From:堀北晃生
丸ノ内のオフィスより、、、
こんにちは、堀北晃生です。
新聞やテレビのニュースを見ると、
どこの企業が赤字になったなどと
報道されることがあります。
ポジティブなニュースもありますが、
こういったネガティブなニュースのほうが
反応が多く、視聴率が上がるため、
大げさに報道してきます。
投資家としても、こういったニュースには
敏感に反応する人が多いはずです。
しかし、よく考えてみれば、
その企業が今期、赤字を出したかは
それほど大きな問題ではないのです。
例え、過去最高の赤字を計上したとしても、
それ自体が企業にとって問題ではないのです。
その理由ですが、
「会社はどうなったら倒産するか」
という視点で見れば明確です。
企業はキャッシュ、
つまり現金がなくなった時点で、
生き残ることができなくなります。
要するに倒産します。
逆にいうと、どれだけ赤字を出し続けても、
キャッシュ残高さえたくさんあれば、
それほど問題がないのです。
今期、大幅な赤字計上をしていても、
その前に現金を増やすような
資金調達をしていれば、
復活まで時間稼ぎができます。
例えば、
【1】
・赤字:▲1,000万円
・現金:500万円
【2】
・赤字:▲1,000万円
・現金:1億1,000万円
この2つの会社があったとします。
どちらも赤字を1,000万円ほど計上しました。
1の会社は現金が500万円しかありません。
復活できるか、かなり微妙ですね。
一方で2の会社は、
現金にかなりの余裕があります。
この現金の出どころが、
過去の利益剰余金か融資によるものか、
前受金なのか。
さまざまな方法がありますが、
すぐに倒産することはまずないでしょう。
現預金残高があれば、例えマイナス1,000万円の
過去最高の赤字を計上したとしても、
まったく問題がないのです。
経営を立て直して回復させるだけの、
時間的な余裕もあるといえるでしょう。
もしニュースなどで赤字などの報道があったら、
かならず現預金残高を見てください。
バランスシートの左上です。
これと赤字の割合によって、
その会社の危険度がわかります。
目先の赤字か黒字かだけで判断して、
売り買いをしていると、
大きな落とし穴にハマってしまう恐れがあります。
個人も会社も、
キャッシュに余裕があるかが
一番重要ですね。
これを機に、バランスシートの現預金残高を
すぐに確認する習慣をつけてみてください。
堀北晃生
追伸:
個人の場合も現預金残高や、
すぐにキャッシュ化できる有価証券の割合を
把握することは大切です。
マネーフォワードのようなクラウドツールを使うと、
ワンクリックで全資産を把握することができます。
こちらもぜひ活用してみてください。
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■堀北晃生(ほりきたあきお)プロフィール
大暴落相場で大損…と悔しい思いをしてきた投資家を、最短6ヶ月で「勝率8割・平均10%以上のスキルをマスター」させる投資コンサルタント堀北晃生です。「割安株を見つけるためにいろんな情報を集めたが、思ったように利益を出せなかった…」と悩んでいる投資家に、3年間毎月のように成功実績が上がっている実績を元に、「4つのチャートテンプレート」を見るだけで、面白いように利益を出せるようになる「魔法の投資戦略」をお伝えしています。「株式投資で利益を出したいが結果が出ない」や、「塩漬け株から脱却したい」などのお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ無料WEBセミナーに参加してください。
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・大衆心理の裏を突く「空売りの魔術師」
・次世代金融システムのファシリテーター
全国トップ5%に入る富裕層向けの資産運用アドバイザーとして外資系のプライベートバンクで2004年より活動を開始。
資産運用や投資顧問会社へのコンサルティング、個人投資家向けのクローズドな情報発信に携わる。
そこで培った知識と経験が評価され、現在は個人投資家からプロトレーダーまで、投資のアドバイスや情報発信を行っている。
プロトレーダーと個人投資家の情報格差を埋めるために、シークレット勉強会を少人数で展開しながら、大学との共同研究で急騰株の天井から空売りを仕掛ける独自の手法を開発。
民間企業の資産運用コンテストで500万円を15億円まで増やして優勝したことも。
こうした活動を通して、日々変化する投資の世界においてナンバーワンであることにこだわり、株式市場の最先端をリードする活動に情熱を注いでいる。