日本がデフレになったのはなぜ?

2016.5.30
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From:不動修太郎
東京の自宅にて、、、

私が子供の頃、つまりは大昔の
昭和の30年台から50年台は
日本はずっとインフレでした。

1972年までは、
欧米のメジャーと呼ばれる石油元売り大手をはじめとする勢力が
産油国で油田を掘り当て、その原油を掘る独占的に掘る権利を押さえていました。

そういう大資本が安定して原油の価格を押さえていましたので、
日本での石油価格は安定していました。

ところが中近東を中心とする産油国が団結し、
OPECを結成して力を付けました。

OPECが欧米メジャーと交渉できる力を持ったので、
石油の価格を大幅に引き上げたのです。

これを「オイルショック」と言いますが、
日本では急激なインフレとなりました。

それがどれほどの
衝撃だったのかと言うと、、、、

日本の総合卸売物価は1973年に15.6%、
翌1974年でなんと31.4%上昇しました。

また消費者物価指数は1973年11.7%、
1974年で23.2%上がったのです。

しかもこれは1年間の平均なので、
短期間には年率換算で30%以上のインフレで、
『狂乱物価』とまで言われました。

こういう凄まじいインフレは、
日本の30歳までの人達には実感しにくいでしょうね。

この頃には「日本経済は石油価格が上がり過ぎて
もう全てがダメになる」という悲観論が巻き起こりました。

その頃は社会に不安が広がり、
石油の値段とはあまり関係の無いトイレットペーパーが
店頭からまったく無くなるという社会現象が起きました。

だけど良く考えてみると、いや考えなくてもわかることですが、
原油の価格が高くなったのは日本ばかりではありません。

世界中のガソリンの値段が高くなったので、
燃費のいい日本車が売れるようになりました。

日本の春闘というのは自動車、電機労連など
大企業の労働組合の賃金引上げ運動の事です。

最近では春闘というのは死語に近いですが、
当時の春闘での賃上げ率は1973年が20%、
1974年で33%上昇でした。

春闘は大企業の賃金引上げなので
多くの産業の平均ではありませんが、
当時の日本の大企業の賃金の
引き上げ率はインフレ率を上回っていたのです。

例えば1972年に年収が500万円の人ならば、
翌年には年収が600万円!

その翌年はそれの33%アップなので、
798万円という計算になります。

春闘の賃金アップは平均なので、
役職が上の人はもっと給料が上がった人が多かったのです。

日本の経済が発展し、人口が増えていたので、
当時はインフレになったと言われています。

それは正しいけれど、
石油をはじめとする資源の価格が
上がっていたことも大きな要因でした。

ですから今は地下資源の価格が
一時期よりも大きく下がっているのが
日本のデフレの原因の一つでしょう。

ある国がインフレか逆にデフレになのかで、
その国の通貨の為替は影響を受けます。

ですからFXで勝つためには、
その通貨を使っている国のインフレ率、成長率を調べることが大切です。

不動修太郎

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