From:堀北晃生
丸ノ内のオフィスより、、、
こんにちは、堀北晃生です。
堀北式の投資理論で、
一番最初に学んでいただくことがあります。
それは孫氏の兵法の中にある、
戦い方の考えです。
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算さん多きは勝ち、算さん少なきは勝たず。
しかるを況や算なきに於いてをや。
(孫氏の兵法 始計篇)
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これをわかりやすく解説すると、
「勝算の多いものが勝ち、
少ないものが負ける」
という意味です。
普通に読むと当たり前に思われるかもしれませんが、
これを投資の実践の中に落とし込むことは、
極めて難しいと言われております。
株式に投資をして、
利益があがるという勝算があるのなら、
実践すべきです。
しかし、勝算も立たないうちに、
一か八かに賭けると身を滅ぼすという教えです。
つまり、感情に任せて売り買いしているようでは、
一時的な利益が出ても最終的には
資産をなくしてしまうのです。
「勝算」つまり勝てるかどうか
わからないときは、どうすればよいのか?
これは老子がこのような言葉を
残しています。
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「敢(かん)に勇なれば則(すなわ)ち殺し、
不敢(ふかん)に勇なれば則ち活(い)かす。」
(老子)
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同じ勇気であったとしても、
前進することは身を滅ぼす。
後へ退く勇気は、
わが身を活かすということ。
これは投資家にとって、
絶対に守りたい「勇気」と言えます。
普通、「勇気」といえば、
困難を恐れずに前へ進む度胸と
思われがちです。
確かに奮闘精神は大いに
讃えられるべきことです。
しかし、勇気とはしばしば
自滅の原因ともなりかねないということです。
勇気があっても自滅してしまえば、
元も子もないということです。
敵とぶつかって明らかに相手の力が上、
このままだと負けると見極めたら、
即座に撤退して、戦力を温存する。
という教えを説いています。
私たちの投資戦略でいうと、
「投資をして想定外の動きになり、
利益が取れるかどうかの勝算がなくなった場合は、
早めに損切りをして撤退する」
ということかもしれません。
無理をしないで早めに徹底して、
戦力を温存する。
情勢は常に変化し、
マーケット環境も変化します。
「チャンスは必ずまた来る」
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このような撤退の決断こそ
本当の勇気なのだと、老子は教えています。
一時的な含み損を見て、
「まだ行ける(かも)」
と自分にポジティブな言葉を浴びせて、
勝算のないポジションを持つことは、
長期含み損になるかもしれません。
勝算が立たないときは、
あえて後に退く。
この勇気を持つことを
重要視すべきです。
「算」とは計算の「算」です。
つまり、相場での読みのことであり、
確かな計算に基づく行動でなければ
賢明な処世とは言えません。
もしあなたが、これから投資をしようとするのなら、
自分なりの勝算があることを数値化してみることを
オススメします。
また投資をした時に、読みとは別の動きをした場合、
一旦撤退する勇気を持つことをオススメします。
損切りは恥ずかしいことではありません。
損切りとは一生付き合っていくことになりますが、
賢人の撤退を投資家として磨くことこそが、
勝てる投資家、生き残る真の投資家と言えます。
勝率8割の投資には、孫氏の兵法の
教えが散りばめられています。
堀北晃生
追伸:
寒い冬は終わり、
暖かい春が訪れてきました。
もう少し待てば桜の時期到来ですね。
楽しみです。
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■堀北晃生(ほりきたあきお)プロフィール
大暴落相場で大損・・・と悔しい思いをしてきた投資家を、最短6ヶ月で「勝率8割・平均10%以上のスキルをマスター」させる投資コンサルタント堀北晃生です。「割安株を見つけるためにいろんな情報を集めたが、思ったように利益を出せなかった」・・・と悩んでいる投資家に、3年間毎月のように成功実績が上がっている実績を元に、「4つのチャートテンプレート」を見るだけで、面白いように利益を出せるようになる「魔法の投資戦略」をお伝えしています。「株式投資で利益を出したいが結果が出ない」や、「塩漬け株から脱却したい」などのお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ無料WEBセミナーに参加してください。
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・大衆心理の裏を突く「空売りの魔術師」
・次世代金融システムのファシリテーター
全国トップ5%に入る富裕層向けの資産運用アドバイザーとして外資系のプライベートバンクで2004年より活動を開始。
資産運用や投資顧問会社へのコンサルティング、個人投資家向けのクローズドな情報発信に携わる。
そこで培った知識と経験が評価され、現在は個人投資家からプロトレーダーまで、投資のアドバイスや情報発信を行っている。
プロトレーダーと個人投資家の情報格差を埋めるために、シークレット勉強会を少人数で展開しながら、大学との共同研究で急騰株の天井から空売りを仕掛ける独自の手法を開発。
民間企業の資産運用コンテストで500万円を15億円まで増やして優勝したことも。
こうした活動を通して、日々変化する投資の世界においてナンバーワンであることにこだわり、株式市場の最先端をリードする活動に情熱を注いでいる。