【第4話】上昇株を見つける「コバンザメ投資法」

2019.3.11
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From:堀北晃生
丸ノ内のオフィスより、、、

こんにちは、堀北晃生です。

前回の講義では、クジラバリュー理論を
お話させて頂きました。

大きな流れに身を任せる
コバンザメ投資法についてお話しましたが、
理解できましたか?

本日は、上昇株を見つける方法の
4つ目をお伝えします。

上昇株を見つけるキーワード ○除とは?

今回は「○除」というキーワードです。

前回まではアルファベットでしたが、
今回は漢字ですね。

この一番目に来る漢字が何か、
イメージできますか?

その答えは…

答えは「解除」です。

なぜ、解除という言葉が
上昇株を見つけるキーワードになるのか、
これからお話させて頂きます。

上昇する株には2つの要因があります。

1.期待が集まり上昇するもの

2.期待はしていないけど仕方なく上昇せざるを得ないもの

通常は人気の銘柄を見つけるために
最新のニュースを探し、
その銘柄を見つけます。

みんなが期待すれば上昇するということで、
1番目の期待する銘柄を見つけます。

しかし、「期待はずれ」で
思うように上昇しなかったり、

高値掴みしてしまい、
損をすることもありますよね。

しかし、2番目の
仕方なく上昇してしまうという方法を
見つけたらいかがですか?

株価が「上昇せざるを得ない状況」
または、「仕方なく上昇する条件」です。

これを見つければ、
効率的に上昇する銘柄を
見つけることができます。

空売りという仕組みはご存知ですか?

空売りとは自分で株を持っていなくても、
証券会社から株を借りてきて
マーケットに売りから入るという方法です。

株価が高いときに株を借りて
1,000円で売ったとします。

しかし、借りたものは
返さなければいけないですよね。

そこで、市場から買い戻し、
証券会社に返済します。

この時に、買い戻す価格が600円だったら。

1,000円−600円=400円(利益)

このように、株価が下がると
空売りで利益を出せます。

証券会社からは株を貸し借りの
約束だけしておりますので、
株価がいくらかは関係ありません。

(例)

自分:「ドコモの株を1万株貸してほしいんですが…」

証券会社:「はい、わかりました。お貸ししますね」

証券会社:「ただし、6ヶ月以内に返済してくださいね」

自分:「わかりました。6ヶ月以内にドコモの株を1万株お返しします。」

こういう流れです。

今はネット株でクリックひとつでできますので、
こういった会話はありませんが、
イメージはこのような感じです。

証券会社とは株を貸し借りの契約をして、
6ヶ月以内に返済するという約束をしただけです。

つまり、ここで重要なのが
「6ヶ月以内に返済」というルールです。

ここ最近のネット証券などでは
「無期限空売り」といって、
期限のない空売りもできるようですが、

基本的には6ヶ月以内に
返済しなければいけません。

巨額のお金を運用する
機関投資家(銀行・保険・証券会社)の
運用担当は、さまざまな銘柄に
空売りを仕掛けております。

うまくいくものもあれば、
うまくいかないこともあります。

空売りをしてうまくいかなかった銘柄でも、
期日の6ヶ月以内には
買い戻しをしなければいけません。

この大口機関投資家が
買い戻しの「買い」を入れるときが、
株価が上昇するポイントなのです。

こういった銘柄を見つけて、
一気に大量の買いを入れる団体を
仕手株といいます。

現在はその影がほとんどありませんが、
こういった仕手株集団は
空売りの返済を狙って買いを入れてきます。

これを「踏み上げ相場」といいます。

巨額の資金をもった機関投資家が
空売りを解消したタイミングを
知ることができれば、

上昇するブレイクポイントを
見つけられますよね。

そのブレイクポイントを見つける方法を、
これからあなたにお伝えします。

それは…

空売りネットです。
https://karauri.net/

検索で「空売り ネット」
などで検索をすると、
一番上に表示がされます。

ここのページの上に表示されている
「空売り返済」をクリックします。

そうすると、機関投資家が
空売りをして返済した履歴を、
一覧で見ることができます。

どこの機関投資家が、
何の銘柄をどのタイミングで
何株買い戻したのか?

こういった情報が丸見えです。

実はこのサイトは元外資系証券会社で
トレードをしていた人が、

個人的にデータを見たいために、
自動的に抽出してサイトに
アップしたものです。

知っている人は少ないですが、
これをうまく活用すれば、
大口投資家の返済を見つけられ、
なおかつブレイクポイントを見つけられます。

機関投資家が空売りを解消したタイミングで、
上昇トレンドに転じる可能性があります。

株価が徐々に上昇して、
機関投資家が仕方なく
損切りの返済注文を入れた。

その足跡を見れば、
上昇するスピードが加速する。

大きなものに身を任せておけば、
その恩恵をうけられる。

これを「コバンザメ投資法」といいます。

まとめです。

1.機関投資家の空売り解消を調べる
2.カラウリネットでリサーチする
3.上昇トレンドになっている銘柄をマークする
4.大きな流れに身を任せる

たったこれだけです。

とてもシンプルですね。

ちょっと待ってください!

この理論はここで終わりではありません。

先程上昇株を見つけるキーワードは
「解除」にあると言いましたよね。

その解除のキーワードと
上昇株の相関関係について、
お話いたします。

上昇株を見つけるためには、
国の規制を利用するという裏技です。

外資系の証券会社が
日本で営業を開始するときに、
一番最初にやることは何でしょうか?

それは、その国における金融法を
徹底的に調べるということです。

日本における金融法
アメリカにおける金融法
イギリスにおける金融法
シンガポールにおける金融法

このように国によって金融法がことなるため、
やっていいこととやってはいけないことの線引は、
金融商品取引法にあるということです。

つまり、金融商品取引法を徹底的に調べると
チャンスがたくさんあるということです。

その中で今回は一つ、「解除」にまつわる
上昇株の見つけ方をお伝えします。

そのキラーキーワードとなるのが

増担保規制(ましたんぽきせい)です。

増担保規制という言葉は聞いたことがありますか?

初めて聞いたという人でも安心です。
ここからわかりやすく解説いたします。

通常信用取引で株を買う場合は、
買いたい金額の約3分の1の現金またはそれ相当の
証拠金を入れる必要があります。

例えば、300万円分の株を信用買いをしたい場合は、
3分の1の約100万円の現金があれば買い付けができます。

しかし、増担保規制になるとどうなるのか?

増担保規制とは、
増すという言葉と担保という言葉を
組み合わせています。

つまり、「通常3分の1でよかった担保の比率を
2分の1まで割増しますよ」ということです。

そのため、300万円の株を買うには2分の1である、
約150万円分の現金またはそれ相当の担保を
用意しなければいけなくなります。

そうすると、新規で参加する人が少なくなるので
株価が下がりやすいですよね。

チャートで見るとこのようなイメージです。

上昇し続けた株が急激に下がってしまったチャートは
ご覧になったことありませんか?

増担保規制になることを基準に
株価が大きく下落するということです。

なぜ増担保規制になると株価が下がるのか?

そのポイントをまとめてみましょう。

1.現金を保有している人が少なくなるため
2.規制を目安に利益確定売りをする人がいるため
3.下がりだして恐怖で売ってしまいたい

このように一度下がった株は売りが売りを呼び、
急激に下がりだすのです。

上昇する時よりも下落するスピードが加速するのは、
人間の「恐怖」という感情のエネルギーが集中するからです。

なぜ増担保規制というものが
そもそもあるのかを、
ここで見ていきましょう。

この規制をかけているのは、
日本取引所グループのJPXです。

JPXは急激に上昇しすぎた銘柄に
規制をかけて株価を冷まします。

昔は株価が10倍になるものがたくさんありました。

20倍、30倍と上昇する株がたくさんあると、
全くの素人がそういった株を買って
大損することがあります。

そういった、無知な投資家が
株で大損することを救うための
弱者救済の処置が、増担保規制なのです。

国はそういった個人投資家を守るという
使命があるのです。

こちらは日本取引所グループ
JPXが公表しているホームページです。

ここでは現在増担保規制になっている
銘柄の一覧が見れます。

「信用取引に関する規制を行っている銘柄」
というページでは、

現在、増担保規制になっている
銘柄を見ることができます。

増担保規制というものは、
ずっと規制をかけているわけではありません。

加熱しすぎているときには規制をかけて、
株価が収まった頃に規制を「解除」するのです。

この規制の解除になると、
通常通り3分の1の金額で買うことができるため、

こういった銘柄を「買いたい」という人は
買いやすくなりますよね。

そうです。

この増担保規制が解除になった瞬間を見つけて、
買い付ける個人投資家や中規模の
ファンドがいるということです。

将来的に魅力がある銘柄で、
増担保規制が解除になれば、

買いたいという人は
再び買い付けてくるということです。

増担保規制の解除がそのブレイクスルーの
ポイントであったということです。

まとめ2

1.急激に上昇し増担保規制になった銘柄をリサーチする
2.将来的に魅力があり割安銘柄かを調べる
3.規制解除後の一時的な買いを見極める

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【第4話】上昇株を見つける「コバンザメ投資法」へのコメント

  1. 目から鱗の、分かりやすく、ご丁寧な解説、ありがとうございます。

  2. 空売りとは誰でもできるのですか?
    資格とかあるのでしょうか?例えば証券会社にストックしてある資金がいくら以上であるとか。
    一日で何百円も上がる銘柄、もっと株数を持っていればと思ったこと、何回もあります。

  3. 銘柄選びに再現性の高い情報の取り方を始めて解説して頂きました。自信を持ってトレード出来る様に一歩一歩成長したい。年輪を刻み今更と言う気持ちは全く無いのが可能性だと感じています。有難うございます。

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