From:パリティ
大阪のトレーディングルームより、、、
JIS読者の皆様
こんにちは。パリティです。
今回は成功するために理解しておくべき、
勝ち負けに対する、プロの考え方を
お話ししていこうと思います。
これからトレーダーになる方が
どのようなことを考えながらトレードすべきか、
方向性を見極める手助けになればと思います。
あらゆる投資において必要な考え方は、
目先のトレード一回一回に対して、
いちいち一喜一憂しないということです。
どうしても初心者の方は、
プロは勝率100%近い成績を取っていると
勘違いされている場合が多いですが、
投資において、勝率100%を実現することは
絶対に不可能ですし、
それを目指すことも間違っています。
トレーディングのプロであればあるほど、
勝率は全く重要な要素ではないことを知っています。
トレードしていれば、場合によっては
3連敗や5連敗することだって普通に発生するのです。
このような事態が起きた時にこそ、
トレーダーとしての資質が試されます。
投資を始めたばかりの方はこのような連敗を経験すると、
今までの自分のトレーディングスタイルに自信がなくなり、
徐々にトレードの調子を崩し、
自滅してしまう方が大半かと思います。
「トレードは常に勝つもの」という感覚が頭にあると、
少し負けただけで動揺し、
このような局面でさらなるトレードの悪化を招いてしまいます。
一方でプロはというと、
あらかじめ膨大な過去データを使い、
勝率を計算した上で、判断を下します。
自分のトレーディングスタイルの場合、
実現するであろう勝率や勝ち金額等を
あらかじめ計算したうえで、実際のトレードに取り組みます。
最初から負けを織り込んだうえで計算しているのです。
勝率が1/3のじゃんけんであっても、
時には3連敗や5連敗することもあるように、
時には調子が悪い期間が発生することも
事前に織り込んでおきます。
そうすると、実際に負けた時にも全く動じることなく
トレードができるのです。
これは勝った時も同様で、
大勝利した時であっても、いちいち感情的にならずに、
淡々と作業としてこなしていくのです。
トレーダーにとって実際の売買は
あらかじめ決められたことを実施するだけの「作業」であり、
エキサイティングを求めるアトラクションではありません。
ビジネスとしてトレーディングをとらえるのであれば、
このような、ある意味では冷めた考え方を貫くことが、
成功するためには必要な要素であるように思います。
皆さんも、直前の勝ち負けに心奪われることなく、
全体の流れや、勝率をあらかじめ計算に入れておき、
冷静にトレードに向き合っていきましょう。
パリティ
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・現役プロトレーダー
・専門分野:FX
高校卒業後、携帯電話販売会社に勤務し、1ヶ月で400件以上の契約を獲得しトップセールスとなる。サラリーマンの傍ら始めたFXでは何度も破産を経験するものの、必死の思いで相場を研究し、2009年独自の手法を開発する。その後は安定した利益を出し続け、勝ち組トレーダーの仲間入りを果たす。高校時代の同級生と共にFXトレーディング用の法人を設立し、以来6年間専業トレーダーとして生活を送っている。講師としても5年以上の経験があり、日本全国で多数の教え子を輩出している。生徒が相場の原理を理解し、自力で利益を出せるようになるまで教え続けるといった徹底した指導スタイルに定評がある。教え子とは、講師と生徒の関係を超えて、飲み仲間や釣り仲間になることも多い。現在も現役トレーダーとして、徹底的に生活リズムを為替相場に合わせる生活を送っており、「相場にボラティリティがある間は徹夜でもトレードし続ける」ことで貪欲に利益を追求している。