From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
テクニカル分析独特の言葉に、
「だまし」というものがあります。
これは、
何らかの買いのサインが出て
それを鵜呑みにして
買ったところ、
「相場は逆に動いて損をした」
というものです。
このとき、
この買いサインは「ダマシ」
と呼ぶようです。
このときの考え方も
独特の世界があって、
ー-------------
・ダマシを回避する独特の方法がある
・年何年もかけて編み出した
独自で素晴らしい解法である
ー-------------
として
そうしたノウハウがある
触れ込みも良く見ます。
つまり、
そのテクニカル手法は
絶対的に信用できるもの
という前提に、
時々そうでもないときがある
ことを付け加え、
その場合の対処法を加える
という応用手法ですね。
実はそうした手法は
誰でも開発できます。
それも「簡単に」です。
それをお伝えします。
さてチャート分析は
過去にさかのぼって
調べるのは簡単ですね。
過去データは同じ、
計算も同じであれば、
適当なツールで、
誰でも同じチャートを
再現できるからです。
その再現した
チャートを観ながら、
買いチャンスが、
あなたの求める頻度
起きる頻度になるように、
(たとえば月に20回おきる程度に)
パラメタを調整しておきます。
(たとえばゴールデンクロスであれば、
短期MAを1時間、長期MAを3日、といったように)
そのうえで「何回」買いチャンスが
発生するかをカウントします。
その買いチャンスの後、
どれくらい待てるかも決めて、
うち「何回外れて何回当たった」
ということもカウントします。
こうすると
「何回発生して」「何回勝ち負けたか」
勝率がわかる。
トータルの評価益(損)はいくらか
損益も正確に数えることが
できると思います。
その数字を過去最低1カ月、
できれば12カ月以上さかのぼって、
丁寧に統計をとって、
1日-1週間単位で勝率の推移を
Excelで表に落とします。
平均をとって、
その勝率が 期待通りであれば
その手法はあなたに合っています。
しかしその期待勝率が
あまりに高い場合、
その手法が悪いのではなく、
あなたの期待が高すぎます。
こうした努力を
積み上げてゆくと、
狙うべき勝率の数字
が見えてくるはずです。
適切な期待値も
わかってくるでしょう。
そして、
最適なパラメタもわかります。
すこし地道ですが、
誰でもできる
ダマシに勝てる方法です。
でも、
やってみるとわかりますが、
パラメタは相場によって
面白いように変化します。
固定パラメタでは、
勝ち続けるのは
難しいですね。
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。