損切りできない人の思考パターン

2018.8.8
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From:秋田洋徳
名古屋の自宅より、、、

皆さんこんにちは
秋田洋徳です。

FXの取引をしている方から話を聞くと、

「損切りが出来ない」
「損切りを躊躇してしまう」

と言う話をよく聞きます。

今回は、なぜこのように
損切りが出来ない人が多いのか

その理由について触れたいと思います。

FXは含み損が発生していたとしても、
決済をして実際に損を確定するまでは、
実質的な損失は生まれません。

例えば、1ポンド=150円の時に
1ロット(1万通貨)で買いエントリーをして、

その後、1ポンド=149円まで下落した場合、
その時点で1万円の含み損が発生します。

この時、その場で決済をすると、
1万円の損失を確定して
取引が終了となりますが、

決済をせずに放っておいて、
仮に価格が1ポンド=150円まで
戻ってくれば損益はプラスマイナス0になります。

その為、ある意味FXでは自分で決済をして
損を確定しなければ、
損失は生まれないということになります。

(もちろん含み損が大きくなり過ぎれば
強制ロスカットの対象となります。)

ただ、この仕組みが損切りを躊躇させる
原因となっているのです。

つまり、含み損が発生しても、
いつか価格が戻ってくれば
その損は帳消しになるので、

損切りせずに待とうと考えてしまう人が
ほとんどなのです。

例えば上記で書いた内容と
同じ条件で取引をしていて、

1万円の含み損が発生した場合、
皆さんだったらどうしますか?

多くの方はここで、

損切りはせずに
価格が戻って来ることを期待して、
放っておくことを選ぶのではないでしょうか。

ただ、ここで放置することを選ぶ場合、
もちろん価格が戻ってくることもあり得ますが、
もう一つの可能性も考慮しなければなりません。

それはもちろん、
「さらに価格が下がる」
と言う可能性です。

ただ、戻ってくることを期待して
待ってしまう方の場合、

さらに価格が下がったとしても、
そこで損切りする決心がつかず、

「いつか戻るだろう」と考えて
ひたすら待とうとする方が多いのです。

そうすると、万が一さらに
価格が下げ続けた場合、

含み損が膨らむ 
⇒ 損切りできない
⇒ さらに含み損が膨らむ 
⇒ 損切りできない

という負のサイクルにはまり込み、
ズルズルと含み損が大きくなっていき、

最終的に証券会社側が
強制的に取引を終了させる
強制ロスカットにあい、

取引が終了となってしまう場合もあります。

損切りとは万が一の大損に備えて
早いうちから手を打って
傷を小さく済ますことです。

皆さんも病気や怪我をしたら、
放置するのではなく、

早いうちからお金を払って
治療を行いますよね、

それと一緒です。

FXを始めたばかりの方からすると
損切り自体に良い印象を受けることは
殆ど無いかとは思いますが、

取引を長く続けていくためには
必須の技術ですので、

損切りの大事さは心に留めておいて
いただければと思います。

本日はここまでです。
ありがとうございました。

秋田洋徳

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