From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
個人投資家の皆様に
セミナーや相場解説などを
時々しております。
ラジオ日経においても
レギュラーで相場解説をしています。
ラジオやセミナーにおいても
似たような内容を話すのですが、
勝手が相当に異なるため
話し方と進行は全く違います。
ラジオでは放送をliveで流すため、
失敗がないように流れを事前に打ち合わせします。
(といっても数分の簡単な打ち合わせですけど)
その流れで話し出しやすいように
MCが質問を作っておいてくれます。
僕が説明した内容に対しても、
さらに掘り下げる必要があると
MCがとらえた場合は
MC自身がさらに
質問を投げる役割も担うのですが、
投げてくれる質問は、
話の流れに合わせて
進めやすいようにしてくれます。
言ってみれば流れに沿って
援護射撃をしてくれるわけですね。
多くの場合、
質問は内容に合わせて
やや専門的になります。
「え、そんなことまで良く知っているね、
さすが日経のMCはちがうなー」と
心の中では思いながら
対応しています。
番組全体の中で
1つ1つ場面があり
進行時間がきっちり決まっており
その中で僕が話す時間は15分
というのも決まっているので、
そんな感じで進めないと
うまく収まらないのですね。
一方でセミナーでは、
まったく異なる進め方をします。
多くの場合、
話の流れは事前に作っていません。
一応コンテンツについては、
理解がしやすい(と僕が考えた)
順番で作るのですが、
セミナーの開始前に
順番を変えたり、
セミナーの最中でも
既に終えた説明に戻って補足したり、
話の流れは
その場で作っていきます。
あらかじめ決めているのは、
トータルの時間だけですが、
それも質疑応答を想定して
かなり自由度の高いものです。
全体的に成り行きで
時間を使う事になります。
参加者の皆さんも、
僕の話の内容とは関係なく、
すでに最初から聞いておきたい質問は
用意されており、
その質問は、
私の話がどんな内容であっても、
聞いておきたいというものが
多い感じがします。
しかし、セミナーでは
リアルに反応が質問として返ってくることも多く
僕は好きです。
その中で、
必ずと言ってよいほど
受ける質問があります。
ー------------
xx銘柄を今もっています。
どう判断しますか?
ー--------ー--ー
僕はそんな質問を受けるとき、
必ず確認することがあります。
ー--------ー--------
いつごろ、
なぜその銘柄を選んだんですか?
ー--------ー--------
この確認事項の返答次第で、
僕の発言する内容は全く変わります。
大半の方が、
ー---------------
zzzという方の推奨銘柄に従って、
xxか月前に買いました。
ー---------------
というものです。
最も良いのは、
「zzzさんに直に聞くことです」と
まず伝えます。
それが無理なら、
zzzさんの当時の推奨理由を聞きます。
その理由が消えていなければ
「いつごろまで消えないか」を
判断します。
消えていれば、
即売却です。
ちなみに、zzzが僕で、
僕が推奨したものであれば、
当然適切に回答します。
「xxか月前に自分で選びました」
という場合はさらに質問に踏み込みます。
その選んだ理由を
具体的に詳しく聞いておきます。
そして、
ー--------ー-ー
当時選定した理由は、
あなたにとって、
まだ存在していますか?
ー--------ー--
と聞き直します。
存在していれば、
ホールド。
存在していないなら、
保有している理由が
消えているので決済。
その時に、
僕自身も考えて、
その理由が
存在しているか否かの意見も添えます。
みなさんも、
自身で選定した銘柄を診断するときに
使えると思います。
「その理由は、まだ存在しているかどうか?」
簡単ですね。
自己診断してみてください。
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。