正しい金融の知識

2019.8.26
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From:堀北晃生
丸ノ内のオフィスより、、、

こんにちは、堀北晃生です。

以前、友人の母親が認知症となり、
それを狙った詐欺集団の話を
させていただきました。

私は怒りが込み上げ、冷静さを失うほど
取り乱した経験があります。

今回は、こういったことが金融の世界でも
同じようにあるという事実を
お伝えしたいと思います。

少し前の動画でもお伝えしましたが、
投資で利益を得られるチャンスは
誰でも平等にあります。

しかし、日本の金融業界において
「知らない」個人投資家が数多く存在し、
カモにされてしまっているのが現状です。

一方、機関投資家と呼ばれている
保険会社、証券会社、銀行などには
必ず自己売買部門が存在します。

主な運用方法は、顧客から預かったお金を
株式や債券、為替などに投資をしています。

ここでの収益が金融業界での
売上にもつながるため、
失敗は許されません。

さまざまな金融手法を用いて
利益を上げていくのですが、
その中の一つに空売りがあります。

どのようにしているのかというと、
個人投資家が信用で買っている
データを見て銘柄をピックアップします。

対象が決まると信用買いが集中し、加熱したところを狙い
空売りを仕掛けるのです。

すると、株価は一気に下がるため、
株を保有している個人投資家は焦って
売ってしまいます。

その後、売りの圧力が減少し、株価が底をついたところを
見計らい、買い戻して利益を上げる。

これがプロのトレーダーがやっていることです。

証券会社に口座を持っている個人の顧客も
平等に空売りをする権利はありますが、

多くの人は空売りのことをよく知らないため、
やろうとする人が少ないのが現状です。

そこで、証券の顧客窓口では可能な限り
買いだけを推奨します。

投資信託も、ほとんどが買いからのもの。

このようにして、個人投資家に買わせていくのです。

株は売り手と買い手がいてこそ、
初めて取引が成立します。

どんなにいい銘柄でも出来高がなかったら、
取引が成立しませんよね。

窓口で株を売買するような人は、
空売りのことは、ほとんど知りません。

多少知っていたとしても、それがリスクが高いこと、
大損をしてしまうなどと洗脳させられます。

危ない、怖い、破産する、など。

しかし実際は、
空売りも買いも期待値は一緒です。

株価は人間の呼吸と同じで、
上昇することもあれば下落することもあります。

上昇し続けることは現実にはないわけですし、
下落し続けることもありません。

上がっては下がり、下がっては上がる。

これを繰り返していくのです。

もし空売りをしないで、
買いだけでやるとしたらどうなるのでしょう?

そうです・・・、

ほぼ確実に損をし続け、決済を躊躇してしまうと
塩漬け株になってしまします。

食品の「株」を塩につければ、
味は染み込み美味しくなりますが、

金融の「株」はそうはなりません。

含み損はどんどん膨らみ、
証券口座にログインするたびに、
愕然とした気持ちになります。

しばらくすると、含み損がある事自体に
なれてしまい放置しがちに。

投資で資産を増やすはずが、
むしろ減らしてしまっている。

日本国民の投資家は平均525万円の損を
している
というのも、この原理原則から
見ればわかりますよね。

外資系の金融機関と日本の金融機関では、
ファイナンス理論に対する考え方が
まったく異なります。

知識に乏しい日本の金融機関に対して、
外資のファンドは不良債権を安値で
買いまくったのです。

バブル崩壊後、支払いができなくなった
不良債権をタダ同然で買い取り、
事業を再生して高く売り飛ばす。

たったこれだけです。

これも、金融の知識があるかないかの差。

正しい金融の知識を身に付けなければ、
外資の餌食になってしまいます。

一般投資家は、自分たちがカモにされている事自体、
知ることもありません。

私はそういった金融の裏事情も知っているため、
卑劣な取引で稼いでいる人を許せないと思っています。

辛い思いをした方を一人でも救いたいと考え、
個人投資家にも平等な情報を提供しようと
決意しました。

2005年から株式投資のメディアを通じて
情報発信しているのはそのためです。

なるべく難しい金融用語は使わず、
可能な限りではありますが、有益な情報を
発信していきたいと考えております。

もし、わかりにくいなどがありましたら
遠慮なくおっしゃってください。

丁寧にお答えします。

貴重な時間を使ってメールを読んでくださり、
ありがとうございました。

堀北晃生

追伸1:
閑散に売り無しという格言がありますが、
果たして本当にそうでしょうか?

相場のことは相場に聞けと言われているように
毎日変化する市況へのアンテナを張っていないと
痛い目に合ってしまいます。

追伸2:
トレードは売り買いするもの。
買いだけでは安定した収支を生み出せません。

売りからも利益を上げる方法を
シンプルな内容で書籍にまとめましたので、
是非ご覧ください。

http://japan-i-school.jp/jim/hkt_bookn/

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One thought on “正しい金融の知識

  1. 金融の裏事情についてもっと聞きたいです。
    投資の手法に関しては書物からインターネット等でいくらでも知ることができます。
    それよりもあまり世間一般には出てこないような話に興味があります。

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