気づいた時にはもう遅い

2023.2.20
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From:Mr.K
ドバイの自宅より、、、

おはようございます。Mr.Kです。

今日は少し面白い話をします。

思考実験(頭の体操)です。

・・・

このブログでは、
私はトレード講師として
記事を書いていますが、

実は、私はトレード講師以外にも
社長として7つの事業を持っています。

トレードもその事業の1つですが、
残りの6事業は、すべて実業です。

新しいことに挑戦することが
純粋に好きで、
どんどん挑戦して気づいたら
今の状況になっていました。

社長をやっていると、
社長の知り合いが増えてきます。

個人企業から上場企業まで
色々な規模の会社の社長と会ううち、

面白いことに気が付きました。

ものすごい頭がいい社長でも、
投資詐欺には結構あっている
という事実です。

特に最近は、
暗号通過系の投資詐欺が横行しているので
被害に遭う社長が増えています。

「なんでこんなに頭がいい社長が、
こんな投資詐欺に引っかかるんだろう・・・?」

と疑問なのですが、

人工知能(AI)開発をしていて、
その理由の1つがわかりました。

トレードを長年やった人でないと
見破れない詐欺の手口があるのです。

それは、、、

===========

一定期間の投資実績を出して、

「ほら、実際に勝っていますよ。
だから、詐欺じゃないです。
投資しませんか?」

と言う手口がそれです。

・・・

???

・・・

「え?どこが詐欺なの?」

と思うあなた、危ないですね。
引っかかる予備軍です。

さて、どこが詐欺だと思いますか?

ちょっと考えてみてください。

・・・

ちなみに、
提示している実績は本物である

という前提です。

・・・

本物の実績を見せて、
「勝っているので大丈夫ですよ」
と言われると、

投資経験のない頭のいい人は、

「証拠があるなら大丈夫かな」

とあっさり信用してしまうのです。

私の社長仲間にも、

いくつもの投資話に投資して、
すべて破綻したという人が結構います。

「実際に勝っていたんだけれど、
予想外のことがあってさ・・・」

みたいなことを言うのですが、

私に言わせれば、
そもそも実績証拠だけで
投資するかを判断してはいけないのです。

トレードだとちょっとわかりにくいので、
サイコロを振ることに例えます。

例えば、あなたの友達が、

「ねえねえ、見て見て!
昨日サイコロ振った動画を撮ったんだけど、
5回連続1が出せたんだよ。」

と言ってきたら、
あなたはどう思いますか?

「へえ!サイコロで1を出す方法を
見つけたってこと?」

・・・とは、ならないですよね。

「へえ。すごい偶然もあるもんだね!」

と思うはずです。

極端に言えば、
トレードでも同じことなのです。

トレードを長くやっている人は
共感していただけると思いますが、

長いことトレードをしていると、
ありえないくらい連勝することがあります。

5連勝
6連勝
7連勝・・・

でも、そういうときに、

「私は、トレードの天才だ!」

と舞い上がって、
多くの人がその後資金を吹き飛ばします。

アマチュアの個人トレーダーだけでは
ありませんよ、

プロトレーダーの集まる
プロのファンドですら、
似たような過ちを起こすことがあります。

例えば、

LTCM(Long-Term Capital Management)
というヘッジファンドが有名です。

運用チームに
ノーベル経済学賞受賞者たちを集め、
高度な金融工学理論を駆使して、
組成から数年は驚異的な成績を記録。

運用開始から4年間は、
凄まじい運用成績だったのです。

しかし、

5年目にまさかの悲劇は起こります。

アジア通貨危機の結果起きた
予期せぬ市場の変動により、
大きな損失を出して破綻してしまったのです。

↑5年目に、嘘みたいな急落で破綻。

ちなみに、LTCMは
詐欺でもなんでもなく、
大真面目なきちんとしたファンドでした。

それでも、
こういう結果に終わっているのです。

ここから学んでほしいのは、

「投資では、過去の実績は未来の保証にならない」

ということです。

普通の仕事では、
こういうことはあまり起きません。

過去4年間、営業成績抜群で、
5年目にいきなり営業成績0には
普通考えてなりにくいですよね。

それは、外部環境が
急激に変化することがないからです。

でも、投資の場合は違います。

外部環境の変化
予想の範囲をはるかに超えることが
日常茶飯事なのです。

だから、

過去に勝てていたという証拠が
どれだけあったとしても、

未来に勝てる保証には
全然ならないのです。

実際、私もAI開発で
様々なロジックで売買シミュレーション
を繰り返していると、

半年くらいの期間なら、
勝ち続けることは結構あります。

つまり、

勝ち続けるのが半年で良ければ、
勝てる売買ルールというのは、
死ぬほどたくさん存在するのです。

でも、3年勝ち続けるロジックとなると、
一気に難易度が上がるのです。

ある期間勝つけれど、
ある期間はそれ以上に負ける・・・

殆どの売買ルールが
そういう結果に終わっていくのです。

もう少しイメージしやすく言えば、

例えば、押し目買い戦略を取るとして、

「最高値から10%下落したら
押し目買いをする」

という売買ルールにした場合、

押し目が10%〜12%程度に
収まっている期間は、
それこそ面白いほど勝てるのですが、

押し目が9%以下になると、
そもそもエントリーのタイミングが
なくなりますし、

押し目が15%以上に広がると、
ロスカットした後に上昇を始める
最悪の状態に陥ります。

じゃあ、押し目を何%に
設定すればいいかと言えば、

汎用的に通用する答えなど
存在しないのです。

ちょっと考えればわかるはずです。

株価や為替の押し目率が
決まっているわけがない。

もっと言えば、

もし決まっているなら、
大企業がとっくに分析で発見していて、
実行するので、

すぐにその押し目の法則が
崩れ去るのです。

ですから、断続的に売買ルールを
変えていかなければならないわけです。

あるいは、

一定の相場環境のときしか
トレードをしないように、
コントロールする必要があります。

・・・

なのに、近頃のインターネット上の
詐欺商材は本当にひどいです。

実績の開示が1年以内のものは、
確信犯だと思ったほうがいいですね。

開発をやっていれば、
1年以内の実績が何の実績にもならない
ということはわかっているはずだからです。

本当にまともな投資であれば、
リスク管理とセットであるはずなのです。

・資金管理
・分散投資
・万が一のときのストッパー

そうしたことが不可欠です。

私のセミナーに来た方なら、
売買ルールだけでは
勝てないということがわかると思います。

でも、

こういうことって、
実際に自分で長期間トレードをしないと
なかなか気づかないものです。

だから、詐欺が横行する・・・

このブログを読んでいる方は、
賢く資金を防衛してほしいものです。

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GOOD TRADE!!

Mr.K

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