【ついに大詰め】大統選とブレグジット

2020.10.28
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

米大統領選は
最終コーナーを超え、

ラストスパートに入りました。

大統領選は毎回興味を持って
何度も見てきています。

2008年の大統領選の時、
民主党のオバマ指名候補の対抗馬は、

共和党指名を受けたマケインでした。

マケイン候補は、
ジュリアーニ、シュワルツネッガー
という強力な予備選を退け、

指名を受けています。

キリスト教福音派の信者であった
アラスカ州の女性知事サラペイリン
を副大統領候補に選定したこともあり、

優勢に進めていましたが、
オバマ候補に敗れました。

支持率もあてになりません。

誰が調べたのか、
どうやってしらべたのか、
明確ではないし、

そもそも、

サンプリングの人気投票ですから、
サンプリングできるだけの
統計有意な数を、

選挙人登録を行っている
人だけを母集団として、

まんべんなく任意抽出する
のは不可能なのです。

実は私、オバマ大統領(初戦)も、
トランプ(4年前)も、外しています。

正確な情報が伝わらないぶん、

相場を当てるよりも
はるかに難しいことだと思います。

二人のうち、
どちらかが勝つに決まっています。

が、

なかなか当てることができません。

「俺は当てた」

と日本で豪語する人は多いのですが、

当てるだけであれば、確率50%ですから、
サルでも当てられます。

その方法で、毎回あてているのか、
が重要なのです。

前回(トランプvsヒラリークリントン)
を当てたメディア、あるいは予想屋
はごくわずかでした。

その予想屋も、その8年前の
オバマを当てているかと調べると、

外しているのです。

サルが二回連続当てる可能性は、
(1/2)^2 =25% 。

結果だけをみると、多くの予想屋は、
偶然当てるサルにも劣る、

ということになります。

(ちなみにわたしは、
政争予想屋ではありませんよ)

米国に集中ばかりもしていられません。

10月31日は、EU側が定めた
離脱協定交渉の最終日です。

本年12月31日に、
離脱する際の条件交渉が
まとまってもまとまらなくても、

英国はEUを離脱します。

そもそも、
いままで何度も期限を定めて、

そのたびにズルズルのびて
今日まできているのですから、

またズルズル
伸ばす可能性も高いでしょう。

ブレグジットに関しては、
最終コーナーを回っても、

どうせまた延長プレイがあり、
コーナーは用意されているのです。

もう、延長プレイは
数回やっているのですから。

しかし、こちらのほうは、
英国がぷかぷか動いて太平洋に移動

するわけでもなく、

離脱した後でも交渉はできる
のですから、

期限が過ぎたらすべてが終わり
というわけでもありません。

なにしろ、

英仏100年戦争をした間柄ですからね。

奥村尚

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