From:高子
都内のMy Salonから、、、
皆様こんにちは、高子です。
「値動きの因果関係」について
お話ししたいと思います。
トレードというものは、
相場の動きや情報等に惑わされて
思考が彷徨ってしまうものだと思います。
例えば、
「売り優勢の情報が多いとき」
今月15日は、NYダウの急落を受けて
日経平均もつられる展開になりました。
メディアでは、
「コロナ第2波の懸念で波乱展開か?」
など騒がれていましたが、
翌日には急騰、そしてレンジ相場に。
売り思考で相場参戦している方も
多かったと思います。
ただ、悲観的ムードがあるうちは
得てして下げないのが相場です。
格言にも「相場は理外の理」といって、
相場は必ずしも通常考えられる
理屈通りには動かない。
つまり、計算通りには
いかないということですね。
しかし、私たちは
先見の明を持たなければ、
マーケットの動きに翻弄されることになります。
そうならないためにも、
相関関係と因果関係の違いについて
知る必要があります。
その違いについて、
簡単ですが説明したいと思います。
相場に翻弄される大多数の方は、
相場を相関関係(※ボラティリティ)でしか
見ていないのではないでしょうか。
つまり、過去チャートの
直線的な動きだけを参照し、
まだ見えぬやや先の値動きを想定していて、
押し目や戻り売りの重要値など、
とても大事な情報であるはずの因果関係を
ほぼ見ていないということです。
なので、エントリーの自由度が高い
ポジポジ病になってしまいます。
これでは相場に
翻弄されてしまいますよね。
過去と相関する値動き
(ここではボラティリティのことを言います)は、
確かに一致する場面もありますが、
単なる偶然もまた存在します。
一方、因果関係は「原因と結果」に
繋がりがある関係として
明確に定義することができ、
失敗トレードを極力減らすことができます。
もう一つに、
私は値動きを掌握するうえで
大切だと思うことの一つに、
単純さの原理、シンプルに思考することも
トレードに取り入れています。
相場には最低限、
必要でない余計な存在があります。
例えば、ノイズという値動き…
そうしたものは
削ぎ落とすというか、
切り捨てるようにしています。
「複雑だからこそのシンプルな思考」
これが大切なのではないかと思います。
では、今週も良いトレードができますように。
高子
・ジャパンインベストメントスクール講師
・専門分野:日経225先物、FX
京都府生まれ
大阪の大学を卒業後上京。
主に美容系の仕事に就いた後起業し、経営者として活動。
2013年、知人の外資系金融トレーダーからの紹介で、先物・為替取引において日本で五指に入るある人物と出逢う。金融一家という出自もあり、日経先物225のトレードに没頭。その人物の元で毎日10時間、日経先物225取引を学び、経営とトレード、半々の生活を送りはじめる。その後、為替取引も学びはじめる。先物・為替ともに頭角をあらわし、その人物から弟子として認められる数少ない存在となる。
トレードを開始して7年目を迎える現在は、日経先物225を主戦場とする専業トレーダーとして密かに活動している。