From:秋田洋徳
自宅の書斎より、、、
皆さんこんにちは、
秋田洋徳です。
日本の多くのFX証券会社では
取引手数料無料を掲げていますが、
実際取引を行う際は
「スプレッド」という数値分、
損失が出た状態から取引が始まります。
今回はこのFXにおける
手数料ともいえる「スプレッド」について、
詳しく解説をしていきます。
まず、FXでは下記の図のように、
取引画面に売りの価格と
買いの価格が表示されており、
この2つの数値には
僅かに差があります。
そして、この
「売り値と買い値の差」
がスプレッドなのです。
(証券会社によっては、図のようにスプレッドの
数値が表示されている場合もあります。)
では、どのようにして
取引を行うのかという話ですが、
その前に、どうしてこのスプレッド分、
損失が発生するのかを
考えていきましょう。
FXでは、
買いで取引を始めた場合、
決済は売り、
売りで取引を始めた場合、
決済は買いになります。
この辺りの仕組みを詳しく
解説していると長くなってしまうので、
シンプルに、
買ったものは売って1回の取引終了、
売ったものは買って1回の取引終了、
だと考えてください。
そして、買いの取引を行う場合は、
先ほどの画像内の買いの価格を
基に取引が行われ、
売りの取引を行う場合は、
売りの価格を基に取引が行われます。
では、例えば、画像内の数値を基に、
「140.365」で買いの取引を始めたとします。
そうすると、買いの数値「140.365」で
取引を始めた瞬間、
損益計算は売りの数値「140.355」を
基に行われるため、
スプレッド分(今回の場合は1pips分)
負けた状態から取引がスタートするのです。
これがスプレッドの正体です。
その為、この数値が大きければ大きいほど、
不利な状態(損失が発生した状態)
から取引を始まることになるのです。
また、
「スプレッド分損失が
発生することは分かったが、
具体的に何円分の損なのか」
という質問も良く受けるので、
これについても説明しておきます。
上記の例で言うと、
スプレッドは1pips(=1銭)ですが、
これは、「1通貨」に対して
「1pips(=1銭)」の損失です。
ですので、
仮に10,000通貨の取引を行うのであれば、
10,000 × 1銭 = 100円
100,000通貨の取引を行うのであれば、
100,000 × 1銭 = 1,000円
となります。
その為、スプレッドによる損失は、
取引の大きさ(ロット数)に
比例して大きくなります。
スプレッドによる損は
上記の通り、取引を開始した瞬間に
発生するものです。
よって、長期投資をメインに考えていて、
取引の回数が少ない方であれば、
そこまで重視する必要はないかもしれません。
ただ、私のように小さく
利確・損切りを行い、
取引回数が多い短期投資を
メインに取引を考えている場合は、
スプレッドの数値は小さいに
越したことはありません。
証券会社によって、
スプレッドの数値は異なりますので、
自分が扱う通貨のスプレッドが
小さい証券会社を選ぶようにしましょう。
参考までに、スプレッドの小さい
「GMOクリック証券」を紹介しておきます。
もっともポピュラーな通貨ペアである
「ドル/円」のスプレッドが0.2銭と少ないので、
短期投資がメイン、かつドル円を
好む方には良い証券会社です。
本日はここまでです。
ありがとうございました。
秋田洋徳
P.S.
ラジオセミナーの第2回目を
ご案内させていただきます。
第2回目は「普通のビジネスとFXの違い」です。
普通のビジネスでは実現できない、
FXのみが持つ強みをお話しします。
↓
http://japan-i-school.jp/jim/akita-fx-radio2/
P.P.S.
スプレッドの仕組みについては、
実際に試してみることで
より理解できるようになるはずです。
こちらのセミナーで、FXの基本を、
デモトレードをしながら
直感的に説明させていただきます。
↓
【2月21日(金) 大阪 開催】
http://akita-fx.info/akita-fx/osaka_hl/
【2月23日(日) 福岡 開催】
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【3月6日(金) 東京 開催】
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【3月8日(日) 横浜 開催】
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【3月13日(金) 名古屋 開催】
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・秋田式FX手法開発者
・専門分野:FX
1969年生まれ。
初心者から証券会社社長まで多くの方々に支持されるFX業界の異端児。
9割が負け組と言われる、厳しいFXの世界で、2009年に、後発組かつ全くの未経験から、勝率の高いFXノウハウを開発し、勝率70%、月利20%という並外れたパフォーマンスを実現する。さらに秋田式のノウハウを学んだ教え子たちも同様に安定したパフォーマンスを出し、その再現性の高さを証明している。これまでのスクールでの指導者数は延べ700名を超える。