From:秋田洋徳
名古屋の自宅より、、、
皆さんこんにちは。
秋田洋徳です。
FXでは買い注文と売り注文の
2つの取引方法があります。
買い注文を行った場合は、
その後、買った通貨のレートが
上昇すれば利益、下降すれば損失が発生し、
売り注文を行った場合はその逆で、
売った通貨のレートが下降すれば利益、
上昇すれば損失が発生します。
買い注文の場合、
買って保有している通貨の価値が上がれば
それだけ利益になる、
という考えは自然なので、
違和感などはないかと思いますが、
売り注文の場合は、
なぜ持ってもいない通貨を売れるのか、
なぜ価格が下がったら利益が出るのか、
という部分で混乱してしまう方も
多いようですので、
今回は売りの考え方を書こうと思います。
まず、ドル/円の通貨ペアで売り注文をする場合、
ドルを売るところから取引が始まる訳ですが、
手元に最初からドルがある訳ではありません。
では、どこからドルが出てきたのかと言うと、
「証券会社からドルを借りている」と
考えるようにして下さい。
つまり、証券会社から借りたドルを売って
取引が開始するということになります。
次に、「証券会社から借りた」ということは、
当然借りたドルをどこかで買い戻し、
証券会社に返す必要が出てきます。
このとき、ドルを売ったときのレートよりも、
ドルを買い戻すときの
レートの方が低くなっていれば、
売ったときよりも安く
ドルを買い戻すことが出来るため、
その差額分が利益になります。
逆にドルを売ったときのレートよりも
ドルを買い戻すときのレートの方が
高くなっている場合、
ドルを買い戻すためには、
ドルを売ったときに得た円よりも
さらにお金が必要になるため、
その分は自分で負担しなければならず、
その分が損失ということになります。
具体例を挙げると、
例えば、1ドル=100円のレートのときに
証券会社から1ドルを借りて、
売り注文をしたとします。
その後、レートが下がり
1ドル=99円になった場合、
今1ドルを買い戻せば、
ドルを売ったときに得た
100円の内の99円を使えば、
ドルが買い戻せるため
買い戻すときに使わずに残った
1円が利益となります。
逆に、レートが上がり
1ドル=101円になった場合、
1ドル買い戻すのに、
ドルを売ったときに
得た100円では足りず、
1円分自腹を切って払って
買い戻すしかありません。
そのため、
レートの上がった分が損失となります。
少し難しい話だったかもしれませんが、
こちらが売りの注文の仕組みです。
もちろん、これは覚えておかなければ
ならないようなことではありません。
取引を行うには、
価格が下がるときに利益が出るのが
売り注文であるということさえ
わかっていれば十分です。
ただ、仕組みがわからないと
怖くて取引したくないと
考える方もいらっしゃると思いますので、
そのような場合は、
上記のような考え方を
していただければと思います。
本日はここまでです。
ありがとうございました。
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・秋田式FX手法開発者
・専門分野:FX
1969年生まれ。
初心者から証券会社社長まで多くの方々に支持されるFX業界の異端児。
9割が負け組と言われる、厳しいFXの世界で、2009年に、後発組かつ全くの未経験から、勝率の高いFXノウハウを開発し、勝率70%、月利20%という並外れたパフォーマンスを実現する。さらに秋田式のノウハウを学んだ教え子たちも同様に安定したパフォーマンスを出し、その再現性の高さを証明している。これまでのスクールでの指導者数は延べ700名を超える。