学校で金融教育を受けた人の割合=6.6%

2017.12.13
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

おはようございます。

大学入試センター試験というものがありますね。

国公立大学受験を効率化するために
共通一次試験という制度が作られ、
初めてマークシートが取り入れられ、
それが、センター試験という名前に変わって
私学も参入しました。

今回も、共通テストという名前にまた変えて、
改革したぞ、というニュースが伝わってきました。
記述式も入るようです。

僕は、
「お、人工知能で記述式を採点するのかな、やるじゃないか。」
と思ったのですが、
人間が人手をかけて採点するそうです。

評価できるのは英語で、
TOEICのスコアや、日本独自の英検のような、
民間の資格試験を活用し、
そのスコアを変換して使うことができます。

こうした入試の変化は、
日本の大学レベルが、
世界から置いて行かれつつあること
とも関係があるでしょう。

THEランキングとして知られる、
英国のTimes Higher Educationでは、
世界の1102大学がランキングされています。

2018年版では、
日本最高位の東大が46位、
京大が74位でした。

なんだか、
サッカーでFIFAの
国別ランキングを見ているようで、
寂しさも感じます。
(2017年11月時点で日本は55位)

人材を育成する仕組みを作るのは
大切な国家事業ですから、
時代に合わせて受験の仕組みを変えるのは、
良いことだと思います。

どんどん国際標準にあわせていかないと、
取り残されるんですね。

文部科学省の白書によると、
日本の教育支出は、
OECDの中ではGDP比で平均を下回っており、
国際標準で言えば、

日本の投資教育は圧倒的に遅れています。

特に生きる上で必要な
金融リテラシーの低さは致命的です。

金融広報中央委員会の調査によると、
学校で金融教育を受けた人の割合は、
6.6%です。

また、45.4%の人は金融や経済の情報を
月に1回も得ていません。

要するに、
経済やお金に関する情報に
興味がない人の比率が
半分近くいるわけです。

僕自身も、
セミナーや塾、
あるいは大学でのゼミなどを通して
投資教育に携わっていますが、
微力すぎてどうしようもないのが実情です。

見方を変えるならば、
半分強の方々は週に1回以上情報を仕入れ、
おそらく自分で処理出来ているので、
こうした層を強化してゆくことが、
金融リテラシーを上げてゆくことになるのでしょうね。

年末なので、
一年の反省をしながら
来年の活動を考えているところで、

有形無形問わず、
世の中への貢献度合いを増やしたく、

入試改革からも来年へのヒントを得られそうだな、
と思った次第です。

では、また次回。

奥村尚

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