From:不動修太郎
花冷えの東京にて、、、
毎年のことですが、
桜が咲く前は冷え込むことが多いですね。
このブログの私の記事では、
これまで、アメリカの利上げ時期、
原油など地下資源の価格などを取り上げて来ました。
それらは世界経済に与える影響が大きいので、
株価、為替を大きく動かすのですね。
今回の記事では、
中国の株価を取り上げたいと思います。
このブログでも
中国の貿易額などを繰り返して、
詳しくお知らせしてきました。
中国は石炭、金(きん)などの地下資源に
恵まれていますが、日本と同じく石油は輸入しています。
1990年台には中国が経済発展すれば、
石油消費量がうなぎのぼりになり、
石油価格が高騰すると言われていました。
中国は人口が世界一で国土の面積が
日本の26倍もあります。
中国がアメリカのように
国民の多くが自家用車を持って移動し、
電力の消費が増えるとなれば、石油の消費量は激増するのでしょうね。
ですから、
原油の値段は上がると予想されていました。
ところが、これまでの記事で
説明したような事由で、
近年は原油の採掘量、石油の生産量が
消費の伸びを大きく上回っているのが現状です。
さて、中国の株価に話題を移します。
ここで、最近までの2年間の
中国株価のチャートを見て下さい。
昨年の夏以来、
大きく落ち込みましたが、
最近の一か月の株価は回復傾向です。
緑の曲線は26週の移動平均線、
赤は52週の移動平均線です。
これらの長期移動平均線からは、
中国の株価は長期的にまだ下がる
怖れが大きいと予想できます。
ローソク足、つまり、今の株価水準は
緑の26週移動平均線に近いので、
それから判断すると株価の上昇は
間もなく頭打ちになる恐れが高いです。
ですから、世界情勢によりますが、
テクニカルで見る限りは、
中国の株価はもう少し上がるものの
まだまだ調整に長い時間がかかりそうです。
不動修太郎
・ジャパンインベストメントスクール講師
・株式、FX、海外不動産など投資全般に精通
・現役サラリーマン投資家
大学卒業後、メーカーに勤務。1984年頃より国内株式投資を開始。東南アジア赴任中、アジア通貨危機という経済的激動を実体験。アメリカ、中国などへ100回以上の訪問で、語学と国際金融感覚を養い、海外での投資を始める。99年から、香港、ベトナム、ロシア等株式投資、海外預金、FXなどを開始。サラリーマンを続けながら、投資活動を通じ、多数の富裕層、著名人と親交があり、高額セミナー講師、会員制クラブの顧問となる。
また、これまでの投資経験、海外での経験から得た、幅広い知識と信頼感のある人柄が人気を呼び、立場が同じサラリーマンや投資の勉強を始めたいという女性まで幅広く絶大な支持を得る。
二つの移動平均線だけで中国株価の動向を予測する、という今回の記事。シンプルでわかりやすいゆえに、少々驚きを持って(感心して)読みました。
Kさん、コメント有難うございます。
中国の株価のみならず相場には、いろいろな予想の仕方があります。
それらについては、今後の記事でお伝えします。