負けは確定していないけれど…

2019.8.7
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From：秋田洋徳
自宅の書斎より、、、

皆さんこんにちは、
秋田洋徳です。

FXではエントリー（取引を開始）した後は、
決済をするまでは損益が確定しません。

決済をせずにポジションを
持っている状態では、

含み益や含み損といった
暫定的な損益額が表示され、

決済をすることで初めて、
利益や損失が現実のものとなります。

その為、たまに聞くのが、
「損切りさえしなければ、絶対に負けない」
という理論です。

これは、含み損が発生しても、
決済さえしなければ
損が確定することが無いのだから、

決済をせずにずっとポジションを
持っている状態を維持し、

いつか価格が回復してくれば、
含み損は解消される、
という考え方です。

確かにこれは事実ではあります。

ただ、現実的ではありません。

最初に「FXは決済するまでは、
損益が確定しない」と言いましたが、

FXでは、含み損の大きさが証拠金の
一定の割合を超えてくると、

証券会社が強制的に決済を行う、
強制ロスカットというシステムがあります。

その為、含み損が解消されるまで、
いくらでも待ち続けることが
できる訳ではありません。

例えば、通貨の価値がほとんどなくなる
レベルまで来ても強制ロスカット
されないようにしたいのであれば、

これに耐えうるほどの
莫大な証拠金が必要になります。

また、FXは証拠金を担保に
取引をしている訳ですから、

ポジションを保持している間は、
その取引の担保となった証拠金は当然
他の取引に回すことは出来ません。

その為、含み損が解消されるまで、
長期間ポジションを保持し続けるということは、

その間、担保となっている資金が動かせず、
遊んでいる状態になってしまい、
非常に資金効率が悪くなります。

もし、スワップポイントなどを狙ったうえで、
敢えて損切りをせずに長期間ポジションを
保持しているのであれば、

それは戦略的な方法ですので、
ありかもしれません。

しかし、「損失を確定したくない」という
考えだけで損切りをしないのであれば、
それは危険な考え方だと思いますので、

損は早めに切って、
次の取引に進むことをお勧めします。

本日はここまでです。
ありがとうございました。

秋田洋徳

P.S.
長期的に利益を上げていくには、
時にはきっぱり損切りをすることが大切です。

いわゆるトレードルールを作って、
これを意識したほうが
良いということですね。

リスクを抑えつつ利益を伸ばすために
有効なルールを、以下のセミナーで
お伝えさせていただきます。
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