利益のためにすべき準備とは

2020.3.29
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From:Mr.K
都内のトレーディングルームより、、、

今日は、今後の利益を掴むために
大切な考え方をお話しします。

その前に、、、

まさかの世界情勢ですが、
ネガティブになるのも
ポジティブになるのも

すべては自分次第である

ということを
忘れないで欲しいと思います。

人間は、状況に勝手に色付けをします。

状況の方には、
もともと色は付いていません。

良い状況とか悪い状況とか
そんなものはないのです。

それは、あなたがそう思っているだけ。

その意味では、
良い状況というのも思い込み、
悪い状況というのも思い込みです。

そして、明確なことは、

悪い状況だとネガティブになって
良いことはほとんどないということです。

最悪と思える状況が、
後からみたら最高の相場だった

そんなことはよくあります。

今の相場は、上下動が激しくて
難しい、利益が取りにくい

もしそう考えているならば
この事実を知っていますか、、、?

それは、、、

投資の神様と呼ばれるウォーレンバフェットが、この状況でデルタ航空の株を買い増ししているそうなのです。

「え!この出口の見えない状況で、飛行機が次にいつ飛ぶかもわからないこの状況で、まさかの航空会社の株を買っているの・・・?!」

と思うでしょう。

私もそう思いました。

しかし、見方を変えてみると、うなづける部分があるのです。

渡航禁止で一番打撃を食らっている業態の一つが、航空会社でしょう。

飛行機がまったく飛ばないわけですから、人件費分の赤字が嵩む(かさむ)ばかりです。

でも、今以上に最悪な状態ってあるのでしょうか?

うーん、、、いや、ないかも、、、飛行機が飛んでいないなら、もうこれ以上最悪にはなりようがなくて、ここからはいつかまた飛行機が飛び始める日を待つだけ、、かな。

と考えてみると、買い始めるという判断はありなのかもしれないと思わなくもありません。

というわけで、どんな状況も、考え方次第、捉え方次第では、ピンチにもチャンスにもなります。

ピンチだと思っていたらチャンスには気づかないし、チャンスだと思っていたらピンチであることにも気づきません。

大切なことは、両方を想像してみるということです。

■投資の大原則:想定した値動きしか利益には変わらない

あなたは、こんなことを経験したことがありませんか?

株が上がると思っていて買ったら、株価が下がっていって、良い押し目だと思って買い足したら、さらに下がっていき、後から見たら絶好の空売りのタイミングだった!

という経験です。

ありませんか?

上下が逆でもいいですよ。

もしも見方が逆だったら、ものすごい儲かったのに。。という経験がある人は多いと思います。

で、この経験から言える超重要な原則があるんです。

それが、想定していた値動きしか利益には変わらないということです。

言い換えると、ラッキーで利益が取れるということはない、ということ。

上がると思っていなかったのに上昇で利益が取れるということはありえません。

だって、上がると思っていなかったら買っているはずがないから。

当たり前のことですが、見落としがちなことです。

これは逆に言えば「あらゆる想定をしておくことが、利益機会を最大にしてくれる」ということなんです。

今、相場は乱高下しています。

でも、ただ見ているだけでは何にもなりませんし、サイコロを振って投資しても、所詮期待値は0です。

偶然勝つかもしれないけれど、その利益は、いつか来る偶然の負けで相殺されてしまいます。

■大切なのは、シナリオを描くことです。

もしもここから急騰するとしたら、どんなローソク足を描くだろうか?

もしもここからレンジになるとしたら、どんなローソク足を描くだろうか?

もしもここからもう一段階下落するとしたら、どんなローソク足を描くだろうか?

全部を想定してみるんです。

全部を想定した状態で、それを見極める方法を考える。

「こういう値動きの展開になったら、次にこうなる可能性が高いから、そうしたらどのくらいのポジションで買おう」

これを、今から想定しておくことです。

そのときになったら、人間はすぐに視野が狭くなるのでなかなか難しいです。

まだ描かれていないローソク足を、真っ白な余白にありありとイメージしてみましょう。

それをするためには、過去の値動きをたくさん見ていなければできません。

利益を取れるためには、2つのことが成立する必要があります。

1、上がるか下がるかが当たること

2、押し目が想定の範囲に収まること

この2つが両方揃ったときだけ、利益が取れます。

そうですよね?

上がるか下がるかが外れたら、利益は取れない。だって、ポジションが逆だから。

もしも方向性を読み間違えたときは、目指すべきは損小で終わることです。

でも、上がるか下がるかが当たったとしても、押し目が想定よりも深かったら途中でエグジットしてしまうんです。

だからやっぱり利益は取れない。

だから、方向と押し目の深さを両方想定内に収めないといけないんです。

未来のことは誰にもわからないので、株価が動く前から入ることはできません。

もしそれをするなら、ファンダメンタルズ分析を極めなければいけない。

世界情勢や企業業績を読み切らないといけなくなります。

言葉で言うのは簡単ですが、これは相当難しいことですよ、世界情勢なんか当てられるには相当なIQと情報源が必要でしょうし、企業業績の予想が本当にできるなら、経営したほうがいいんじゃないでしょうか。

この2つは、あーだこーだとそれらしく説明することはできても、まともに当てられるものではない。それが私の持論。

だから、株価が反応してからいち早く初動で乗ることに集中するしかない。

そのためには、初動の時点ですぐに判断できる機動力が必要で、そのためには、想定していることが大切なのです。

ちなみに、現時点で株価の方向性に影響を与えるであろう要因を羅列しておきます。

■FRBを中心にして、数百兆円分のお金が刷られている。このお金が株に流れ込めば一瞬にして戻るだろう

■コロナウイルスの終息が見えないのでは、企業の赤字は止まらない。倒産すれば当然株価は0になる

■すでに大量のリストラが始まっており、3月決算の内容は最悪になる見込み

■原油価格が暴落している。このままだとアメリカのシェールオイル企業が倒産して新しい金融危機が始まる可能性がある。つまり、もう一段階下げるかもしれない

■コロナウイルスの感染者数に対して、全世界的な渡航禁止はやりすぎな感じがする。何か裏の目的があるのであれば、ある日突然、風向きが変わる可能性がある

といったところです。

他にもありますが、急反発する理由になるものも、もう一段階暴落する理由になるものも存在するということです。

ですから、基本的にはよくわからずに手を出すべきではありません。

やるとすれば、それほどダメージを食らっていない企業の株をちょっと買うか、もろダメージを受けて国家の救済の手が届かなそうな企業の空売りをするか、いずれにしても、まだポジションは小さくするのが妥当だろうと思います。

大きく動く方向性が出たらすぐに乗る準備を整えつつ、今週も相場を注視していきましょう。

(もちろん、これだ!という自分のシナリオがある人は全力でやってOKです)

それではまた次回。

GOOD TRADE!!

Mr.K

追伸:
「これまでのやり方が通用しなくなってきた」

と考えている人も多いと思いますが、それは違います。

今の相場でも上手に利益を最大化させる
コツはいくつかありますが、今回は
エグジットの理論について解説します。

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