なぜコロナ禍に株が騰がるのか

2021.1.14
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From:億り人
大阪のトレーディングルームより、、、

こんにちは、億り人です。

つい先日、WHOから
コロナの「集団免疫」を今年中に獲得することは
難しいとする認識が示されました。

「集団免疫」とは
世界の多くの人がワクチンの接種を経て
免疫を持つようになること、

つまり、現在のような感染拡大が
起きにくくなる状態のことを指します。

コロナ問題の長期化は
とっくに分かりきっていたことですが

やはり新年早々に現実を突きつけられると
少し憂鬱な気持ちもしますね。

ただ、トレーダーとしての目線でいえば
あまり感傷的になってもいられません。

現在、世界の市場では
株高の状態が続いています。

日経平均も11月頃から
上昇を続けていますよね。

一見すると景気が良さそうにも思えます。

しかし現在の実体経済は
とても景気が良いとは言えません。

緊急事態宣言による外出自粛。
飲食店の短縮営業。
相次ぐ企業の倒産。

どれも過酷な現実ばかりです。

では、なぜ株高なのでしょうか。

それは前提として、

材やサービスの生産・販売に関わり
給与や物価など我々の生活で感じることのできる経済
=実体経済

市場における株の値動きなどに関わる経済
=金融経済

が全くの別物であるからです。

いわば、我々の財布の動きと
株の動きは別だということ。

なので金融経済は時として
実体経済に即さない動きを見せます。

不思議ですよね。

でも私はこれが事実だと
確信しています。

そしてこれを理解するには、

金融経済の根源に
実体経済に基づかない別の大きな力が
作用している

としか考えられません。

つまり、現在の
実体経済と乖離した株高は

その何らかの力によって
意図的に釣り上げられていると
推測できます。

思い返せば、ビットコインでも
似たようなことがありました。

現在は仮想通貨として
市場に普及するビットコインですが

当初はもちろん
市場関係者にとっても
実態の掴めない存在でした。

しかしアメリカ大手証券のモルガンが
ビットコインに参入すると一気に流れが転換。

その価値はみるみるうちに高騰し
一気に注目される存在になりましたが

その後しばらくして
一気に下落の兆しを見せ始めました。

私は当時、
この動きを見ていましたが

ウォール街の大きな勢力が
働きはじめてから

ちょうど今になって
個人投資家の買いがたまったから
落とされたんだなと

冷静にチャートを見ていたことを
よく覚えています。

指数の釣り上げには
必ず人数集めが必要です。

そしていま世界各国では
実体経済を下支えるために
大規模な金融緩和が行われています。

そして、いずれこれらが
回収されるタイミングは訪れるでしょう。

それが今か、先か
その未来は誰にも分かりませんが

金融経済と実体経済を
別にして考える相場観は

将来、みなさんが行うトレードでも
どこかで役に立つタイミングがあると思います。

冷静な視点を忘れずに。

また木曜日にお会いしましょう。

億り人

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