海外口座3つのデメリット

2022.8.24
Share:

From:秋田洋徳
自宅の書斎より、、、

皆さんこんにちは
秋田洋徳です。

前回は海外口座について、
メリットを何点かお伝えしました。

今回はその続きで、
海外口座のデメリットと、

私が海外口座を使わない理由
ついてご説明いたします。

前回の記事をまだ読んでいない場合は、
先にそちらを読んでから、

こちらをお読みいただくと
分かりやすいかと思います。

では、海外口座のデメリットについてですが、

ーーーーーーーーーーーーーーー
デメリット1 スプレッドの大きさ
ーーーーーーーーーーーーーーー

まずは、スプレッドの大きさが挙げられます。

スプレッドとは売値と買値の差のことで、
FXにおける取引手数料のような
役割を果たしています。

FXでは取引開始と同時に
スプレッド分損失が発生している
状態から取引がスタートするため、

スプレッドが大きければ大きい程
不利になるのですが、

海外の証券会社の場合、
日本の証券会社と比べると、
2~3倍はスプレッドが大きいです。

取引の回数が少ない
長期運用の方であれば、

スプレッドはあまり気にならない
かもしれませんが、

短期売買でトレード回数が
比較的多い場合、

取引ごとにスプレッド分の
損失が発生するため、

たとえ数pipsの差であっても
トータルで見ると馬鹿にできません。

ーーーーーーーーーーーーーーー
デメリット2 税率が異なる
ーーーーーーーーーーーーーーー

次に税率が異なるという点が挙げられます。

日本の証券会社では分離課税で
発生した利益に対して
一律で約20%の税金が発生します。

一方、海外の証券会社では
総合課税となっており、

発生した利益と会社の給与などが
合算された上で累進課税で税率が決められ、
最大で55%まで税率が上がる可能性があります。

そのため、儲かれば儲かるだけ
税率が上がっていくので
その分手元に残る額が減っていきます。

ーーーーーーーーーーーーーーー
デメリット3 資金の安全性
ーーーーーーーーーーーーーーー

最後に預け入れた資金の安全性
の問題が挙げられます。

日本の証券会社では
預け入れた取引資金が、

証券会社ではなく信託銀行に保管される、
信託保全が義務化されています。

そのため、万が一証券会社が
倒産したとしても、

資金の保管先は別なので、
きちんとお金が戻ってきます。

ただ、海外口座はそのような
システムが無いため、

証券会社が倒産したり、
逃げられてしまった場合、

預け入れた資金を取り戻すことは
かなり難しくなります。

以上が、私の考える
海外口座のデメリットです。

ここまで聞くと、デメリットもあるが、
同じくらいメリットもあるじゃないかと
感じられる方も多いと思います。

ただ、前回挙げたメリットに関しては、
よくよく考えるとそこまで大きな
利点ではないのです。

まず、レバレッジの規制が無い点ですが、
これはハイリスクハイリターンの
取引が可能であるというだけで、

本当に数百倍ものレバレッジを
掛けてトレードするかは別の話です。

前回の記事で、

レバレッジ1000倍掛けられれば、
1万円の証拠金で1000万円分の取引が
可能とは言いましたが、

実際にこの取引をしようとすると、
たった10pipsくらいの損失で
資金の半分がなくなります。

その前に強制ロスカットに
掛かる可能性もありますし、

スプレッドが大きければエントリーした瞬間に
強制ロスカット目前という状況もあり得ます。

真面目に資産運用を考えるのであれば、
日本のレバレッジの上限である25倍で十分です。

次にゼロカットシステムについてですが、
これは口座残高がマイナスになった場合に、
マイナス分を補填してくれるものです。

ただ、口座残高がマイナスになるなど、
余程ハイリスクなトレードをしているか、

損切りを入れずにトレードしている状況
でしか起こりませんし、

ゼロカットシステムの前に、
強制ロスカットシステムもあるため、

ゼロカットシステムを
頼みにしているのであれば、

その前に資金管理とリスク管理について
勉強した方が良いと思います。

最後に入金ボーナスについては、
特に問題は無く、良いサービスだと思います。

以上が私の考えです。

個人的にはデメリットが多い割りに、
メリットがイマイチなため、
私は海外口座は使用していません。

ギャンブル志向の方にとっては
海外口座は魅力的に見えるかもしれませんが、

コツコツと資産運用をされるのであれば、
安全性の比重が高い日本の証券会社を
利用することをお勧めします。

本日はここまでです。
ありがとうございました。

秋田洋徳

追伸:
私のオススメを口座を
いくつか紹介します。

■LINE FX
少額(1000通貨)から利用できるので、
『複利運用』で始めるのに適しています。

■DMM FX
デモトレードアプリと仕様が同じなので、
講義と同じ環境でトレードができます。
こちらは、『単利運用』に適しています。

■LIGHT FX
スワップがお得なので、
長期の運用をしたい方に
オススメの口座です。

■マネーパートナーズ
大口の取引に対応しているので、
資金に余裕のある人に適しています。

こちらから口座開設できます。

http://akita-fx.info/akita-fx/kouza/

関連記事

Pick Up!