オプション取引の専門用語、わかりますか?

2017.2.28
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From:谷口洋章
自宅の書斎より、、、

こんにちは、谷口です。

オプション取引を行っていくときには
当然仕組みを覚える必要があるのですが
仕組みとともに専門用語を覚えていきます。

初めて聞く言葉が多いのですが
仕組みを覚えるために必要なので
少しづつ覚えていきましょう。

まずは

・「原資産」

株式取引などはそのものに価格があります。

オプション取引は何かの価格を元に取引をしますので
その元になっているものの価格の事を「原資産」と呼びます。

資産が株式であれば 株式オプション、
金利であれば 金利オプション、
通貨であれば 通貨オプション
日経オプション取引は、
その名の通り「日経平均」を元に計算されます。

・「コール・オプション」

原資産を買う権利

・「プットオプション」

原資産を売る権利

オプション取引とは、
このオプションという権利を売り・買いする取引のことです。

オプションの買い手はオプション料(プレミアム)を
オプションの売り手に支払い権利を得ます。

コールオプションを買った場合、
原資産の市場価格が上がるほど利益は
無制限に発生します。

一方で市場価格が下がって
買い手にとって不利となった場合は
原資産を買う権利の行使を放棄できるため、
リスク(損失)は常に支払うオプション料に限定されています。

オプションの売り手は
取引所が指定する証拠金を差し入れることで、

オプションを販売出来るようになり、
オプション料(プレミアム)を
買い手から受け取る事が出来ます。

売り手はプレミアム代金を約定後すぐに受け取ることができますが、
利益はこの受け取ったプレミアム限定されます。

一方、売り手は買い手の権利行使には必ず応じなければなりませんので、
損失は無制限に発生する可能性があります。

・「権利行使」

原資産を買う権利、売る権利を約束した日に実行すること

・「権利行使価格」

SQ日に日経平均がいくらになるかを予想するための価格表

・「SQ日」

毎月第2金曜日
最終取引は第2木曜日

この日までに日経があがるか下がるかを予想します。

・「アット・ザ・マネー (ATM) 」

原資産が権利行使価格付近にある状態

・「イン・ザ・マネー (ITM) 」

原資産が権利行使価格を上回っている状態。

・「アウト・オブ・ザ・マネー (OTM) 」

原資産が権利行使価格を下回っている状態。

・「本質的価値」

権利行使価格と原資産の価格差

・「時間的価値」(タイム・ディケイ)

SQ日までの残存日数で決定される予想値

・「プレミアム価格」(オプション価格)

「本質的価値」+「時間的価値」

専門用語が多いのでわかりにくく感じますが
まずはここを押さえておくと
具体的やっていくときの理解が早くなります。

雰囲気だけでも良いので、ある程度は
掴んでおきましょう!

谷口洋章

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