From:堀北晃生
丸ノ内のオフィスより、、、
こんにちは、堀北晃生です。
IPO(新規公開株)を売買して
利益を出せるのか?
上場していない株が、初めて株式市場に
売り出す時が、新規上場日です。
これは、
東京IPOというサイトを見ると
詳しく掲載されています。
IPOとは、
Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)
という意味で、未上場企業が新規で証券取引所に
上昇させることです。
通常、「IPO(アイ・ピー・オー)」といいます。
では、このIPO株を使って稼げるのか?
ということについて詳しくお伝えします。
未上場の企業が初めて株を売り出す時に、
株価がいくらかは誰もわかりませんよね。
そこで、株価2,500円くらいで売りたいと思っても、
最初に買いが入らないと資金調達できないので、
株価1,500円くらいに設定します。
新規上場したその日に、
「1,500円だと割安だ」
と思っている投資家の買いが殺到するため、
株価が上昇しやすいというものです。
IPOバブルと言われた、2003年から2006年は
面白いように大爆謄しました。
株価が2倍、3倍になるのは当たり前。
ちなみに、ガンホー・オンラインの株は
公募価格 120万円
この価格に安すぎるとして買いが殺到し、
なんと初値は420万円になりました。
3.5倍です。
それだけではありません。
ガンホーの株はこの420万円から更に上昇し、
3,670万円まで上昇しました。
初値が2005年3月9日
そして2005年9月には3,600万円近くまで
上昇したのです。
公募価格から計算すると
約30倍です。
夢のような大化け株ですね。
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IPOの銘柄は上場する前に、
公募増資というものを行います。
そしてその上場前の株を引き受けてくれる
証券会社がいます。
例えば、
89% 東海東京証券
4% SBI証券
3% 大和証券
2% SMBC日興証券
1% エース証券
1% 安藤証券
このようになっています。
引受をした証券会社は、
既存の会員さまに
「IPO株が抽選で当たりますよ」
ということで応募させます。
しかし、ほとんどの証券会社は、
これは大口顧客が新規口座を開いてくれるための
おまけとして利用します。
例えば、新しく証券口座をつくって
1億円以上入金してくれたら、
__のIPO株をプレゼントするというもの。
SBI証券などでは、IPOを抽選で行いますが、
4,200万口座もあるなかで、
それに当選することはほとんどありません。
「IPO株で利益を出しましょう」
という記事を雑誌や書籍でも目にしたことが
あるかもしれませんが、
公募の価格で手に入れられることは
難しいと言えます。
またここ最近ではたくさんの企業が
上場することで、初値が上がらず
公募価格以下になることもあります。
これを、公募割れといいます。
このように、IPO株がそのまま儲かるというのは、
言い過ぎであり、ここに夢を託すのは、
知的レベルの低い人がやることだと言えます。
まるで宝くじでも買うような感覚で、
株を買うのならやめたほうがいいと思います。
絶対に利益を出し続けることができないためです。
IPO株は新規で上昇したために、
評価価格が非常に低い場合があります。
そのため、初値がついてから上昇することも
十分にありえます。
これは何を見るかによって異なりますが、
あるポイントを見ると、その企業が
不死鳥のように一気に上昇する傾向があります。
この「あるポイント」については、
後日詳しくお伝えいたします。
「IPO株で儲ける」というキャッチコピーは
過剰に反応しないということが
正しい意思決定であると言えます。
貴重な時間を使ってメールを読んでくださり、
ありがとうございました。
堀北晃生
追伸:
「IPO株で儲けられますよ」という詐欺が
増えているようですね。
特に地方に住んでいる一人暮らしの高齢者、
または認知症になった人をターゲットに
詐欺が横暴しているそうです。
こういったニュースを見ると
胸が張り裂けるような思いになります。
一日でも早くこういった事件がなくなることを
心より願っています。
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・大衆心理の裏を突く「空売りの魔術師」
・次世代金融システムのファシリテーター
全国トップ5%に入る富裕層向けの資産運用アドバイザーとして外資系のプライベートバンクで2004年より活動を開始。
資産運用や投資顧問会社へのコンサルティング、個人投資家向けのクローズドな情報発信に携わる。
そこで培った知識と経験が評価され、現在は個人投資家からプロトレーダーまで、投資のアドバイスや情報発信を行っている。
プロトレーダーと個人投資家の情報格差を埋めるために、シークレット勉強会を少人数で展開しながら、大学との共同研究で急騰株の天井から空売りを仕掛ける独自の手法を開発。
民間企業の資産運用コンテストで500万円を15億円まで増やして優勝したことも。
こうした活動を通して、日々変化する投資の世界においてナンバーワンであることにこだわり、株式市場の最先端をリードする活動に情熱を注いでいる。