「1ドル180円になる」という予想について

2022.11.2
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From：秋田洋徳
自宅の書斎より、、、

皆さんこんにちは
秋田洋徳です。

現在歴史的な円安で、1ドルが

160円まで行くとか、
180円まで行くとか、

いろんな方が今後の
予想をしていますね。

では私はどう考えているかというと、、、

そんな予想はできませんし、しません。

予想を立てたとして
その予想をどのように
トレードに活かすのでしょうか？

例えば、1ドルが180円になるまで
円安が進むと誰かが予想したとします。

その予想を聞いて、
「よし！今すぐドルを買おう！」と
大金を突っ込む方はあまりにも無謀です。

例えそれが有名なアナリストや
投資家の予想だったとしてもです。

何かしらの分析によって、
1ドル180円まで上がると
予想したとして、

それはどのくらいの時間を
掛けて到達するのでしょうか？

恐らく途中で日銀の
為替介入があると思いますので、
一時的に円高に振れると思いますが、

どのくらいの振れ幅までなら
耐えられるように資金管理をしますか？

ちなみに、9月末の為替介入時には、
一瞬で5円（500pips）円高に振れました。

180円に至ることなく、
下落傾向に進み始めた場合、
どこで利益を確定しますか？

エントリー直後から下落が始まった場合、
1ドル180円になるのを信じて
どこまで待つことが出来ますか？

これ以上は諦めるという損切りの
ポイントは決めてありますか？

最低限これくらいはしっかり
決めてあるのであればまだ良いですが、

ほとんどの方はそこまで決めずに、

他人任せの予想と勢いだけで
取引を始め失敗していく

と思います。

1ドル180円になるという予想を聞いて、
すぐにお金を突っ込む方は、

恐らく、一直線で180円まで
突き進むと考えているのでしょう。

ただ、相場はそんなに単純ではありません。

急激な円安には為替介入がありますし、
ウクライナの戦争の行方によっては
また大きく相場は変化するでしょう。

仮に1ドル180円に行くとして、
その過程で大きく上げ下げがあるはずです。

それを考えずに、
「ドルを買っておけば利益が出るらしい」
程度の考えで取引を始めると、

たまたま下落のタイミングで
エントリーをして一気に大損し、

「ドルが上がるなんて嘘だった」と
後悔することになるのです。

そもそも長期予想など、
超能力者でない限り正確に
当てることは不可能です。

また、いつ目標レートに
到達するのかある程度の
目星がついていないと、

その取引を維持するための
証拠金はずっと証券会社の
中で動かせない状態になります。

ずっと放置していても
問題ないような余剰資金だったり、

いつか利益が出れば良いといった
考えでのトレードなのであれば、
長期保有でもいいのかもしれませんが、

効率的に運用していきたいのであれば、
正確性の低い長期予想を当てにして
トレードをするのではなく、

テクニカル分析を使った短期売買で
小さく利益を積み上げていく方法を
私はお勧めします。

本日はここまでです。
ありがとうございました。

秋田洋徳

追伸：
当てずっぽうの未来予想は
もう辞めてください。

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