カテゴリー別アーカイブ: パリティ

【FX基礎講座vol.4】もしも短期投資家がいなかったら…

2017.03.20
prof_pari

From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、

JIS読者の皆様

こんにちは。パリティです。

前回、取引所の役割と意義について
記載してきました。

しかし取引所においても、大きな欠点があります。

それは一定の売買量がない場合、
適切な値がつかない事です。

例えば大口の投資家が現在の株価は割安だと判断し、
10万株買おうとするケースで考えてみましょう。

この場合、10万株かうためには市場で誰かが
10万株を売ってくれる必要があります。

仮に投資家が成り行き注文を出した場合、
現在値である100円では
3万株しか調達できない場合、

101円に買値を引き上げて、
足りない株数を調達しようとします。

この時、短期売買を行うトレーダーが活発に
売買をしている場合、100円や101円で
売り手が十分にいるため、

結果的に必要なポジションを調達するために
株価をほとんど動かさずに済みます。

これは必要なポジションを安く調達できる
ことになるため、投資家にとって有利
条件で買うことができたということになります。

しかしいつでも売買に応じる短期トレーダーが
いない場合、100円では必要な株式が集まらず、

買値が102円、103円と上がっていき、
結果的に価格を急上昇させてしまうことになります。

株価が安定しなければ投資企業の資金調達力も
安定しません。

また特定の誰かの意図した通り
に株価が動いてしまうため、

先に書いたような市場のメカニズムが機能せず、
公平公正な価格形成が成されません。

また、このような売買頻度が低い市場は、
大口の投資家にとってもリスクが高いため、
そもそも投資対象から外されてしまいます。

それはその取引所に上場している企業に
投資家の資金が供給されないことを意味します。

たまに短期売買を行うデイトレーダーによって
価格が乱高下させられると言う方もいますが、
これは間違いです。

短期投資家は買った量だけ、
すぐに売却(決済)するため
全体の方向性には影響しません。

このように、短期投資家が日々活発に
売買することで、実需や投資の
大きな注文に対して柔軟に吸収し、

一方で誰かの恣意的な仕掛けにも
影響されにくくさせることで、

初めて企業に効率的に資金提供する
ことができるわけです。

まさに小さなハチが花粉を運び、
植物を成長させ、森を作り、

生態系を支えているように
金融市場の中においても、

短期投資家というミクロな存在は
大変に重要な位置付けになっていると言えます。

と、今回は株式を例に使って説明して
しまいましたが、次回はFXの場合、

売買を行う裏側で何が起こっているか、
説明していきます。

パリティ

PS.
3月25日に東京で、
チームパリティの講師が
セミナーを開催します。

ブログでは伝えづらいこと、
ノウハウ的なことは
対面でお伝えしますので、

興味のある方は是非ご確認ください。
→ http://j-i-s.info/j-i-s/seminar_170325/
※残席あとわずかです!


【FX基礎講座vol.3】短期投資はマネーゲーム?社会的意義とは

2017.03.13
prof_pari

From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、

JIS読者の皆様

こんにちは。パリティです。

前回とその前はFXの基本的知識について
記載してきましたが、その続きで
今回は短期売買における社会的意義
について記載していこうと思います。

多くのTV番組では、
株やFXの短期売買を行うデイトレーダーに対して、
単なるマネーゲームに過ぎず、
社会的に何の付加価値も生み出していないと
揶揄されることが多いように思います。

しかし素人から見れば無意味なもので
あっても、しっかりと経済の潤滑油の機能を
果たしている側面があります。

その仕組みを理解するためにわかりやすい
株式を例に取って説明していきます。

我々が株を取引きする場合、多くのケースが
主要な市場に上場している株式を売ったり
買ったりすることがほとんどかと思います。

株を売買するプレイヤーは長期的な企業の
成長にかけている長期投資家

中期的な企業の業績を予測し、
売買を行う中期投資家

そして数時間から数週間程度の売買で、
主に需給に基づく短期的な値動きを追っていく
短期投資家に分類することができます。

市場に参加しているプレイヤーはプロアマ問わず、
常に対象とする銘柄について、

公開されているあらゆる情報を織り込み、
割高な銘柄は売られ、割安な銘柄は買われ、
常に適正な水準で推移しています。

例えば最近は東芝の粉飾問題がありましたが、
あのような新たな情報が市場にもたらせられると、

経営へのインパクトや企業の生み出す収益力を鑑みて、
すぐに新たな適正価格へと大きく価格移動を始めます。

そのような市場から厳しい目で
企業を監視されている
中で、

将来有望な企業に対して資金が集まり、
企業が事業を進めやすくさせる一方で、

社会や投資家を裏切る行為を行った企業からは
一斉に資金が引き上げられ、
ビジネスを継続することさえ困難な状況に陥ります。

これこそが取引所の本質であり、
各企業に適切な資金を分配する
重要な役割となっています。

そして企業の業績や姿勢を常に監視しながら
適切な経営を促すことこそが
投資家の大切な役割になります。

と、一回で書ききってしまおうと思ったのですが、
長くなってきたので、後半は次回にしたいと思います。

ではでは。

パリティ

<編集部のオススメ>
ヘッジファンドの仕掛けを見抜き、
その動きを利用して稼げるなら、
あなたが得られる利益は
大きく伸びるとは思いませんか?

実践的なその方法を知りたい方は
このセミナーへご参加ください↓↓

→ http://japan-i-school.jp/jim/nikkei225_170324/
※残席あとわずかです!


【FX基礎講座vol.2】FXの成立ちからプレーヤーの思惑を知る

2017.03.06
prof_pari

From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、

JIS読者の皆様

こんにちは。パリティです。

前回は外国為替取引について説明しましたが、
今回はその続きを記載していきます。

世界中で通貨の交換が行われており、
その交換比率は常に変化しています。

しかしそうなると企業にとっては、
外国で物を売買するとき、

製品価格は変動しなくても、
自国通貨建てでの価格が常に変動することになるため、
予算や売上の見込みが確定することができません。

(1台1万ドルの外車を購入する際、
為替レートが90円の時は90万円で購入できますが、
為替レートが110円の時は110万円もかかってしまいます。)

そこで登場するのが為替予約です。

アメリカで1台1万ドルの車を買い、
3か月後に納車され、納車のタイミングで
料金を支払うという例で説明しましょう。

車を買う当初、為替レートが90万円だった場合、
1万ドルの車を買うためには円建てで
90万円用意する必要があります。

Aさんの予算が100万円だとすると、
納車される3か月後の為替レートが
100円を超えてしまうと、

予算オーバーということになってしまい、
このままでは車が買えるかどうかわかりません。

そこでAさんは現時点で銀行に行って
1万ドルの為替予約を行います。

(1万ドル分、現在の為替レートである90円で
3か月後に交換する予約をします。)

こうすることで、
3か月後(支払いが発生するタイミング)で
現在の為替レート(1ドル=90円)でドルに交換することができることが確定し、
つまりは車を90万円で買えることが確定しました。

このようにして、
不確実な未来の為替レートを確定させ、
商取引を円滑化させるために、
金融機関はこのようなサービスを提供しています。

主に日本の株式市場が開いている
時間帯は東京時間と呼ばれていますが、

この時間帯では多くの輸出入の
企業が為替予約を行い、為替レートを
変動させる一因になっています。

一方でこの為替予約の仕組みをうまく使えば、
為替レートの方向が予測できる場合、
利益を挙げることができます。

先のAさんの例で、仮に車を買わなかったと
すると、3か月後に90万円を支払って

1万ドルが手には入るので、すぐにそれを
現在の為替レートである1ドル100円で
円に戻すと100万円になります。

つまり為替差益で10万円の利益が出たことになります。

これを個人向けに、
最初から為替差損益だけを口座から
足し引きするような仕組みにして、

実際の外貨の交換は行われないかたちで作成された
金融商品が外国為替証拠金取引(FX)になります。

つまり、元々外国為替市場における
リスクヘッジのための仕組みから、

投機的な要素を抜き出して商品化した
ものがFXということになります。

このような背景を知っていることは、
一見FX取引を行う上では関係ないように
思われるかもしれません。

しかし市場に参加するプレイヤーや
思惑を知っておくことで、

その習性を利用して手法を作り上げることが
できることもある
ため

このような基本的な
知識は抑えておくようにしましょう。

パリティ


【FX基礎講座vol.1】「そもそもFXって何?」という方へ

2017.02.27
prof_pari

From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、

JIS読者の皆様

こんにちは。パリティです。

最近色々な方とお話をする中で、
「株はなんとなくわかるけど、FXが何なのかピンと来ない」
というお話を聞くことが大変に多い様に思います。

そこでこれから何回かに分けて

「そもそもFXとは何?」

というテーマで記載していこうと思います。

現在、世界では190カ国を超える国が存在していますが、
大まかに分けて円や米ドルなどのように
自国の通貨を発行している国か

ユーロのように他国と共同で同一通貨を利用している国の
2タイプに分けることが出来ます。

そして、各国や地域ではそれぞれ独自の通貨を
利用していることになりますが、

その中には円、ドル、ユーロ等の
いわゆるメジャー通貨と呼ばれるものと、

南アフリカランド、ペソ、トルコリラ等の
マイナー通貨に大別することができます。

メジャー通貨とマイナー通貨の境目における
明確な定義があるわけではありませんが、

意味合いとしては
「市場で活発に取引される通貨をメジャー通貨、
 あまり売買されない通貨をマイナー通貨」と分類されます。

世界では貿易や金融取引を通じて
常に通貨同士の交換が行われており、
この交換を外国為替取引と呼びます。

日本人の方が海外旅行に出かける際にも、
銀行の窓口で現地通貨と円を両替するかと思いますが、
このような外貨両替も外国為替取引の1種になります。

変動為替相場制を導入している通貨は、
市場の需給に応じてその価値が常に変動しています。

基本原則は
通貨を発行する国や地域の経済が活性化する程に買われ、
逆に落ち込むと売られることになります。

国の経済が破綻するときにハイパーインフレが起こる理由は、
その国の通貨が暴落し、外貨に対する価値が暴落した結果、
外貨建てで仕入れている輸入品の価格が自国通貨建で暴騰し、

それを材料にして作られる国内製品の価格も
暴騰させるというメカニズムで発生します。

一方で中国のように固定為替相場制を採用している国の場合、
為替レートが市場の取引によっては変動せず、
自国によって有利なレートで取引することが可能になります。

とここまで外国為替取引と
その背景について合わせて説明してきましたが、
次回は外国為替証拠金取引について説明していきます。

パリティ


高難度の「ボラティリティ」を狙うためにできること

2017.02.22
prof_pari

From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、

JIS読者の皆様

こんにちは。パリティです。

今回は市場のボラティリティ
について記載していきます。

多くの素人投資家の方は
買いと売りの方向性で迷うことが
多いように思いますが、

ある程度自分の取引スタイルが
確立されてくると
そこで迷うことはなくなってきます。

一方でどれだけトレードスキルがあっても、
判断が難しいポイントが

「将来のボラティリティの予測」になると思います。

例え上げと下げの判断が合って
いたとしても、エントリー後に
ボラティリティが出ない場合、

いったん順方向に価格が伸びたとしても、
すぐに折り返してきて損切りで終わって
しまうことが数多く見受けられます。

僕もこれまであらゆる方法で分析
をしてきましたが、未だに将来の
ボラティリティの増加を正確にとらえる
方法は発見できていません。

そして試行錯誤しながらたどり
着いた答えは

ボラティリティの増加を予測することは
極めて困難であるものの、

一度ボラティリティが出始めた後は
しばらく高いボラティリティが
継続する傾向があることが明らかなため、
そこを狙う方が簡単であるということでした。

ボラティティが大きくなる初段の
値動きは思い切って捨て去り、

2段目以降の押し目でしっかりと
エントリーしていくことで、

ボラティリティの継続に対してBetしていく
作戦の方がより効率的に利益を出しやすい
ように思います。

売り買いの方向感は間違えないものの、
ボラティリティの問題で

損切りが続く方はぜひ一度、
初動は捨ててボラティリティが
出た後に仕掛けてみる
ように
変更してみてはいかがでしょうか。

パリティ

<本日のおすすめ>
時間がないトレーダー必見!

あなたの「マインドセット」を変えれば、
1日たったの20分のトレードで
利益を出すことも可能です。

詳しくはこちら↓
http://j-i-s.info/j-i-s/170314_seminar/


短期トレードの限界

2017.02.13
prof_pari

From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、

JIS読者の皆様

こんにちは。パリティです。

今回はスキャルピングの壁について書いていこうと思います。

FXで買値と売値の差をスプレッドと呼び、
証券会社に支払う売買手数料になりますが、

多くの会社でドル円で
1pips(1万通貨の場合は100円)前後が
設定されています。

このスプレッドの収支への影響
軽く見られる方がたまにいらっしゃいますが、

特に短期売買(スキャルピング)を
繰り返すようなトレードをする場合は、

一度に獲得する値幅が少ないため、
「手数料負け」するリスクが高くなるように思います。

私も過去にスキャルピングで
トレードしていたことがありますが、
その時に計算したところ、

挙げた利益の40%ものスプレッド
支払っていたことが判明しました。

なので、スキャルピングで売買する方は、
少しでもスプレッドが少ない業者を選択することが、

結果的に利益金額を
はるかに大きく残すことに繋がります。

と、ここまではどこにでも書いてある話ですが、
実際にやっていくと、

運用資金がある程度大きくなってきた段階で、
スプレッド以上に
1ショットのロット数の問題が出てきます。

多くの証券会社では、
1ショット100万~300万通貨までしか

注文できないようになっているので、
投資資金を全部投入しきれなくなってくるんですね。

なので、できるだけ
1ショットのロット数が大きい業者

探そうとするわけですが、
そうなると自然とスプレッドが
小さい会社は選択肢から外れてきてしまいます。

そうなると、結局スキャルピングで
トレードするにはかなり不利になってしまうため、

結果としてトレードの時間軸を長くして、
トレード回数を減らすことで
調整しようという考えに至ります。

僕の場合は、複数人のトレーダーと
グループを組んで一斉にトレードし、
無理矢理スキャルピングで
巨額の資金をトレードしていた事もありましたが、

多くの方にとっては
トレードの時間軸を長めにすることが
最もやりやすい方法ではないかと思います。

もし、読者の皆様の中で、
スキャルピングでトレードされている方がいらっしゃる場合は、
順当にトレードで勝てるようになった時に
これらの問題が将来発生する事を加味した上で、

早いうちから少し長め(15分足、1時間足)の時間軸でも
利益を出せるように練習しておくことをお勧めします。

ということで今回はスキャルピングの壁についてでした。

パリティ