From:不動修太郎
マレーシアのホテルにて、、、
今回は世界の株、為替に大きな影響が
ありそうな経済指標の発表がありましたので、
その解説記事を書きます。
皆様ご存じのように最近は、
中国の株価、景気が世界経済に
大きく影響するようになりました。
一部では中国不動産のバブル崩壊、あるいは
中国の大手銀行の破たんの可能性が取り沙汰されていて、
株価の「重し」になってしまっていますね。
さて、中国国家統計局が3月1日発表した前の月の
製造業購買担当者景況指数(PMI)は
49.0と前月から0.4ポイント悪化していました。
これは実に2011年11月以来、4年3カ月ぶりの
低い水準ですが、」それでも事前予想よりは若干良いです。
景気判断の分かれ目の50ジャストより
低い数値は、今回で7カ月連続となります。
購買担当者指数は、中国当局が製造業やサービス業の
購買担当者を対象にアンケート調査や聞き取りなどを行い、
新規受注や生産高、受注残、価格、雇用、
購買数量などから算出する指数です。
ここで、今回のPMIを解説してみましょう。
PMIが50を切っていて、
しかも数字がだんだん下がってきているので、
景気が少しずつ悪くなってきていると
考える人が増えてきていると思われます。
とはいえ、数字の下がり方が穏やかなので、
不景気になっているというよりは、
景気が停滞している程度です。
そもそも中国のように面積と人口が多い国では、
日本よりもはるかに景気のいいところと悪い場所、
儲けている人と損をして生活に困っている人の差が大きいです。
中国の中には、買い手が付かず、
建築途上で投げ出された不動産も多いけれど、
他方、不動産バブルで大儲けし、
日本で爆買いをしている人もいます。
私は取引をする際の指標として、
日本の「日銀短観」、中国のPMIを重視しています。
なぜかというと、
製造業、サービス、小売りなど「実業」を
生業(なりわい)にしているたくさんの人たちが肌で
感じている景気の動きの集計結果だからなのです。
テレビ、雑誌、書籍では、
有名な学者の先生方、経済の専門家が登場していますが、
「センセーショナルな見出し」が多いですね。
そのために投資、経済の情報は「誰でも1日五分で簡単に大儲け!!」のような
アオリ記事やその逆に極端な悲観論が出る傾向があります。
昔から多いのは、「日本の国債が紙屑(かみくず)になる!!」と「年金が破たんする」。
最近になり増えてきたのは「下流老人」ですね。
メディアを宿命として、まずは「目立つ」ことが求められ、
多くの人たちを不安に陥れて、情報に注目せざるを得ないように誘導しがちです。
なので、マスコミに出る
経済専門家の意見を参考にするのはいいですが、
すべて信じ切ってしまうのは考え物です。
まずは、今回紹介したような実態を示す経済指標など
多くの情報を見てから、投資をすることが大切です。
不動修太郎
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公開は3月9日(水)まで
・ジャパンインベストメントスクール講師
・株式、FX、海外不動産など投資全般に精通
・現役サラリーマン投資家
大学卒業後、メーカーに勤務。1984年頃より国内株式投資を開始。東南アジア赴任中、アジア通貨危機という経済的激動を実体験。アメリカ、中国などへ100回以上の訪問で、語学と国際金融感覚を養い、海外での投資を始める。99年から、香港、ベトナム、ロシア等株式投資、海外預金、FXなどを開始。サラリーマンを続けながら、投資活動を通じ、多数の富裕層、著名人と親交があり、高額セミナー講師、会員制クラブの顧問となる。
また、これまでの投資経験、海外での経験から得た、幅広い知識と信頼感のある人柄が人気を呼び、立場が同じサラリーマンや投資の勉強を始めたいという女性まで幅広く絶大な支持を得る。
中国のまったく知らない経済指標について(しかも重要そうです)知ることができました。これからも、独自な視点でのご解説をお願いいたします。