相場の《リスク》とは一体何なのか?

2015.2.14
Share:

From:中野英
都内の自宅より、、、

昔、北海道を長いこと
旅した時期がありました。

特に理由はなかったけれど、
北海道の広大な土地を
満喫してみたくなって。

ただ、時期が冬で、
ひたすら寒かった・・・。

でも、食べ物は
いくら・うに・かに
美味しいものばかりでした!

そのとき、北海道に行ったのは
ちょうど今くらいの時期でした。

たくさんの出会いも経験したものです。
なんとなくフラっといく旅って普通は
ほぼ経験することはないと思います。

これが思った以上に記憶に強い
出来事が多く本当に良い経験でした。

早いもので2月も中旬に入ってきましたね。
たまには暖かさを感じる日も出てきました。

『三寒四温』という言葉が思い浮かぶ
ような気候ですが、相場の方も
まさに『三寒四温』ですね。

日替わりで、
《上がったり・下がったり》・・・

特に、新興市場で好成績を収めていた
投資家が、苦戦を強いられているようです。

《DAICHI君》とも新興市場銘柄の
話をするので、最近旬な銘柄の
値動きはある程度追っていますが・・・

ストップ高の翌日にストップ安をしたり、
頻繁にふるい落としがあったり。

とにかく、一筋縄では
いかない銘柄が多いです。

そもそも、《上がり続ける・下がり続ける》
動きという方が、稀なのであって・・・

上げ下げを繰り返すことは、
《健全な相場》の証と言えると思います。

ただ、上げ下げを
繰り返すという動きは・・・

※リスクが高い割に、
リターンが上がらない

・・・そういう結果になりがちです。

特に、《スイングトレーダーが陥る罠》ですね。

そこで今日は、『リスクを抑える取引』
というものを掘り下げてみたいと思います。

以前ブログに書きましたが、
相場の世界において最も大切なことは・・・

☆ いかに《リスク》を抑えるか 
⇒ いかに《損失》を防ぐか

・・・という一点に尽きます。

ただ、今更そんな表面上
の話をしても仕方ないので・・・

《リスク》を抑えるということを相場に
当てはめて、実際どのようにすれば
良いのかを考えてみます。

まず、《リスク》という言葉を
置き換えてみましょう。

《リスク》とはつまり・・・

※ 『不確定要素』

・・・と言い換えることが出来ます。

『株式市場』の不確定要素を挙げたら
きりがなくなってしまうので、
《需給》においての不確定要素に
焦点を絞ります。

《需給》とは、
『売り方・買い方のバランス』です。

※ 『放出される《株式》と流入する
《資金》の、金額のバランス』

放出される《株式》が多ければ
『株価は下がり』、流入する《資金》が
多ければ『株価は上がる』。

買い方にとっての《リスク》とは・・・

※ 突如として、放出される
《株式》が増えること

※ 突如として、流入する
《資金》が減ること

売り方は、全くその逆です。

ここで・・・

現在値が《過去25日間の高値と安値の
ちょうど中間》かつ《25日移動平均線上》
にある銘柄があるとします。

※ 評価益と評価損の投資家数は、
おおよそ半々。

※ 心理は、『上がって下がって、
次はどっちだ?』

次に、売り方・買い方のどちら側に
援軍が付くかで、その後の流れが
決定すると言っていい状態です。

《不確定要素》=《リスク》と
考えてみると、『リスク高い状態』と
言えるでしょう。

東証一部の主力株でしたら、
読みが外れたとしても、
大した痛手にはならないと思います。

しかし、新興市場銘柄においては、
それが致命傷になることもあります。

では逆に、買い方にとって
《リスク》がない状態とは?

それは、ただ一言・・・

※ 《売り手》がいない状態

・・・『多くの株主にとって、
《売りたい》と思うような
環境ではない状態の時』です。

それを判断する上で、
とても重要な要素が
《株主の平均単価》です。

『売りたい』と思いやすい投資家を
《評価損益》を基準にして羅列してみると・・・

① 《評価損》の投資家

② 《評価益》の投資家

③ 《評価損益》がない投資家

・・・となると思います。

日本の投資家の思い込みとして、
下落トレンドが長ければ長いほど、
リバウンドも大きいだろう
という考え方がありますが・・・

※ 下落トレンドが続いているということは、
ほとんどの株主が《評価損》

・・・ということですから、『売りたい』投資家が
大量に控えていると言うことが出来ます。

つまり、下落トレンドのリバウンドを
狙うというスタイルは・・・

★ 買いが入らず、下落が続くリスク

★ 買いが入って上がってもすぐに
売りが出てきて、大して上げずに
また下げるというリスク

・・・を背負っていることになります。

『上げにくくて下げやすい』
これほど割に合わないスタイルはない
と言うことになります。

売り手が大量にいることが
はっきり分かっているのですから、
《買うリスク》を考える以前の
問題かもしれません(笑)

このような銘柄は、《絶対に買わない》か
《売りで取る》ことが、
《リスク》を抑えることになります。

今日の話は、ここまでにします。

次回に、この話の続きを
書きたいと思います。

乞うご期待です。

-中野

関連記事

Pick Up!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です