先物手口から読む、相場の方向性

2015.7.11
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こんにちは。
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From:中野英
都内の自宅より、、、

 

本題の前に・・・
今週水曜日に終了した、僕のWebセミナー

多くの方にご参加いただき、
おかげさまで大反響で終えることができました。

本当にありがとうございました!

これからもみなさまの
お役に立てる情報を発信していきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

今週は、世界情勢に翻弄された一週間でしたね。

※ 『ギリシャ問題、解決せず』ということで、月曜日に大きく下げ
※ 『国内機関投資家(公的資金)』と見られる買いで、火曜日に上げ
※ 『約半数の中国株が売買停止』になったことに絡む
  《換金目的》と見られる《現物売り》で、水曜日に大きく下げ
※ その《現物売り》が継続して《9:30》まで大きく下げるも、
  『売り打ち止め』になったあとは『公的資金』と見られる買いで、急速に戻した木曜日
※ そして、《ファストリ》で下げ、今週先物を売り続けていた《外資系証券の買戻し》で上げ、
  ギリシャ問題の《イベント回避目的の売り》で下げの金曜日
 

非常に疲れる一週間でした・・・。

とにかく悪い材料が重なったことが大きかったですが・・・

※ 『火曜日の上昇』のあと、再び下げるのではないか?
・・・という可能性の高さは、実は、あるところに表れていました。

 

今日は少し、皆さんにとって馴染みの薄い

《先物の手口》

について、書こうと思います。

皆さんは、以前、
証券会社内の人間に限って《手口》を
リアルタイムで見られたことをご存知でしょうか?

ちなみに《手口》とは・・・

※ 《売買した証券会社》と《その売買した数量》を表示したもの
・・・つまり、『どこの証券会社が、どの銘柄を、どれだけ買った(売った)』という情報です。

当然・・・

※ 大手証券会社や外資系証券会社の方が、より多くの注文を出しますから
・・・その情報で、その日のトレンドを推測することも出来たわけです。

『不公平だ』ということで、
現物株の手口は《非公開》になりましたが・・・。

今は、引け後に《先物の手口》だけ一般公開されています。
 

どのようなものか、載せてみます。

【7月6日 日経225先物手口】
7月6日 225先物手口

【7月6日 TOPIX先物手口】
7月6日 TOPIX先物手口

これが、ギリシャ問題で下落した、
今週月曜日の先物の手口です。

《モルガン》あたりの売りが目立ちますね。

皆さんもご存知かと思いますが、
アメリカの大手投資銀行です。

当然、顧客の運用資金も大きく、
相場への影響力は相当のものがあります。

《ABNクリア》はオランダ、《ニューエッジ》はフランスにある、
短期売買を繰り返すヘッジファンドご用達の証券会社。

その他色々ありますが、
証券会社によって、顧客層に特色があったりします。

TOPIX先物の買い越しが目立つ《BNPパリバ》。

フランスの金融機関ですが、
手口が見えていた頃、
この証券会社が日本で取り扱う資金の大部分は・・・

※ 日本の年金(公的資金)

・・・でした。

『大きく下げた日には、必ず目立って買い越し』

という特徴を見る限り、
今現在も取り扱っているのかもしれません。

まぁ、こうして見てみると・・・

※ 外国人投資家が売り叩いてきた可能性が高い
・・・と見ることが出来ます。

そして、翌《7月7日》は上昇しましたが、このような手口でした。

【7月7日 日経225先物手口】
7月7日 日経225先物手口

【7月7日 TOPIX先物手口】
7月7日 TOPIX先物手口

日経225先物で目立つのが・・・

※ 野村・みずほの買い
・・・野村の買いは、やはり《国内機関投資家の買い》のように思われます。

みずほも、恐らく《国内系》でしょう。

そして、売り手口で目立つのは《外資系証券》。

つまり、このような構図になっていることが、見て取れます・・・

※ 外国人投資家の売り VS 国内機関投資家(公的資金)の買い支え

ここで、投資家の特徴を挙げてみます。

※ 外国人投資家は、
買う時は『買い上がり』、
売る時は『売り叩く』

※ 国内機関投資家は、
『買い支え』はするが、
基本的には『買い上がらない』

さて、このような構図で火曜日は上昇しましたが、
今後『上がる』か『下がる』か。

賭けるとしたら、どちらに賭けますか?

『売っていた外国人投資家が、明日買い戻してくる』と見て
《上》と考えることも、出来なくはないですが・・・

普通は、《外国人投資家の売り継続》と考えます(笑)

※ いつまで売り続けるのか
※ そのまま《売りっぱなし》か、どこかで《買い戻すのか》
※ 買い戻すのは、どのタイミングなのか

その判断はまた、実戦で《傾向》を掴んでいくことになるのですが・・・

※ 大きな影響力を持っている《投資家の動向》を探る
・・・その上で、この《手口》は、非常に有効な情報です。

 

今後は、手口も使って・・・

☆ 今、誰が買って、誰が売っているのか
・・・それをイメージしながら、相場を見ていってほしいと思います(^◇^)

中野英

 

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