相場格言「Sell in May」の本当の意味

2020.5.5
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From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、

こんにちは、パリティです。

5月に入り、GW中ですが
自粛の影響で解放感は
全くない状況ですね。

と言っても、私はGWに
休んだことがありません。

安く買って高く売るトレーダーを
生業としている私としては、

GWに旅行=高値掴み

という感覚がありました。

GWに旅行したことは一度もないのですが、
外食すらなかなかできない今年は
そんな私にとっても例年とは大きく違う感覚です。

ちなみに、私は飲食店も経営していますが
全店休業しており、実はコロナショックで
大打撃を受けている一人でもあります。

経営者、個人も大きな転換が
求められる時代となりましたが
お互い乗り切りましょう。

さて、そんな最中ですが
5月というと相場の格言で
『Sell in May』という
言葉がありますね。

5月は株式相場が下がりやすい

為替も連動して動きやすい

ということなのですが、
本当にこの格言は正しいのか?
検証をしてみました。

過去5年間のドル円相場の推移をご覧ください。

2019年5月

2018年5月

2017年5月

2016年5月

2015年5月

直近5年分のチャートを見ても、
傾向らしいものは見られないですね。

この格言、実は続きがあるんです。

Sell in May, and go away; don’t come back until St Leger day.

「5月に相場が下がる」といっているのではなく、
「5月に売ってLeger day(9月第2土曜日)まで戻って来るな」

つまり、相場が高い5月に売って9月に買え
という意味だったのです。

そもそも米国株における格言なわけですから
必ずしも日本株に影響があるワケではない、
と言えます。

この“勘違い”は他の格言でも
当てはまるかもしれませんね。

現在、ドル円の中期トレンド的には
下落方向です。

今年はSell In Mayが実現してボラが出てくれる
ことを祈っていますが、果たしてどうなるのか、
推移を見守りたいと思います。

パリティ

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