今スキャルピングが熱くない理由

2021.9.7
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From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、

こんにちは、パリティです。

今回はトレードの時間軸について、
書いていきたいと思います。

少し思い返すと、

2015年ぐらいまでの相場では、
スキャルピングがすごく流行り、

書店でもスキャルピング系の本が
大量に並んでいたように思います。

1分足でトレードし、
1回のトレードが数秒から
数分で終わるということで、

すぐに結果が出るということで
一つのブームになっていました。

時期的にもアベノミクスで株価も
為替も大きく動く相場でしたので、

スキャルピングがハマりやすい
相場だったように思います。

何度か記事でも取り上げていますが、
スキャルピングの最大のハードルは
スプレッドやスリッページになります。

1回で数pipsしかとらないようなことを
何度も繰り返していくと、

収益における手数料比率が
異常に高くなってしまいます。

例えば、

勝率60%、1回の平均勝ち負けトレードが5pips、
スプレッドが0.5pipsで10回トレードした

この場合の収支は、

勝ちトレード(10回×60%×5pips)
-負けトレード(10回×40%×5pips)
-スプレッド(10回×0.5pips)

=30pips-20pips-5pips
=5pips

全体の収支が5pipsになります。

スプレッドを除いたら+10pipsですが、
スプレッドによって半分も
持っていかれてしまうため、
最終的には5pipsにしかなりません。

スプレッド率50%は感覚的に
ちょっと厳しいですよね。

証券会社のためにせっせと
稼いでいるようなものです。

これを回避するには、

1回あたりの平均勝ち負けトレードを
もっと大きくする(時間軸を大きくする)か、
または勝率を劇的に上げるしかありません。

アベノミクスの相場では
ボラが非常に大きかったため、

1分足でトレードしていても
1回あたりの平均勝ち負けトレードが大きくなり、

スプレッド比率が下がったため、
ゲームとして成立していました。

その結果のスキャルピングブーム
だったかと思います。

しかし、その後の
長いレンジ相場への突入で、

スキャルピングトレーダーは
次々といなくなりました。

上記の通り、スキャルピングを
ビジネスとして成立させるには

かなりボラが大きい相場でないと
難しいのですが、

それに気づかずにそのまま
同じ手法でトレードし続けた結果、

手数料負けするトレーダーが
続出したからです。

一つの時間軸や手法に拘って
トレードしていると、

このような賞味期限がきたときに
一気に負け始めてしまうのです。

一つの時間軸に拘ってトレードせず、
より大きい時間軸に軸足を移して

1回あたりの損益が下がらないようにした
私のようなトレーダーは生き残りました。

すこし長くなってしまったので、
続きは次回書きたいと思います。

パリティ

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