From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
今年も、
残すところ半月を切りました。
Y2024に入ってからの、
世界の主要株価を見ておきましょう。
日欧米の主要株価指数を、
1月4日=100として指数化したものです。
日本はNk225,米国はNyダウとNasdaq総合、
欧州はドイツDAXを代表として
プロットしています。
一番調子がよいのは、
Nasdaqです。
米国経済をけん引しているのは
ITなので、そのITが中心になっている
Nasdaqは株価が好調です。
(ちなみにNYdowは、
30銘柄で構成されますが、
NYSE銘柄だけではなく、
Nasdaq銘柄も数多く入っています),
そのほかの、NYdow,DAX,NK225は、
年末の今の時期の値としては、
すべて同じような位置にいます。
ただ、今年の推移としてみてみると、
それぞれまったく異なる推移を
してきました。
年末でゆっくり過ごせる時間も
あることでしょうから、
ぜひ皆さんも、
1年の相場の振り返りを
してみてください。
ここでは、相場の推移を細かくみるのはやめて、
おおざっぱな動きと
来年の見通しをまとめておくことにします。
NK225は、年初から春にかけて
一気に20%を超えましたが、その後低迷し、
夏には一時25%を超えて推移したものの、
その後大きく下落し、
実に年初来マイナスになります。
その後持ち直し、今に至っていますが
マイナス圏まで推移したのは
NK225だけです。
実際、2024年の経済成長は、
OECDの世界経済見通し(12月版)では、
2024年はマイナス0.3%となっています。
ただ、経済は好調ですし、
来年も景気は継続し、
企業の投資も継続し、
企業利益の増加も
見込める状況です。
欧州をみてみると、
昨年から停滞が続いていましたが、
2024年に入り回復してきており、
僅かながらも
プラス成長を果たしました。
当初懸念されていた
景気後退を回避したわけです.
OECDの発表では、
欧州の景気は継続
金利の低下も継続する見通しで、
物価の安定と相まって、
低成長ながらも引き続き
成長は継続する見込みになっています。
経済が低成長でも、株価が好調なのは、
株価が今年の成長を反映したものではなく、
来年の成長を想定して
先取りして上昇したものとみています。
米国は、2024年も景気が好調で、
今年はインフレも抑制に成功しました。
この勢いは来年も継続するのは確実です。
加えて、新政権による減税なども
期待できます。
少なくとも、日欧米に関しては、
2025年も引き続き、
良い年になる感じですね。
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。