ゼロカットシステムは本当に必要？

2021.9.29
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From：秋田洋徳
自宅の書斎より、、、

皆さんこんにちは
秋田洋徳です。

海外の証券会社ってどうなの？

経験者の方に限らず、初心者の方からも、
こういう質問を受けることがあります。

私自身は特別メリットがあるとは
思っていないので、
海外の証券会社は使っていませんが、、

なぜ、海外の証券会社を使いたいのか？

聞いてみると、ゼロカットシステムが
あるからと答える方が多く見受けられます。

ゼロカットシステムとは、
万が一、大損して口座内の証拠金が
マイナスになってしまった場合、

マイナス分を証券会社側が
負担をしてくれて、

口座残高をゼロに戻してくれる
というシステムです。

このシステムがあることで、
口座に預けた額以上の損失が
発生することはないですし、

借金が発生するような
こともありません。

日本では法律で、証券会社側が
顧客の損失を補填することを
禁止しているため、

日本の証券会社でこのシステムを
導入することはできません。

・マイナスになった場合、補填してくれる
・借金を負うことはない

確かにこの言葉を聞くと
安心だと感じられる方も
いるかもしれません。

ただ、私個人としてはこの
システムは不要だと考えています。

なぜかというと、、

先ず第一に、日本の証券会社には
「強制ロスカット」という
システムがあるからです。

強制ロスカットとは、
証拠金に対して一定以上の割合の
含み損が発生したときに、

口座の残高がゼロにならないよう、
強制的に取引を終了させる
システムのことです。

ゼロカットシステムとは違った
セーフティーネットがきちんと
用意されているため、

そうそう口座残高がマイナスに
なることはありません。

心配な方は一度、
デモ口座で架空の資金を使って、

口座残高がマイナスにできるか
どうか試してみていただけばと思います。

めちゃくちゃなトレードをして、
資金を減らすことは簡単ですが、
強制ロスカットシステムがあるので、

残高をマイナスにするのは
そう簡単にできることではありません。

しかし、強制ロスカットシステムも
絶対ではありません。

瞬間的にとんでもなく大きく値が動いて、
ロスカットが間に合わないという
可能性もあります。

仮にそのような動きがあったとしても、
口座残高がマイナスになるという
心配を私はしていません。

なぜなら、無理のないロット数
でトレードをしているからです。

私のルールでは証拠金10万円に対して、
1ロット（1万通貨）という比率で
ロット数を決めてトレードをしています。

仮に証拠金10万円を用意し、
1ロットでトレードを開始した場合、

この10万円をゼロにするためには、
1,000pipsの損失を被る必要があります。

では1,000pips動くことは
どのくらいの可能性で
起こりえるのでしょうか。

例えば、今2021年9月末ですので、
今月のポンド円で考えますと、

今月付けた一番低いレートは、148.951、
一番高いレートは、152.846です。
（DMMFXでの価格を参照）

つまり、今月は1か月かけても
約400pipsほどしか価格が上下していません。

ちなみに過去1年間遡りましたが、
1か月で1,000pips動いた月は
ありませんでした。

（それよりもさらに過去を見れば、
月に1,000pips以上動く月もありましたが）

値動きが激しい通貨として有名な
ポンド円ですらこの程度です。

このように、口座残高がマイナス
になるような値動きは1か月
放置してもほとんど起こりません。

これほどの値動きが、
強制ロスカットが間に合わないほど
一瞬で起こりえるでしょうか。

絶対にない。。。

とは言い切れませんが、
ほぼないといっても過言ではないですし、

あるとしたら、

アメリカ大統領選などの世界的に
大きな影響があるイベントが
起こったときくらいです。

そして、乱高下が起こりそうな
イベントがある場合は、
トレードを控えればいいだけの話です。

以上を踏まえ、
私はゼロカットシステムは
必要と考えてはいません。

レバレッジの規制がない海外で、
とんでもないハイレバギャンブルトレード
をしたい方は

ゼロカットシステムも
必要かもしれませんが、

コツコツと投資をしたい人には
特別メリットのないシステムかと思います。

本日はここまでです。
ありがとうございました。

秋田洋徳

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