From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、
こんにちは、パリティです。
前回の続きです。
「過去チャートとテクニカルの
当てはまり具合だけを見て、
有効性を判断していくことは危険」
ということを申し上げました。
理由としては以下の2点です。
1:過去チャートは終値ベースで表示しているため、
リアルタイムのローソク足の動きが見落とされがちになる
2:テクニカルツールの表示も終値ベース
という状態で表示されているため、途中の動きを加味した
エントリー決済ポイントとズレが生じてしまう
前回のお話しした内容はこちらです。
これに対して、私は以下の2パターンの
方法を取るようにしています。
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その1:フォワードテストを実践する
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非常にシンプルな答えですが、
実際に動いているチャートで検証してみて
どのくらいのパフォーマンスとなるか
測定する方法です。
これを無視して、いきなり
実戦投入される方もいますが
非常に危険です。
まずは途中経過の値動きを加味しても
同様のパフォーマンスとなるかどうか、
確認することが大切です。
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その2:実戦でも終値だけでトレードする
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過去チャートと全く同じように判断できる方法は、
終値が確定した瞬間に判断し、
トレードするという方法もあります。
この方法であれば、常に確定値をベースに
判断しているため、過去チャートで検証した状態と
限りなく近い状態を再現することが可能です。
しかし、終値トレードの欠点としては、
ローソク足が動いている最中では
エントリーや決済ができない。
という制限が付くことになるので、
若干不便に感じるかもしれません。
また、「移動平均抜けで決済」とやりたくても、
抜けた足が確定するまではどれだけ大きく
含み損が出ていても決済できない。
というのはなかなかストレスフルな
やり方かもしれません。
・・・・・・
上記2パターンご紹介しましたが、
過去チャートの検証時にとにかく
ルールはなるべく細かく設定する。
そして、リアルタイムのローソク足や
テクニカルの動きを加味した検証は
できないことを認識していきましょう。
特に直近の移動平均線や
ボリンジャーバンドの傾きなどを
判断材料にしようとすると、
過去チャートで勝って実戦では負ける
という事態に陥りがちです。
丁寧な検証が大切なお金を守る
ことになりますので、
この辺りはしっかり対策を立てていきましょう。
パリティ
追伸:
前回と今回のお話は開発者目線での
トレード理論でしたので難しく感じたかもしれませんが、
私のトレード方法自体はすごくシンプルです。
長期的な利益を出していくためには、
必然的に再現性が高い手法でないと続きません。
その方法をお伝えする場をご用意していますので
興味のある方はご参加ください。
↓
http://japan-i-school.jp/jim/kujira_200822/
・ジャパンインベストメントスクール講師
・現役プロトレーダー
・専門分野:FX
高校卒業後、携帯電話販売会社に勤務し、1ヶ月で400件以上の契約を獲得しトップセールスとなる。サラリーマンの傍ら始めたFXでは何度も破産を経験するものの、必死の思いで相場を研究し、2009年独自の手法を開発する。その後は安定した利益を出し続け、勝ち組トレーダーの仲間入りを果たす。高校時代の同級生と共にFXトレーディング用の法人を設立し、以来6年間専業トレーダーとして生活を送っている。講師としても5年以上の経験があり、日本全国で多数の教え子を輩出している。生徒が相場の原理を理解し、自力で利益を出せるようになるまで教え続けるといった徹底した指導スタイルに定評がある。教え子とは、講師と生徒の関係を超えて、飲み仲間や釣り仲間になることも多い。現在も現役トレーダーとして、徹底的に生活リズムを為替相場に合わせる生活を送っており、「相場にボラティリティがある間は徹夜でもトレードし続ける」ことで貪欲に利益を追求している。