手法の良否を検証する方法パート2

2020.8.18
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From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、

こんにちは、パリティです。

前回の続きです。

「過去チャートとテクニカルの
当てはまり具合だけを見て、
有効性を判断していくことは危険」

ということを申し上げました。

理由としては以下の2点です。

1:過去チャートは終値ベースで表示しているため、
リアルタイムのローソク足の動きが見落とされがちになる

2:テクニカルツールの表示も終値ベース
という状態で表示されているため、途中の動きを加味した
エントリー決済ポイントとズレが生じてしまう

前回のお話しした内容はこちらです。

これに対して、私は以下の2パターンの
方法を取るようにしています。

==========
その1:フォワードテストを実践する
==========

非常にシンプルな答えですが、
実際に動いているチャートで検証してみて
どのくらいのパフォーマンスとなるか
測定する方法です。

これを無視して、いきなり
実戦投入される方もいますが
非常に危険です。

まずは途中経過の値動きを加味しても
同様のパフォーマンスとなるかどうか、
確認することが大切です。

==========
その2:実戦でも終値だけでトレードする
==========

過去チャートと全く同じように判断できる方法は、
終値が確定した瞬間に判断し、
トレードするという方法もあります。

この方法であれば、常に確定値をベースに
判断しているため、過去チャートで検証した状態と
限りなく近い状態を再現することが可能です。

しかし、終値トレードの欠点としては、

ローソク足が動いている最中では
エントリーや決済ができない。

という制限が付くことになるので、
若干不便に感じるかもしれません。

また、「移動平均抜けで決済」とやりたくても、
抜けた足が確定するまではどれだけ大きく
含み損が出ていても決済できない。

というのはなかなかストレスフルな
やり方かもしれません。

・・・・・・

上記2パターンご紹介しましたが、
過去チャートの検証時にとにかく
ルールはなるべく細かく設定する。

そして、リアルタイムのローソク足や
テクニカルの動きを加味した検証は
できないことを認識していきましょう。

特に直近の移動平均線や
ボリンジャーバンドの傾きなどを
判断材料にしようとすると、
過去チャートで勝って実戦では負ける
という事態に陥りがちです。

丁寧な検証が大切なお金を守る
ことになりますので、
この辺りはしっかり対策を立てていきましょう。

パリティ

追伸:
前回と今回のお話は開発者目線での
トレード理論でしたので難しく感じたかもしれませんが、
私のトレード方法自体はすごくシンプルです。

長期的な利益を出していくためには、
必然的に再現性が高い手法でないと続きません。

その方法をお伝えする場をご用意していますので
興味のある方はご参加ください。

http://japan-i-school.jp/jim/kujira_200822/

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