらい。

260円なんてものすごい円安ですが、
その昔は360円の固定相場だったと
いうのですから、今考えるとすごいですよね。

つまり、FXディーラーの彼の先輩たちは
そろって、円高一本やりの時代で生きてきたため、

どっちかと迷うと、円高にポジションをとる「癖」があるそうです。
 
 
しかし、今でもそちらにポジションをとる
ディーラーは、どんどん負けていくそうです。
 
なぜなら、一本調子な円高トレンドは終わったからです。
 
真剣に相場と向き合ってる彼らなら、
これまでの相場が変わったことくらいは
分かっているはず。。。

なのに、なぜ、自然と円高にポジションを
とってしまうかというと…
 
 
ズバリ、イメージのせいです。
 
 
「迷ったら円高」でこれまでうまくいった、
そのイメージから脱せられないのです。

これ、我々株トレーダーにもあてはまる
ちょっと面白い話だと思います。

人はイメージの影響を受ける生き物なので、
前にうまくいった銘柄は、「またうまくいくんじゃないか」
と思って仕込んでしまいます。

しかし、それで何度かはうまくいくものの、
相場の地合いが変わっていることに気づかないと、
飼い犬に手を噛まれるようなことになってしまいます。
 
 
さて、アベノミクス相場が始まって3年半。
 
日経平均株価は8000円から大きく上昇してきました。
 
それも、ほぼ一本調子で上昇してきました。

このタイミングで株を始めた人は、
株を買っていればうまくいく「イメージ」を
持たされてしまったのではないでしょうか?

これは、非常に危険な状態です。

なぜなら、頭の片隅にも
「下がる」というイメージがないためです。

いろんな法則から見ると、日経平均株価は
下降トレンドに突入しているのは明らか。

日経平均が上昇しても、
それは上昇ではなく「戻り」です。

日経平均が、たまに上がることはあっても
全体的に下がっていく、下降トレンドに
なっているとしたら…

アベノミクスでデビューしたトレーダーは
非常に危険な状態にあるといえます。

株は本来、買う時より売るときのほうが
100倍難しいです。

そこに輪をかけるように、
今、相場のトレンドが転換してきています。

これから先の2~3年は、
ぬくぬくと持つのではなく
いつ下がってもいいように、
予防線をはっていきましょう。

藤井百七郎


コメント

アベノミクスでトレードデビューした方へ」への2件のフィードバック

    1. 藤井百七郎

      谷山さん

      藤井です。

      買いは誰でもすぐにできますが、売りはちょい難しいですね。
      でもシンプルに考えましょう。
      ロスカットはパソコンに任せればOK。
      利益確定は経験則で。
      空売りは覚えればできます。
      がんばってください。

      返信

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