From:事務局チーム
都内のトレーディングルームより、、、
おはようございます。
事務局チーム【オイ】です。
トレードの世界で
「ダマシ」という言葉を
よく耳にします。
買いで大きく上昇する
と見せかけて下落したり、
下落局面に入る
と見せかけて上昇が続いたり、
多くの人はこうした
フェイントのような値動きを
「ダマシ」と呼ぶことが多いです。
ただ、
ダマシなんてものは
相場には存在しません。
その理由を説明します。
例えば、
こういうチャートの値動きを
例に見てみましょう。
人によっては、
オレンジの丸を安値と捉えて
だんだん価格が上がってる状態から
いきなり大きな陰線が出てきて
安値を勢いよく割ってきたのを見て
「ここから下落局面だから売りだ!」
と判断して売りで飛び乗るかもしれません。
でも結果的に価格は
反発するように上昇しました。
こういう思考の流れになると
「ダマシだった…」と思いたくなりますね。
でも、別の人はチャートをこのように見ました。
チャートをより俯瞰的に見て
黒いラインをサポートラインと見ます。
価格が短期的に大きく下落しても
ラインを割っているわけではないので、
この人にとっては、
ダマシでもなんでもありません。
つまり、
戦略によって同じ陰線でも
意味が全く違ってくるのです。
前者のケースも、
統計的の戦略が前提になければ、
「ダマシ」と感じてしまいますが、
こういうパターンもあると
あらかじめ想定していて、
潔く損切りするルールが前提にあるなら
別にダマシでもなんでもありません。
ただの損切りパターンでしかないのです。
騙されたと感じるのは、
そのパターンを想定していないか、
「大きい陰線が出た!下落しそう!」
と、値動きを感覚的に見ているか
のどちらかだと思います。
「ダマシ」という幻の存在に
惑わされているままだと、
トレードのパフォーマンスは
安定しづらくなってしまいますので、
そう感じてしまってる人は、
改めてご自身のトレード戦略を
見直してみてください。
もちろん、
相場経験が長くなってくると、
頭の中にいろんなパターンが
自然とインプットされて、
感覚的な判断でも
精度が高い人は高いですが、
まだ、そこまでのデータ量が
頭にインプットされていない人は
まずきっちりと
相場を統計的に見たり、
数字やパターンを優先して
なるべく自分の裁量を入れない方が
良い結果に繋がりやすいです。
ただし、
思考停止で
言われて覚えたパターン通りに
売買するだけではいけません。
その裏側にある戦略も
理解する必要があります。
ぜひ参考にしてみてください。
事務局チーム【オイ】