株価が上がる理由は知らなくていい

From：Mr.K
沖縄の妻の実家より、、、
注：移動したのではありません。説明はコメント欄にて。

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さて、株についての本題ですが、、、

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株価をどう予想していますか？
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おそらく日本人のほとんどは、
企業の業績を予想し、
業績が良い企業の株を買おうと
していると思います。

しかし、、、

今このコロナ自粛の状況で
本来は赤字の企業が大量にあるはずです。

赤字ということは、
PERなど計算すらできないわけです。

それなのに株価は
それなりの価格を維持しています。

企業業績から目標株価を
算定していた方にとって、
この状況は意味不明かもしれません。

そうなんです。

目標株価っていうのは
壮大なインチキだったということが
今回明らかになったのです。

ちょっとした批判を覚悟で
持論をお話ししますと、

１、企業業績を予想して
２、予想した業績から株価を予想して
３、割安な株を買う

っていうステップを踏んだ場合、株式投資で成功する確率は壊滅的に低いと思います。

なぜかというと難しすぎるから。

企業業績を予想して、って簡単に書いていますが、企業業績を予想することは立派な経営者でも難しいことです。

こういうビジネスがこれから伸びるっていう予想をすることは、誰にでもできます。

ただし、予想です。

ソフトバンクグループのビジョンファンドが大損して問題になっているのは皆さんもご存知と思いますが、

あの天才社長の孫さんですら、企業の未来予想には大失敗しているわけです。

あれだけ情報網を持っていて、優秀な部下も多く、ご自身も頭脳明晰な孫さんですら業績を予想できずにいる。

それなのに、私を含めて「普通」な人に会社業績の予想なんてできるはずがない、と私はずっと思っています。

なんとなく予想できた感じがすることはあると思います。

「ほら！あの会社、成功すると思ったんだよー！」って言うのは簡単です。

ただ、そのセンスだけで株式投資に挑むのは無謀すぎだと思います。

そして、百歩譲って会社業績の予想ができたとしても、そこから株価を予想するのはもう一つ高いハードルがありますよね。

業績が上がれば必ず株価が上がるわけではないからです。

なぜって、株価は、未来の業績を織り込んで上がっていることがあるからです。

ですから、業績の分析、すなわち四季報とか決算内容とかを読み込んで株式投資で稼ぐことはめちゃくちゃ難しいと言い続けています。

じゃあどうやって投資するの？っていう質問には、こう答えます。

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株がなぜ上がるかなんて知らなくても勝てる
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夕方のニュースとかを見ると、こうこうこういう理由でどこどこ会社の株が上がりました、とか、こういう理由で日経平均株価が反落とかっていうことが、もっともらしく書いてありますが、あれは99％デタラメです。

なぜ上がったかというと、それは、成行買い注文が成行売り注文よりも多く入ったからであって、

なぜ成行買い注文が多く入ったのかを調べるためには、実際に成行買いをした人に一人ひとり動機をインタビューして回らなければならないはずです。

理由なんて人それぞれのはずだからです。

だから、買われた理由を予想することはできても、実際のところどうかは基本的に誰にもわからない。

このことは、あのcisさんの本にも書かれています。

だから、理由なんて知らなくていいのです。

そうではなくて、本当にやるべきなのは、なんだかわからないけれど買いが加速度的に集まっているものに便乗させてもらうという発想です。

知りたいのは、これから成行買い注文が殺到するかどうかであって、その理由ではないんですよね。

これをCLEAR TRADE理論では、株における「慣性の法則」を利用すると呼んでいます。

以前から言われていたことですが、メディアがそれらしく報道する内容は、事実っぽいけれど実際はただの予想であることが多分に含まれています。

株式投資をする上でも、何が真実なのかをしっかりと腰を据えて見定める姿勢が大切です。

それではまた次回。

GOOD TRADE!!

Mr.K

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Mr.K

・ジャパンインベストメントスクール講師
・専業トレーダー

慶應大学大学院修了。某大手企業でサラリーマンとして仕事に燃える側ら、将来の資産形成のためにと思い2013年に株式投資に挑戦。有名な投資塾に入って必死に勉強するも、初年度は面白いくらい惨敗し追証を何度も経験。一度は投資を辞めようと思ったが、あまりの悔しさに諦めきれず、9日間の夏季休暇をすべて費やして朝9時から夜12時まで過去の株価チャートを見続けた結果、資金の流れに注目すれば再現性高く株価の未来を予測できることに気づく。その後研究を続け、経済学や金融工学を使った世間の投資手法とは一線を画した「物理学的アプローチ」による『CLEAR TRADE』理論を開発。また、9割以上の人が大敗して負けるメカニズムを数学的に解明し、厳密な資金管理理論を独自に発明。投資技術を論理的に解析・解説することを得意とし、WEBセミナーでの質疑応答はわかりやすいと人気。理論を応用し、自らAIインジケーターも開発。平日は朝8時から夜の22時まで働く現役バリバリのサラリーマンであったため、1日わずか10分の作業時間でできる投資スタイルを基本とし、それでも月利20％以上を安定的に稼ぎ出していた。2016年10月に会社を退職し独立。現在は、かつての自分と同じように株式投資でなかなか結果を出すことができない人の役に立つべく、スクールでの指導や個別コンサルなども行っている。これまでに1,000名を超える指導実績があり、自身のコミュニティに300名以上の参加者を抱えている。投資だけでなくビジネス、生き方についての考え方にも定評がある。2020年には、資金管理の原理を端的に解説した文章が、Quora（※）の投資関連質問でのベストアンサーに選ばれ、書籍に掲載された。