実体経済と乖離する今の相場…

2020.12.18
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From:MAX
都内のトレーディングルームより、、、

こんにちは、MAXです。

現在の相場状況は、一時の上昇が収まり
今後どうなるかという状況です。

大きな動きはまだありませんが、
そろそろ調整があっても
おかしくないと思っています。

なぜなら、
今年の相場を振り返ると、

株価が実体経済ではなく
金融政策を反映する相場だったからです。

本来であれば、
経済状態や企業の売れ行き、
成長具合で株価は反映されていくものです。

しかし、コロナショックによって
あれだけロックダウンなどをして
経済が停滞したにもかかわらず、

株価は最高値を更新しました。

この背景には、
中央銀行の影響が大きいです。

仮に、 不景気になったとしても
中央銀行が株価買い支えてくれるという
確固たるコンセンサスがあったからです。

その結果、投資家たちの資金が入り、
株価が上昇したと考えられます。

とはいえ、
実体経済がコロナウイルスの状況を
無視できない規模になってきました。

アメリカや欧州では
ロックダウンをして店内飲食は
ほぼ禁止となっています。

3月のロックダウンと遜色ないレベルで
封鎖が行われている状況になっています。

さらに、東京でも昨日、
800人の感染者が確認され
過去最多を一気に更新しました。

医療機関の状況を見るに
再自粛をせざるを得ない状況は
避けられないと思っています。

政府は経済を優先し、
ワクチンができるまで
緊急事態宣言を出さず、

できるだけ経済活動に
支障をきたさずに政策を進めてきましたが、

医療機関の逼迫具合を見るに
大規模な封じ込めが必要になると
個人的には思っています。

また、株式市場でも、
いつ大きな調整が来るか、

手掛かりを探している
状況になっています。

日本政権が、
「もう流石に限界だ…」

「緊急事態宣言を出して封鎖しないと
これ以上は公的サービスが回らない…」

となった時が、株価下落の1つ材料になるかもしれません。

ただ、そういった状況になる前に、
株価が織り込んで下げ始める
ようになると思います。

市場というのは、常に株価を
動かすための材料を探して、

実態が伴っているかはともかく
株価を上下させたいという所が
あると思っています。

コロナの状況が悪くなって株価に
もう一度影響が出てきそうなので
注意していきましょう。

金融政策的には株高、株価にはプラス要因ですが、
実態経済との乖離が大きすぎるので
いよいよ調整があるのかなと思います。

それでは、また来週のブログで。

MAX

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