From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
新年度になりました。
かなり多くの法人が本決算を終え、
その報告作業に追われていることでしょう。
みなさんは、決算をしているでしょうか?
2016年4月1日の投資元本が、
1年後の2017年3月31日に、
いくらの利益が実現できましたか?
あるいは、いくらの評価益が出ましたか?
複式簿記ができる人は、BS PLを作成できるでしょうし、
簿記の知識がない人でも、
元本いくら、
追加元本いくら、
途中引き出しいくら、
と計算してゆけば、利益の計算はできると思います。
こうして1年を区切って、
数字で客観的に評価するのはとても重要です。
利益の基準は、2通りあります。
まずは、基準を0(元本)に置く観点。
元本割れは論外です。
大負け、大敗北です。
元本より増えたぞ、と喜んでいる人も、
水をさすようですが甘いですよ。
普通に株式にだけ投資をしている場合、
基準(ベンチマークといいます)はTOPIXかNK225に置きます。
TOPIXで計算すると、2016年4月1日は1343.24で始まり、
2017年3月31日に1512.6で引けたので、
リターンは (1512.6-1343.24)/1343.24 = 12.6% となりますね。
株式投資を1年間したきた場合、
TOPIX型の投資信託やETFを買えば
誰でも実現できるリターンです。
一年間のみなさんの評価は、
この12.6%のリターンを超えたかどうかをまず考えます。
もし、この基準に至っていない場合、
一年間も仕事をしてきたのに、
何の努力もせずにETFを買った人に
負けたことになるのですから。
数字が全ての投資の世界において、
評価方法は簡単、答えも合格か不合格だけ、明快です.
勝った人は、まずは合格です。
おめでとうございます。
合格した人は、今年もこの調子でいきましょう。
負けた人は、不合格です。
「努力したんだけどな。
お金も時間もかけて勉強したんだけどな。
いや、まだ習得していないからだ。
そうだ。
やり方は正しのだけれど、
その成果がまだ出ていないだけなんだ。。。。。
今年はもっと努力して、この先もがんばろう!」
こう考えた人は、今年度も同じ事を繰り返し、失敗するでしょう。
もう一度書きます。
(日本株に1年間投資してきた人は)、
収益率=リターンが、市場の基準値である
12.6%に至らなかった場合、
あなたは負け、です。
負けた人は、今年勝つために、
不合格であった事をまず認め、
その理由や原因を明確にする必要があります。
まずは、冷静に客観的に評価してみましょう。
1年間というのは、かなり長い期間です。
その一年をかけて取り組んだ成果が、
基準値に達していない場合、
基準に達することができないやり方を
したからだ、ということなのです。
これを修正、あるいは変更する必要があります。
こんな感じで自己と客観的に対話してはいかがでしょう。
あなた
「おなじやり方で大きく勝った人が
大勢いるのだから、今年こそうまくいく」
対峙するあなた
「そのやり方で負けた人と
勝った人の違いはどこにあったかな? 」
「勝った人達は、その方法だけで勝っていたかな?
その勝ち組になる確率は十分に高いかな?」
「わたしが、また一年取り組んで、
今年こそ勝てるといいきれるかな?」
努力すれば良いというものではありません。
結果が伴わない努力は無意味です。
いや、むしろ、時間もお金も浪費したのですから、
マイナスの仕事をしたといっても良いでしょう。
そのことに早い段階で気づき、
修正することこそが、
今年成功できる、近道だと思います。
ではまた。
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。
奥村先生、こんにちは。
厳しく心に突き刺さる言葉の数々ですが、この世界で生き抜くためには当然のことですね。
自分の1年間の取引の決算を出して見直して参りたいと思います。
ありがとうございました。
2016年、銀行預金より良かった自分、
ビギナ-だから、プラスになっただけ
でもいいじゃん!
って思ってましたが、えっ、負けだった・・・
悔しいので、姿勢を正さなきゃだめなんだ。