為替と株の関係、教えます。

2016.3.17
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From:不動修太郎
マレーシアのホテルにて、、、

株式、為替、商品という相場はお互いに
影響しあっていますね。

もっともよく知られているのは、
ドル円の為替と平均株価である
日経225の連動性でしょうね。

この事は日本の株価予想の上で
とても大切な要素なので、私のセミナー、
ブログで何度となく取り上げてきました。

平均株価が下がるとそれにつられて
多くの銘柄が値下がりすることが多いものです。

日本経済全体を見渡すと、
円高になると輸入品が安くなる、
日本人が海外旅行に行きやすくなるなどの
メリットがあります。

この事はマスコミに登場する学者が
指摘していますし、理屈としては正しいです。

その一方で、これまでの為替と株価を見ていると
為替が円高になると日経225が下がり、
逆に円安に動くと日経225が上がった事が多かったですよね。

その経験則から今後も同じように動くと予想できるのです。

ですから、相場の値動きは経済的な理屈、
理論に合わない動きをすることがあります。

相場を動かすのは、学者さんではなく、
相場に参加している投資家だからです。

そして投資家は、相場を予想するために
色々な情報を集めますが、その投資家の経験を
元にして相場の予想をしています。
 
相場の中で大きく動いている、
あるいは歴史的な安値、高値を付けると
注目を浴びますね。

原油価格のチャートを見て下さい。

原油価格

原油価格は今年の2月に1バレルあたりの価格が
26ドルという歴史的な安値を付けました。

上の図で矢印を付けた所が底でしたが、
その前後でオレンジ色の直線で描いているように
値動きが英語のWの字を描きました。

このように値動きが底値圏でW字型を描くと
その後は上昇に転じることが多いものです。

私はその値動きからして原油価格が
上がると予想していました。

チャートに追加した破線は前回に揉みあった節目と
なる価格ですが、この価格を抜いて上昇しました。

このように節目となる価格をあっさりと
抜くということは相場の勢いが強いということです。

このようにチャートから値動きを
予想することも経験が元になります。

これから原油価格を押し下げる
ニュースが出て来なければ、という
条件がつきますが、原油価格はまだ上がりそうです。

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