From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、
こんにちは、パリティです。
いやー・・・
最近は株価もドル円相場も
上昇相場が続いていますね。
トレーダーにとっては
非常に取引しやすい時期
かと思いますが、
今回は株式の取引における
パフォーマンスの分析について、
少し触れていきたいと思います。
例えば、
個別株をいくつか売買し、
100万円を元手に投資して
10万円(10%)の利益
を出したとします。
この10%というのが
パフォーマンスになります。
多くの投資家は、
「お金がどれぐらい
増えたか/減ったか」
という、絶対収益が
プラスであれば
今年はうまくいった、
マイナスであれば
今年は失敗だった
と判断する方が
多いと思います。
しかし、
これは本当にそう
言えるのでしょうか。
例えば、
2020年の日経平均株価は
15%程度上昇していますので、
自身であれこれ考えて
株を選んで売買するよりも、
何も考えずに日経平均に連動する
投資信託を購入していた方がより
稼げたということもできます。
また逆に、
収支がマイナスであっても、
日経平均が20%下落する中で、
自身の株の損失が10%で
抑えられているとしたら、
株の選定が上手だった
ということになります。
特にこの10年間は、相場自体が
上昇基調だったこともあり、
個別株を売買している方でも
比較的利益を出せた方は
多かったと思いますが、
ぜひご自身の過去のパフォーマンスと
日経平均やTOPIXのリターンを
比較してみてください。
継続的に日経やTOPIXを上回る
リターンを上げている方は、
自信を持って良いと思います。
逆に下回っているようであれば、
「たまたま相場が良かった」
ともいえるので、
今後の取引きについて
見直した方が良いかもしれません。
ちなみに、
このような考え方は
あまりFXでは使われません。
(少なくとも私は聞いたことがない)
というより、
「為替平均」的な
指数もないですし、
為替レートはあくまで
通貨の交換レートなので、
株とは少し性質が違う
部分があるのだと思います。
なのでFXの場合はシンプルに
「どれぐらい勝ったか/負けたか」
で判断すればよいかと思います。
ぜひ、ご自身の取引きを
見直してみましょう。
パリティ
・ジャパンインベストメントスクール講師
・現役プロトレーダー
・専門分野:FX
高校卒業後、携帯電話販売会社に勤務し、1ヶ月で400件以上の契約を獲得しトップセールスとなる。サラリーマンの傍ら始めたFXでは何度も破産を経験するものの、必死の思いで相場を研究し、2009年独自の手法を開発する。その後は安定した利益を出し続け、勝ち組トレーダーの仲間入りを果たす。高校時代の同級生と共にFXトレーディング用の法人を設立し、以来6年間専業トレーダーとして生活を送っている。講師としても5年以上の経験があり、日本全国で多数の教え子を輩出している。生徒が相場の原理を理解し、自力で利益を出せるようになるまで教え続けるといった徹底した指導スタイルに定評がある。教え子とは、講師と生徒の関係を超えて、飲み仲間や釣り仲間になることも多い。現在も現役トレーダーとして、徹底的に生活リズムを為替相場に合わせる生活を送っており、「相場にボラティリティがある間は徹夜でもトレードし続ける」ことで貪欲に利益を追求している。