From:不動修太郎
マレーシアのホテルにて、、、
こんにちは、不動です。
今日もマレーシアからお届けします。
この写真はマレーシアのペナン島の小高い山、
ペナンヒルのケーブルカーから撮りました。
このケーブルカーは麓(ふもと)から山頂までの
往復料金は30リンギット・マレーシアです。
以下では、この通貨単位を「RM」と略しますね。
今は、一時期よりも少し円高に動いたので、
1RMは28円程度です。なので、RM30は
日本円ではおよそ840円に当たります。
実は、この料金はマレーシア国籍を持たない
外国人の料金です。
マレーシア国籍を持っている人達は、
IDカードを持っていますので、
それをケーブルカーの乗車券窓口に提示すると
外国人よりも安い料金のチケットが買えます。
これは些末(さまつ)な一例ですが、
ゴルフ会員権もマレーシア人価格と外国人価格は違います。
さらにマレーシア国籍を持たない人は
不動産購入にも制限があります。
2013年10月25日に日本人を含む、
マレーシア国籍を持たない人のマレーシア不動産の
最低購入金額が大きく引き上げられました。
その最低金額は、私がかつて住んでいた
首都のクアラルンプールと今、私が滞在しているペナン島では
100万リンギですから2800万円相当です。
それ以下の金額の不動産は、
マレーシア国籍を持たない人は買えません。
さらに値上がり率が高かったクアラルンプール周辺では、
外国籍の人の最低不動産購入金額は
200万リンギですから、5600万円に当たりますね。
マレーシアは経済発展を続けていますし、
首都クアラルンプールの周りに
人口が集中しつつあるのは事実です。
マレーシア人はお手頃な価格の物件を買えますが、
私たち日本人を含む、マレーシアにとっての外国人は、
その地域では5600万円以上の物件しか買えません。
これから不動産を買う人はいいのですが、
この規制の前に不動産を買ってしまった人達には影響が大きいです。
なぜこのような規制が実施されたのかというと、
それは、外国人のマレーシア不動産への投機的な投資により、
マレーシアの不動産の価格急騰を抑えるためです。
マレーシアでは、連合与党が圧倒的多数を占めているせいか、
こういう重要な法律があっさりと決まり、
しかも数週間後には施行されてしまいます。
ですから、今後もマレーシアでは不動産に関する
法律の変更がめまぐるしく行われるでしょう。
私のようにマレーシアに住んでいたことがあり、
この国の事情を良く知っている人の中でマレーシアの不動産を
購入する人が少ないのは、このように不動産取引を規制する法律が
コロコロ変わることを目の当たりにしているからです。
もちろん、マレーシアに安心して永く住むために
マレーシアに自分のための不動産を購入するのはいいと思います。
しかし、上に述べたような事情があるために、
私は投資対象としてマレーシアの不動産を買うことはお奨めしません。
上の写真の「KLCC」とあるのは、
クアラルンプールのシティーセンター、
市街中心部という意味です。
今回の記事ではマレーシアの不動産の規制について書きました。
投資では、まず投資対象のことを良く知ることが大切です。
前もって投資対象についてしっかりと調べてから、
投資するかどうか判断されることをお奨めします。
今日も記事を読んでくださって
ありがとうございます。
不動修太郎
<編集者のオススメ>
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・株式、FX、海外不動産など投資全般に精通
・現役サラリーマン投資家
大学卒業後、メーカーに勤務。1984年頃より国内株式投資を開始。東南アジア赴任中、アジア通貨危機という経済的激動を実体験。アメリカ、中国などへ100回以上の訪問で、語学と国際金融感覚を養い、海外での投資を始める。99年から、香港、ベトナム、ロシア等株式投資、海外預金、FXなどを開始。サラリーマンを続けながら、投資活動を通じ、多数の富裕層、著名人と親交があり、高額セミナー講師、会員制クラブの顧問となる。
また、これまでの投資経験、海外での経験から得た、幅広い知識と信頼感のある人柄が人気を呼び、立場が同じサラリーマンや投資の勉強を始めたいという女性まで幅広く絶大な支持を得る。