From:中野英
都内の自宅より、、、
2015年も、最後の週に入りました。
社会人となって以降、運用の世界に
従事してきた自分にとって・・・
※ 人の前に立つということ
・・・それは、新鮮であり、
やはり『違う』と感じた部分でもあり。
やはり、個人投資家の皆さんと交わった上で、
最も違和感を感じたことは・・・
※ 自分たちは、相場の『中』に答えを求める
※ 一般の個人投資家の方々は、
相場の『外』に答えを求める
・・・《必勝法》を求めると
言い換えてもいいかもしれません。
よく考えてみてください。
そんな物があるのなら、世界中で
『しのぎを削っている』投資家達は《無能》ですか?
皆さんは、その世界の投資家達より
『有能である』と断言できますか?
必勝法が欲しければ、
『世界中の誰よりも・圧倒的に』能力のある人物を見付け、
教えて貰い自分自身に落とし込むことです。
皆さんの今後の投資人生がより
良いものになることを、願っています。
今日は、《薄商い》の時の動きから、
相場の動きを考えてみたいと思います。
ちなみに、下のチャートは、《先週木曜日》から
《昨日月曜日》までの3日間の、日経JASDAQ平均の5分足チャートです。
【12月24~28日 日経JASDAQ平均 5分足チャート】
昨日を境に、全く別世界の動きに
なったように見えますが、この3日間とも・・・
※ 薄商い
・・・この点については、ほぼ同じです。
それにも関わらず、
どうしてこのような動きの違いが生まれるのか。
今さらの話でもあると思いますが、
この3日間の動きを、分かりやすく書いてみると・・・
※ 12月24日・25日 売り《小》 VS 買い《極小》
※ 12月28日 売り《極小》 VS 買い《小》
・・・こんなところだと思います。
下げた日は、売り叩く向きが多かったわけではないが・・・
※ 『買い上がるような買い』どころか、
『買い支える』ような買いすらない
上がった日は逆で、買い上がる向きが
多かったわけではないが・・・
※ 『売り叩くような売り』どころか、
『上値を抑える』ような売りすらない
まさに、このような環境だったかと思われます。
となると、現状・この先を考えるにあたり、
様々なことが考えられます。
まずは、現状・・・
※ 決して《強い》わけではない
・・・あくまで《売りがない》から上昇しただけであり、
押し上げるパワーが強かったわけではありません。
そこから、この先のいくつかのシナリオが・・・
※ このまま、フワフワとした上昇が続く
※ 新規の買い手が現れ、本格的な上昇へとなっていく
※ 《戻り売り》が出てきて、上昇が止まる
※ 《売り叩く》ような売りが出てきて、再び下げる
・・・このような感じで、《薄商い》という
『要素が少ない』状態に少しずつ『参加者を加えていくと』、
株価の動きがより鮮明に見えてくるはずです。
あとは、その時の《相場環境》や、
その銘柄の《需給》から・・・
※ ここら辺りでは買いが?
※ ここら辺りでは売りが?
・・・という、もう少し詳しい
シナリオを描いていくことになります。
何かを作る時、《骨組み》から
だんだんと外側を固めていくように、株式市場も・・・
※ 薄商いという《骨組み》から、
その後の動きを描いてみる
・・・このほかにも、様々な基点から、
ストーリー作りを試してみてください(#^.^#)
それでは、良いお年をお迎えくださいませ(^◇^)
中野英