FXにおける諸刃の剣

2020.3.11
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From:秋田洋徳
自宅の書斎より、、、

皆さんこんにちは、
秋田洋徳です。

FXに取り組むに当たって、
必ず目にするのが「レバレッジ」です。

これはFXの一番の特徴
いっても過言ではなく、小さな資金で
大きな取引が可能になるため、

少額資金から取引を始めたい方にとって
強力な味方でもあるシステムです。

ですが、レバレッジについて
誤った解釈をしている方が
多く見受けられますので、

今回はこのレバレッジの
意味や考え方について、
詳しく解説をしていきたいと思います。

まず、レバレッジとは
自己資金を担保にその何倍もの
取引を行えるシステムです。

日本の証券会社では
レバレッジを25倍まで掛けられますので、

例えば、10万円分の資金で
最大250万円分の取引までを
行うことが可能です。

次に、レバレッジの倍率は
どのように決まるかですが、

これは、取引額と証拠金額の
比率によって決まります。

これだけだと分からないと思いますので、
具体的な数字を使って説明していきますね。

例えば、

今現在1ポンド=150円のレートだとして、
1ロット(=1万通貨)の取引を行うとします。

この場合、

1ポンド=150円1万ポンド分
取引を行うわけですから、

円換算すると、
150万円分の取引を
行うことになります。

この1ロットの取引を
10万円の資金で行う場合、

10万円で150万円分の取引を行うので、
レバレッジは15倍となりますし、

30万円の資金で行う場合は、
レバレッジは5倍

150万円の資金で行う場合は、
レバレッジは1倍になります。

要するに、取引に本来必要な額と、
自己資金との比率が
レバレッジの倍率になります。

ではここで一つ問題です。

上記の10万円の資金で
1ロットの取引をしている
レバレッジ15倍の人をAさん

30万円の資金で
1ロットの取引をしている
レバレッジ5倍の人をBさん

150万円の資金で
1ロットの取引をしている
レバレッジ1倍の人をCさんとします。

この時、3人とも同じように
1ロットで取引を行い、
10pipsの利益を得た場合、

Aさん・Bさん・Cさんの
具体的な利益額には、
どれほどの差が生まれるでしょうか。

少し考えてみてください。

 

 

さて、結論は出ましたでしょうか。

では答えを言いますが、

正解は「利益額は全員同じ」です。

驚かれた方もいるかもしれませんが、
嘘ではありません。

なぜなら、レバレッジの倍率は
損益額に関係がないからです。

ネットや本でのレバレッジの説明で
「レバレッジが〇〇倍で、利益も〇〇倍」のような、

レバレッジが高ければ高いほど、
損益額も大きくなると勘違いしそうな
文面をよく見ますので、

上記の問題で、利益額の差に

C < B < A

の関係性があると考えた方も
いるかもしれません。

ただ、以前ブログ記事でも書きましたが、
損益額はロット数pips数にのみ
依存しておりますので、

レバレッジが何倍であろうと、
同じロット数で同じpips数を取得したのであれば、
利益額に差は生まれません。

ちなみに1ロット(=1万通貨)の取引で、
10pipsの利益が取れると、

具体的な利益額は1,000円ですので、
Aさん・Bさん・Cさん全員が
1,000円の利益です。

FXではロット数とpips数が分かれば、
予め損益額の計算ができますので、

具体的な損益額を基にリスク管理を行えば、
レバレッジの高さは対して気にする必要は
ないと私は考えております。

実際、私の手法ではレバレッジが
大体13~17倍くらいですが、
特に倍率は気にしておらず、

「1日、証拠金に対して+2%~-3%の
損益に抑えてトレードを行う」

というように、損益額を基に
リスクの管理を行っております。

さて、ここまでで、レバレッジは
損益額に直接影響するものではないことを
お伝えしてきました。

では、レバレッジは
何のためにあるかというと、

取引を維持できる、
必要最低限の
金額を知るため
ものだと私は捉えています。

例えば、前述した通り、
1ポンド=150円のレートだとして、
1ロット(=1万通貨)の取引を行う場合、
150万円分の取引を行うことになります。

ただ、日本の証券会社では
レバレッジを25倍までかけられます。

言い換えると、本来必要な額の
1/25の金額があれば
取引できるということですので、

上記の1ロットの取引は、

150万 ÷ 25 = 6万

ということで、6万円あれば、
取引が可能です。

ただし、この6万という金額は、
1ロットの取引を維持するために
必要なギリギリの額です。

そのため、この額を下回ると、
1ロットの取引が開始できません。

また、もし取引を行っている際中に、
含み損が膨れ上がり、
この6万を下回った場合、

証券会社が強制的に取引を終了(損切り)させる
「強制ロスカット」が行われる場合があります。

(強制ロスカットの位置は証券会社に
よって異なる場合もありますので、
詳細を知りたい場合は取引を行う
証券会社のホームページを確認しましょう。)

このように、レバレッジとは、
必要最低限の証拠金額と、
強制ロスカットの位置を確認するために
使うこともできます。

さて、本日はレバレッジについて詳しく
解説をしましたが、

実際のところ、
私は普段ほとんどレバレッジを
意識せずにトレードを行なっています。

なぜなら私の手法では、
きちんと利確と損切りを入れて、
短期で取引を終了させるからです。

つまり、絶対に
強制ロスカットをされない取引を
心がけているのです。

レバレッジは便利なシステムでは
ありますが、強制ロスカットに
気をつけなければなりません。

ひょんなことで大損をしないよう、
適切な倍率で臨むようにしてください。

本日はここまでです。
ありがとうございました。

秋田洋徳

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