From:中野英
都内の自宅より、、、
今週に入り、春らしい暖かさを
感じるようになりました(^◇^)
トレード仲間の《DAICHI》君は
昨日、江の島に行ってきたそうです。
でも、こちら東京は晴天でしたが、
向こうは曇り空だったらしく。
肌寒かったんじゃないかな?(>_<)
そうそう、たびたび、砂浜で
ゴミ拾いをするそうなのですが。
2年前くらいかな?
ゴミ拾いをしていて親しくなった方と
話をしていたら、株の話になり・・・
その方から紹介されたのが、
《高橋先生》だったとか。
そして、高橋先生から紹介を受けて、
自分が指導することになったのが
《DAICHI君》との出会いのきっかけです。
本当に、素直で優しい
男の子なのですが・・・
今思うと、あの当時は・・・
※ それまでの自分の信念・スタイルを
曲げられずに、毎日もがいていました(; ・`д・´)
それは、当然といえば当然ですね。
その方法で上手くいったこともあるでしょうし、
何よりそれまでのスタイルを変えるということは・・・
※ 自分自身を否定することから始まる
・・・それほど屈辱的なことはありません。
お読みになっている方の中にも、
『過去に失敗して再起を図る』
という方がいると思います。
しかし、
自分自身を変えるということは、
そう簡単なことではありません。
悔い改めるということほど、
つらいことはありません。
ただ、
相場には《神様》がいるんです。
☆ 神様は、『謙虚な人間』を
こよなく愛します。
《DAICHI君》は、自分と出会ったあとも、
再び退場寸前まで追い込まれましたが・・・
☆ そこで自分自身を悔い改め、
そこから驚異の復活を果たしました。
そして今は、
実行するのが非常に難しい・・・
※ 取引をしない
・・・ということも、
難なくこなせるようになりました。
《神様》は、
『強欲な人間』が嫌いです。
内から湧き出る《欲》という闇を払いのけ、
自分が神様に『生かされている』ということを自覚し、
謙虚な気持ちで相場に取り組んでほしいです。
今日は、今週の相場のテーマだった
《アンワインド》について書きたいと思います。
《アンワインド》という言葉を
聞いたことがあると思います。
簡単に言いますと・・・
※ ポジション整理
・・・《反対売買》と言った方が、
より身近かもしれませんね。
あなたは、《ロング・ショート》
という手法をご存知ですか?
ヘッジファンドなどの運用主体は、
大多数が《ロング・ショート》を採用しています。
もちろん、扱うものは
より多彩になりますが・・・
※ 必ずと言っていいほど、
何かを買えば、何かを売ります
一昔前は、CTAの《円売り・225先物買い》
というスタイルが流行っていましたね。
正確には・・・
※《円売り・ドル買い》 & 《225先物買い》
・・・これも一つの、
《ロング・ショート》と言えます。
『最近は、為替(ドル円)と株価が連動しない』
という言葉を良く耳にしますが、それは・・・
※ ファンドが、《円売り・225先物買い》
という組み合わせで取引をしていないから。
ワンセットで取引すれば、
それは同時進行しますが・・・
セットでなければ、
当然連動はしません。
至って、シンプルな話です。
ではここ最近では、どんな組み合わせの
取引が行われていたかと言えば、
値動きからの推測になりますが・・・
※為替市場では、《ユーロ売り・ドル買い & 円買い》
弱い通貨順に並べると、『ユーロ < 円 < ドル』
※ 商品市場では、《原油売り》
※ 株式市場では、《ユーロ圏 & 日本マーケット買い
(もしかしたら、それに合わせてニューヨーク売り)》
そして、ここからが最も皆さんに身近な
世界だと思いますが、日本株の中でも
《ロング・ショート》がありました。
☆ 買い『小売り・食品・薬品・陸運』
などの内需セクターの一部
★ 売り『石油石炭・鉱業
(総じて原油関連)・銀行・(鉄鋼・紙パも?)』
以上の動きをイメージしてみて、
気付くことはありませんか?
そう・・・
※ 今週の木曜日と金曜日は、
これらの動きと全く逆の動きをした
つまり、今まで積み上げてきた
《ポジション》を外しに来た(元に
戻しに来た)ということです。
自分のディーラー現役時代は、
《紙パルプ》は決まって《売り業種》で・・・
3月末の『貸し株返済』の時期になると、
決まった大量の買いが入ったものです。
市場全体が大きく下落する中で、
《紙パルプ》銘柄だけは、完全に逆走(@_@;)
皆が、買った銘柄が
下落して苦しんでいる中で、一人・・・
※ 買って、暴騰して、儲けていた
・・・という(笑)
『紙パルプは《売り》業種だから、買い戻される』
ということを知っていたので、
恐れることなく買えたんです。
実は、今週は《下げた》
イメージが強いですが・・・
※ それは《日経225》の話で、
《TOPIX》はそれほど下げていません。
つまり、《ロング・ショート》の巻き戻しが
起こっているわけですが、時価総額(金額)
ベースで見ると、それほど偏りが見られない。
先物の手口も、実はこの間・・・
※ 売り方・買い方の偏りは、
ほとんどありません
ただし昨日目立ったのが、
《メリルリンチ》の・・・
※《225先物売り&TOPIX先物買い》
の、ロング・ショート
・・・つまり、今後の『日経225 < TOPIX』
という力関係を予想していると言えます。
逆に、『メリルのロング・ショート』以外、
特に目立った動きがないということは・・・
※ 『今後の上昇 or 下落』
に関しては、判断しかねる
・・・ということなのかもしれません。
木曜・金曜の動きを見ても分かる通り・・・
※ 値嵩株が《売り銘柄》、時価総額の
大きい銀行株が《買い銘柄》
・・・となっているのですから、そういう展開の
継続を予想するのは、自然なことと言えます。
もちろん、この動きが継続するかどうかは、
見てみなければ分からないわけですが(´・ω・`)
もし、株式市場に対する更なる
《好奇心》が芽生えたならば・・・
※ ファンドのポジション
・・・なども意識して見ていって頂けたら、
より面白さを味わえると思います(^◇^)
中野英