人工知能に勝てるのか?

2017.5.31
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

おはようございます。

奥村です。

今日は、人工知能に関しての話題に触れます。

つい最近、グーグルの開発した
アルファ碁(AlphaGo)が、
世界トップ棋士に3戦全勝と
完全勝利したニュースが伝えられました。

現時点における人工知能の
最高の成果といえるでしょう。

なんとなく、人工知能と聞くと、
こうしたニュースは頻繁に伝えられて神格化され、
あるいは、鉄腕アトムとか2001年宇宙の旅とか、

あるいはスタートレックや
スターウォーズなどに出てくるような、
とてつもない能力をもった
権化のような印象もありますが、
現段階ではそうでもありません。

あくまで、観察し、考察し、次の手を考える、
という処理を遂行する機械です。

(僕自身も人工知能の研究者であったし、
今でも1980年代の日本の国策プロジェクト
第五世代コンピュータの
先生たちと交流があり、詳しいんです)。

考察する、という点では、
人工知能は大変に優れています。

パターン認識、機械学習といった
分野では既に完成の領域に達しており、
能力に置いては人間を寄せ付けません。

コンピュータ技術の進化により、
CPUやメモリが飛躍的に
大きな処理をできるようになり、

この卓越した能力によって、
人工知能は碁だけではなく、
将棋やチェスにおいても、
プロを凌駕するレベルになったのです。

僕が小学生だった頃、
地元札幌で冬季オリンピックがありました。

当時最高のコンピュータをIBMが提供し、
全選手の成績管理を行って
ニュースになった事を思い出しました。

当時のこのコンピュータの価格は
当時の安い物価の中でも何十億円だったと思います。

インテルの創業者が論文で発表した
有名なムーアの法則というのがあり、
集積回路は1.5年で密度が
倍になるということを当てはめると、

40年後の今は当時の1億倍の能力がある事になり、
つまりは、今やスマホ1台の方が
40年前の最高のコンピュータより
処理能力は高いはずです。

話を戻しましょう。

考察はコンピュータ処理なので
凄いことがわかりました。

しかし、観察する力において人工知能は苦手です。

なぜプロに完勝するのか、というと、
観察するルールが何百年も変わっていないので、
次のステップ(=考察する)に容易に進めるからです。

これを相場に戻しましょう。

いま、IBMやグーグルをはじめ、
世界中の証券会社が人工知能を使って
相場の予想を始めています。

既にそれをアピールした投資信託もたくさんあります。

あ、そろそろ、僕の時間がなくなってきました。

せっかく良いところですが、次回に続きます。

お楽しみに。

奥村尚


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One thought on “人工知能に勝てるのか?

  1. 人工知能を使った投資の話は大変興味があるので、引き続きお願いします。

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