数字のマジック

2015.4.7
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From:中野英
都内の自宅より、、、

あなたは、賭け事が
お好きですか?

自分の知り合いには、
《麻雀が好きな人》や《バカラ賭博》が
好きな方など、様々な方がいます。

あ・・・

《バカラ賭博》は日本では『違法』なので、
時々、海外でなさっているんですよ(笑)

麻雀が好きな方は、
《人との駆け引き》が大好きだそうです。

納得ですね。

だって、自分もそうなんです。

麻雀は心理戦、相手との
駆け引きだと思っています。

一見順番に牌を引いて絵柄を揃える
ゲームなので、確率のような気もしますが、
その裏には、相手との駆け引きが存在します。

相場も、システムの占有率が圧倒的に
高いとはいえ、システムを作るのは《人間》。

直接的にしろ、間接的にしろ、
私たちは常に・・・

※ 《人との駆け引き》を
しているんですね。

いかにも《麻雀》の話が
始まりそうな流れですが(笑)

ここ最近、《精神論》的な話をしてきたので、
今日はそれとは対照的な《バカラ賭博》・・・

※《確率論》の話をしてみたいと思います。

バカラ賭博でも相場でも、
《片張り》という言葉が使われます。

片張りの反義語は・・・

※ 《両張り》

・・・相場では、皆さんお馴染みの
《両建て》《鞘取り》ですね。

しばしば、《片張り》と《鞘取り》の
優位性について論じられることがあります。

ただ、《相性》なども関わってくるので、
一概に『どちら』とは決めづらいことです。

しかし今日は、《鞘取り》という
意味の《両張り》ではなく・・・

※『売り・買いを交えて、売買を繰り返す』

・・・という意味で、
《片張り》と《両張り》について考えてみます。

なお・・・

※『上値を買う・下値を売る』という
行動から生まれるコスト

※売買をするに伴う、
売買手数料などのコスト

・・・それらは、
考慮しないこととします。

《バカラ賭博》は、
『どちらが勝つか』を
当てるゲームなので・・・

※《株式市場》は、
『上がるか・下がるか』を
当てるゲーム(?)ということにします。

要素は《運》だけだとして、
最初のゲームで《上がる》
可能性は何%でしょうか?

『馬鹿にするな(; ・`д・´)』と怒られそうですが、
別に馬鹿にしている訳ではありません。

実は、とても大切なことなのです!

ちなみに、上記の質問の
答えを申し上げますと・・・

答えは・・・

☆ 50%

・・・当たり前ですね_(._.)_

では、第2ゲームで《上がる》
可能性は何%でしょうか?

※ 《上がる》か《下がる》か、
2択のゲームです。

さて、その可能性は・・・

☆ 50%

・・・では、『ありません』。

『大数の法則』というものを
ご存知でしょうか?

簡単に書きますと・・・

※ 確率50%の事象を《十分な回数(無限に)》
繰り返していくと、確率は《50%》に収束する

・・・という法則です。

つまり、《その瞬間》だけを見れば
『確率50%』なのですが・・・

※《無限の時間》の中で見ると、
『確率50%』ではない

・・・そのように表現できます。

《無限》と書くと分かりにくいので、
《1万回》という数値に置き換えてみます。

必ず、AとBが《5000回》ずつ
発生するとしますと・・・

最初にAが起こったとしたら、
残りの回数は・・・

※ Aが《4999回》 Bが《5000回》

・・・以上のようになります。

次にAが起こる確率は、
《50%》ではありませんね。

《10000回》程度で綺麗に
分かれることは実際ありませんが、
同じ事象が続けば続くほど・・・

※極々わずかながらも、確率は
《50%》より下がっていきます

では、この理論が《株式市場》に
当てはまるのかと言われたら、
当然・・・

★ 当てはまりません

確率が《50%》の
事象ではないからです(´・ω・`)

ただ、トレーダー
(特にデイトレーダー)の
話でよく聞くのが・・・

☆同じ銘柄を《買い》で複数回入ると、
《2回目》までは儲かるんだけど

★《3回目》でやられる

・・・大数の法則が当てはまる
世界ではないのです。

もしかしたら
《多少は》影響があるのかも?

デイトレードをするときは、
一方通行で儲かっている時ほど・・・

※ 次は《逆》かも

※ 次の取引は『勝つ確率が下がっている
かもしれない』から、もうやめよう。

・・・そうやって、調子に乗っている自分を
『戒めてみる』ことが、勝利への近道になるしれません。

中野英

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