From:Mr.K
某所51階ラウンジより、、、
ーーーーーーーーーーー
ラジオで聴きたい方は
リンク先に飛んでください
ーーーーーーーーーーー
おはようございます。
先週の京都旅行は
本当に紅葉が綺麗でした。
何枚か写真を貼りますね!
↑こちらは金閣寺の庭園です
↑もみじって独特の風情がありますね
↑先日1歳になった娘も一緒に
さて、本題に。
過去3回、長文の文章で
お届けしてきましたが、
今日は久しぶりに
ラジオもお送りします。
ラジオを楽しみにしている方が
たくさんいらっしゃったので^^
ありがとうございます。
ーーーーーーーーーーー
■利食う基準、損切る目安
ーーーーーーーーーーー
私が受ける質問で
ものすごく多いのが、
「利益確定がうまくできません」
「損切りの基準を知りたいです」
ということです。
まとめると、エグジットですね。
トレードには、
エントリー(買うか空売りか)と
エグジット(利食いか損切りか)しか
ないわけですから、
悩みポイントは結局のところ、
・買う銘柄がわからない
・買うタイミングがわからない
・手放すタイミングがわからない
ということに尽きるわけです。
で、今回のテーマは
「エグジット」です。
利食いのタイミングや
損切りのタイミングに
悩んでいるのなら、
今日のラジオは
最後まで聞いてもいいと思います^^
文章で読みたい方は、
文章も書いておきましたので
この続きをお読みください。
■利食う基準、損切る目安
まず初めに謝らないといけないことがあります。
今回の話は、CLEAR TRADE理論の核心の一つなので、すべてをここで公開することができないということです。とってもシンプルな概念ひとつで解決するので、詳しくはブートキャンプにぜひお越しください^^(年始に次回募集することが決定しました)
もったいつけてすみません、なので、今日は、ヒントとなる3つの前提をお話しします。
まず最初にあなたに気づいて欲しいのは、利食いも損切りも、「エグジット=手放す」という意味では同じだということです。
利食いというのは、含み益状態でエグジットすることで、損切りというのは、含み損状態でエグジットすることですよね。
ですから、両者の差というのは本質的には「ない」のです。
だって、極端な話、「+100円で利食い」と「-100円で損切り」ってほとんど同じでしょう?
でも、人間って不思議なもので、+100円のときは「勝った」と思って、-100円のときは「負けた」と思うんです。
変な話ですよね、そんなの団栗の背比べに過ぎない。200円しか変わらないわけですから、どっちでもいいです。
で、そのどっちでもいいものが反映されるのが「勝率」というやつで、+100円で5連勝するのと、-100円で5連敗するのって、勝率的には100%か0%ですからものすごく差がありますが、実態としては1000円しか変わらないわけです。
トレードをする目的って、勝率を得ることでしょうか?
いいえ、利益の絶対額を得るためですよね。
そうなんです、だから、勝率は気にすべきではない。一定期間で区切ったときにトータルプラスになっていることが重要で、逆に言えばそれ以外は重要じゃないんです。
おっと、ちょっと話が逸れました。今日は勝率の話ではなかったので、話を元に戻します。
とにかく、まず認識していただきたいのは、利食いも損切りも本質的には同じだということです。
これが1つ目。
2つ目に気づいていただきたいのは、エグジットはエグジット単体で語っても意味がない、ということです。
え、、、どういうこと、、、?って思いましたか?
例えば、「終値が5日移動平均線を下回ったら買いを手仕舞う」というエグジットルールがあったとして、それって、早いタイミングで買えている人にとっては「利食い」になりますが、直前の高値付近で買った人にとっては「損切り」になり得るということです。
Aさんにとっては、「利食い」になるエグジット基準は、Bさんが採用すると「損切り」の嵐になる可能性があるということです。
ですから、買う銘柄の選定基準や買うタイミングを話題にせずに、「損切りの基準を教えてもらえますか?」って別の人に聞くのって、本質的に意味がないんですよ。
前日の安値を下回ってからもう一度上がりやすいタイプの銘柄を選ぶ人とと、前日の安値を割ったら急降下していくような銘柄を選んでいる人が、同じ「前日の安値を下回ったら損切り」と決めることってトンチンカンですよね。
東証に数千銘柄が上場しているのに、すべての銘柄に共通する「最適なエグジット基準」なんてあるはずがないんです^^;
同じことがテクニカル分析にも言えて、あらゆる銘柄にとって機能する移動平均線の本数とかあるわけがないし、その意味では、ボリンジャーバンドや一目均衡表などのすべてのテクニカルインジケーターも同じです。
ある程度、銘柄をタイプ分けしないと、「◯◯を見て判断する」というルールが機能しないんです。
それを無視して、20移動平均線とか200日移動平均線とかを見て分析しているのは、勝っている人がやることではない、というのが私の持論になります。
あ、また話が逸れてしまいました^^;
つまり、最適なエグジット基準を提案するためには、あなたのエントリー基準を教えていただかなくてはいけない、ということです。これが2つ目の前提。
最後に3つ目です。3つ目の前提は、「その銘柄の最適なときにエグジットすることで、トータル利益は小さくなるかもしれない」ということです。
今、あなたが持っている銘柄の「頂点」で売ることができたとして、それをすることで、あなたの全体のパフォーマンスはむしろ小さくなってしまうことがありますよ、ということです。
もう「?」がいっぱいの人がいると思いますが、まあ聞いてください。
例えば、結果論として、あなたが持っている銘柄Cが5日間で10%値上がりし、6日目から下がっていったとしましょう。
その銘柄の利益を最大化するためには、あなたは5日目の終値でその銘柄を利益確定するのが「最適」でしょうね。誰しもそれを望むと思います。「天井」「一番高いところ」で売ることができたと喜ぶことでしょう。
でも、もし、その同じ「5日間」に、別の銘柄Dが「30%」値上がりしたとしたらどうでしょうか?
銘柄Cの「頂点」でエグジットすることに固執したあまり、その3倍急騰した銘柄Dに乗ることができなかったとしたら、それは喜んでいいことなのでしょうか、、、?
そうなんです、「最適な」利食いの基準や「最適な」損切りの目安というのは、実は、あなたの持っているその銘柄だけでは決められないんです、本当は。
えーーーー、ですよね。
でもそうでしょう?
以上、3つの前提が重要です。
1、利食いも損切りも「手放す」という意味では同じ
2、エグジットはエントリーとセットで語るべき
3、今持っている銘柄だけ見て「最適」かはわからない
この3つです。
ですから、あなたの状況がまったくわからない状況で、「私のエグジット基準を紹介しますね」みたいなことを書くことはできないんです^^;
元も子もない結論になってしまってすみません。
でも、日本中のどの本にも書かれていない超本質的な事実をお話しできたのではないかと思います。
トレードというのは、奥が深いのです。適当に銘柄を推奨しても、それだけじゃ勝てないし、買うタイミングを教えても、それだけでもやっぱり勝てない人が出てくるし、エグジット基準だけ教えても機能する人としない人が出てくるんです。
一気通貫で、正しく完成されたトレード手法というものを知る必要があります。
実際に利益を出している人に付いて、その人の、「銘柄選定基準」「エントリー基準」「エグジット基準」をすべて聞くことができて初めて安定したパフォーマンスが可能になるのだ、ということに気づいてください。
というわけで、今回は以上です。
いいと思ったら、ぜひ、コメントをお願いします^^
疑問や質問や悩みもコメントどうぞ。
私は、どの記事が喜ばれているのかわからないので、コメントがないとどんどん違うタイプのブログに内容を変更していかなくてはと考えてしまうのです。
もちろん、ラジオの質問リンクからご相談でも構いません^^
ご質問やお悩み相談は、
Mr.Kラジオの質問コーナーまで!
(今回)Mr.Kラジオ24
利食う基準、損切る目安
http://japan-i-school.jp/jim/mksbkt_24/
ーーーーーーーーーーーー
それでは、今日はこの辺で!
GOOD TRADE!!
Mr.K
追伸:
いよいよ最終開催となる
私のセミナーはご覧になりましたか?
おそらくどこのセミナーでも聞けない、
トレードで負ける根本的原因を究明し
解消するためのセミナーです!
あなたのご参加を心待ちにしていますね。
↓
http://japan-i-school.jp/jim/seminarle_1912/
・ジャパンインベストメントスクール講師
・専業トレーダー
慶應大学大学院修了。某大手企業でサラリーマンとして仕事に燃える側ら、将来の資産形成のためにと思い2013年に株式投資に挑戦。有名な投資塾に入って必死に勉強するも、初年度は面白いくらい惨敗し追証を何度も経験。一度は投資を辞めようと思ったが、あまりの悔しさに諦めきれず、9日間の夏季休暇をすべて費やして朝9時から夜12時まで過去の株価チャートを見続けた結果、資金の流れに注目すれば再現性高く株価の未来を予測できることに気づく。その後研究を続け、経済学や金融工学を使った世間の投資手法とは一線を画した「物理学的アプローチ」による『CLEAR TRADE』理論を開発。また、9割以上の人が大敗して負けるメカニズムを数学的に解明し、厳密な資金管理理論を独自に発明。投資技術を論理的に解析・解説することを得意とし、WEBセミナーでの質疑応答はわかりやすいと人気。理論を応用し、自らAIインジケーターも開発。平日は朝8時から夜の22時まで働く現役バリバリのサラリーマンであったため、1日わずか10分の作業時間でできる投資スタイルを基本とし、それでも月利20%以上を安定的に稼ぎ出していた。2016年10月に会社を退職し独立。現在は、かつての自分と同じように株式投資でなかなか結果を出すことができない人の役に立つべく、スクールでの指導や個別コンサルなども行っている。これまでに1,000名を超える指導実績があり、自身のコミュニティに300名以上の参加者を抱えている。投資だけでなくビジネス、生き方についての考え方にも定評がある。2020年には、資金管理の原理を端的に解説した文章が、Quora(※)の投資関連質問でのベストアンサーに選ばれ、書籍に掲載された。
とても、参考になりました。
そやなー!
思いました。
ありがとうございました。
三谷さん、共感のコメントありがとうございます!
お役に立てたとわかるこんなコメントが特に嬉しいです。またコメントお待ちしております^^
今日も楽しくラジオ聞かせて頂きました。
トレードスタイルにずっと悩んでいて、利幅が欲しいので理想はスィングですが、
専業主婦でチャートをすぐ見られる環境の為、精神的に2,3日放っておけないですし、為替は以前より値幅が小さくなっていて難しいと聞くので、今回のお話で、当面15分足でやってみようと思いました。
今日も貴重なお話ありがとうございました。
又、含み損が膨らむのは耐えられるのですが、利益を伸ばす事にまだ耐えられません(__)
これは慣れで解決するでしょうか?
ルルさん、いつもコメントありがとうございます!
ポジションを持っている最中、値動きが気になってしまう場合は、ご自身の「自信」に比べてポジションが大きすぎます。私はFXなら10ロットくらいなら放置して寝れますが、20ロットだと気になってしまいます。同じように、ルルさんにも「気にならない大きさ」のポジション量があるはずです。
まずは、その「気にならない大きさ」でトレードをして、含み損は早く切って利益は単に放置するということを「実験的に」やってみることがとても効果的です。実質上の金銭的増減は無視できるほど小さいはずですが、「これを100倍で持っていたらどうなっているのだろう?」ということは、金額を頭の中で100倍にしてみればわかりますから、実トレードをやりながら実験することが可能です。ぜひやってみてください!
またコメントお待ちしています^^
HMさまより(ラジオにコメントをいただいたので転載させていただきます)
すんばらしい。Mr.K節 炸裂ですね。エクジットをこのように切る考え方は、本当に聞いたことがありません。
特に3つ目、やっちまった損切りで、くよくよしてる場合じゃないですね。ナイス損切りと思って切り替える。
その逆もしかり、薄利で喜んでいる場合じゃない(まあ、利食い千人力も好きな格言ですが)。
勉強になりました。Mr.K節、大好きです。最高。
HMさん、ラジオへの熱いコメントをありがとうございます!思わずブログに転載させていただきました。転載させていただいた理由は、理解度がとても素晴らしかったからというのもあります。
>>特に3つ目、やっちまった損切りで、くよくよしてる場合じゃないですね。
>>ナイス損切りと思って切り替える。
>>その逆もしかり、薄利で喜んでいる場合じゃない。
その通りです!次元の上昇です。
そして、Mr.K節を気に入っていただきとても嬉しいです。これからも頑張りますね。ありがとうございました!またコメントお待ちしております。