信用できないインディケーター

2022.3.16
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From:秋田洋徳
自宅の書斎より、、、

皆さんこんにちは
秋田洋徳です。

「どんなインディケーターを使っていますか?」

FXではインディケーターと呼ばれる
分析ツールをチャート上に表示させる
ことが出来ます。

ほとんどのトレーダーが
活用しているものです。

もちろん、私も使っています。

インディケーターにと言っても、

マイナーなものも含めると
膨大な種類が存在します。

1つのインディケーターを選んでも
パラメータ設定が必要なので、
選択肢は無限大です。

そんな中、私が使っている
インディケーターは、

「指数平滑移動平均線」

と呼ばれる
ローソク足の平均の線を
表示させるものです。

一言で平均といっても、
ローソク足いくつ分の平均を
取るのかを決めないといけません。

インディケーターは正しく
使えば非常に便利なものです。

しかし、策に溺れてはいけません。

インディケーターを使う上で
覚えておいて欲しいのですが、

インディケーターはあくまで
補助ツールであるということと、

ほとんどのインディケーターは
ローソク足から得られる情報を
見やすく視覚化しただけです。

どういうことか?

ローソク足が確定してから、
その情報を元にデータが算出
されるものも多いため、

反応が遅いこともある
ということです。

例えば、移動平均線を使って
エントリーポイントの判断をする

「ゴールデンクロス」
「デッドクロス」

と呼ばれる有名な判断方法があります。

これは短期の移動平均線と
長期の移動平均線を使い、

短期線が長期線を下から上に
跨いだ(クロスした)場合を
ゴールデンクロスと言い、

その後、上昇する可能性が
高いので買いのチャンス。

逆に、短期線が長期戦を
上から下に跨いだ(クロスした)
場合をデッドクロスと言い、

その後、下降する可能性が
高いので売りのチャンスになる
という考え方です。

ゴールデンクロスやデッドクロス
の紹介をしている本やサイトを
見ると確かにクロスした後、

上昇や下降の流れが続き、
大きな利益が取れそうな画像が
掲載されていて、

いかにも勝てそうに見えます。

ただ、実際に動いているチャートを
見ながらゴールデンクロス・
デッドクロスを待っていると、

現在形成中のローソク足が
大きく上昇・下降しているものの、

そのローソク足が確定するまでは
平均の値が算出されず、

ローソク足が確定して
平均線の値が決まり、

ゴールデンクロスやデッドクロスが
完成したのが分かった時には、

既にある程度相場が動いてしまっていて、
あまり利益が見込めない場合や、

この後、クロスしそうだと
先読みしてエントリーしても、

価格が逆方向に動き、
結局クロスしなかった
という場合もあります。

結局、インディケーターから
得られる情報はワンテンポ遅いのと、

ローソク足が確定するまで
判断がつかないので、

それなら最初から、

ローソク足から情報を得て
トレードした方が早い

です。

私のトレードもローソク足の
価格の情報を元にエントリーの
ポイントや数値を決め、

エントリーの精度を上げるための
ツールとして移動平均線を活用しています。

前述したゴールデンクロスやデッドクロス
といった必殺技のようなトレード方法は
ありますが、

それはあくまでエントリーの補助であり、
それだけで勝てるようになると勘違いすると

痛い目を見る場合がありますので
注意が必要です。

本日はここまでです。
ありがとうございました。

秋田洋徳

追伸:
勝つために必要なインディケーターは、
「移動平均線」と「ローソク足」
だけです。

具体的な使い方は、
セミナーでお伝えします。

▼3月25日(金)大阪会場
http://akita-fx.info/akita-fx/osaka_hl/

▼3月27日(日)福岡会場
http://akita-fx.info/akita-fx/fukuoka_hl/

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