平成の相場を振り返って

2019.4.3
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

おはようございます。

4月に入り、平成が最後の月を迎えました。

ここ最近は、平成の総まとめ的なTV番組も多く、
皆さまもいろいろな回想があったと思います。

少し驚いたのは、
平成が平和で素晴らしい時代であったという
TVコメンテータが結構いたことです。

個人の感想なので自由ではありますが、
平成は、日本にとっても、世界にとっても

テロ、天災、戦争に苦しんだ
(今も苦しんでいる)
時代だったと私は思います。

特に日本にとっては、
昭和のような経済成長をしなかった、
失われた30年でした。

さっそく、平成の相場をふり返ってみましょう。

まずは、平成30年間をNK225で見てみます。
(平成の初相場は1989年1月9日でした)

鳴かず飛ばず。

平成初期の株価はピーク時の
半分くらいの位置でウロウロしています。

まさに失われた30年といってよいでしょう。

欧米と比べると、さらに驚く結果となります。

日欧米、それぞれの株価指数を
1988年末日=100としてプロットしたものです。

米国は株価が12倍。欧州も4倍。
これに対し、日本は0.7倍です。

なぜ、こうも違ってしまうのでしょうか。

長期で、かなりマクロ的な視点で言えば、

・経済成長が低い
・人口が増えない
・円高進行
・国家の財政赤字
・国債という借金が多額

などの構造的理由が主体になると思います。

個人投資家の数が少ない(金額も少額)である事も
理由に挙げてよいかと思います。

金融教育が行われておらず
リテラシーが低いゆえに
投資行動が成熟していない

ということになります。

税制でも投資分野を中心に
整っていない事なども
理由にあげられましょう。

ここまで大げさな理由にひろげてしまうと
自己解決できる範疇を超えますね。

令和の時代には、
こうした構造が改善される事を期待しながらも
今は今で、最適な行為を個人で
行う事がせいぜいできる事でしょう。

一定の余裕がある方は、
少し勉強してポートフォリオに
海外投資を組み込むと良いと思います。

では、また次回。

奥村尚

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